概要
電子工作に興味があって読んだ。
非電気・電子系の理系大学院修士課程卒業の学歴であり,基本的な電磁気学については高校と大学の教養科目で習った程度だ。
この本では,電子工作入門以前という書名通り,電磁気学の基本を解説している。第1章で電磁気学の始まりの歴史がかかれており,読み物として参考になった。第2章から電子工作の具体的な知識などについて書かれている。
全体的に内容が高度であり,入門以前というわりにはある程度の知識が必要だと感じた。例えば,コンデンサーだとか,回路の構成とかオームの法則で電力計算だとか,直流・交流回路だとか専門用語はばんばんでてくる。
第1章に限れば,たしかに基本知識がなくてもある程度は読み進められる。しかし,第1章以降は読むのがしんどかった。
結論
電子工作入門以前ということで,電子工作に必要な電磁気学の基本知識を学べるかと思って読んだ。
第1章はたしかに参考になった。しかし,それ以降が全体的に難しくて自分には合わなかった。
内容的に,ある程度電気・電子の知識がある人が,知識を整理するのに役立つような本だと感じた。
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