書評☆2: 働きたくないけどお金は欲しい | 情弱向け投資啓発本

概要

  • 書名: 働きたくないけどお金は欲しい
  • 副題:
  • 著者: 遠藤 洋
  • ISBN: 9784837804833
  • 出版: 2018-06-08
  • 読了: 2020-06-27 Fri
  • 評価: ☆2
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/06/30/

評価

お金を稼ぐ方法について調べていて読んだ一冊だ。

書名の「働きたくないけどお金は欲しい」が気になって読んだ。

働かずにお金を稼ぐ方法が解説されているのかと思ったのだが,一般的な投資の勧めが書かれているだけの本だった。

具体的なことがほとんど書かれておらず,金融リテラシーの低い人向けの本だった。

末尾に,わずかに株式投資に関する話があるが,あまり情報がなく参考にならなかった。

せいぜい読み物の域を出ず,読まなくても特に問題なかった。むしろ,読む時間がもったいなかったかもしれない。

結論

投資の一般的な勧めが書かれているだけの本だった。

書名に人の欲を代言するフレーズが入っているが,肝心の具体的な中身が書かれておらず,題名負けしている本だった。

金融リテラシーの低い情報弱者向けの本だと思った。

書評☆2 サラリーマンこそプライベートカンパニーをつくりなさい | お金のソムリエ協会の宣伝が多い

概要

  • 書名: サラリーマンこそプライベートカンパニーをつくりなさい
  • 副題:
  • 著者: 坂下 仁
  • 出版日: 2019-03-10
  • 読了日: 2019-10-09 Wed
  • 評価: ☆2
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2019/11/28/

評価

プライベートカンパニーによる節税策を活用した金策を紹介している。

ところどころに漫画が差し込まれており,他の本とは毛色が若干違う。

物語仕立てで全部で4章の構成になっている。

  1. お金儲けのコツ
  2. プライベートカンパニーの話
  3. 副業や配偶者を活用したコツ
  4. 海外不動産投資の薦め

ただし,全体的に著者が主催するお金のソムリエ協会の勧誘めいた内容になっているように感じてしまった。

プライベートカンパニーを立てると節税効果が大きいというのはわかったが,ただ欠点があまり書かれておらず,いいことしか書いていないように感じてしまった。また,妻を社長にしなさいという薦めがあるが,そもそも独身なので,この方法は使えない。また,海外不動産投資も話が飛躍しているように感じてしまった。

書名にあるプライベートカンパニーを立てると節税効果が大きいというのはわかったが,何か全体的に内容が表面的で,勧誘がメインのように感じてしまった。

引用

p. 148: 3時間と7万円あればパソコン1つで会社をつくれる?

例えば合同会社をつくる際には登録免許税が6万円かかります。司法書士手数料は4〜13万円なので、トータル10〜20万円になります。

ところが、「会社設立ひとりでできるもん」では、登録免許税6万円の他にはシステム利用料・電子定款作成料だけなので、総額7万円未満でつくれます。作業自体も3時間程度で完了します (https://www.hitodeki.com)。

会社といえば株式会社ですが、こだわりがなければ合同会社にしましょう。株式会社には20〜30万円かかりますが、合同会社は7万円で済むからです。合同会社は株式会社と違って運営の手間暇も少ないし、得られる効果は株式会社と遜色ありません。

そんな合同会社ですが、簡単につくれる代わりに落とし穴もあります。設立時に定款という会社のルールを決めなければなりませんが、出資額や事業目的などは千差万別なので自分で考える必要があります。

合同会社であれば会社設立がインターネット上で簡単にできることを知った。

結論

漫画を随所に差し込みながら物語仕立てで書名にあるプライベートカンパニー設立の薦めが書かれていた。

ただし,著者が主催するお金のソムリエ協会の宣伝が多く感じ,なんだか胡散臭く感じてしまった。前評判に対して,内容がいまいちだった。

書評☆2 お金2.0 | 発展する経済システムの5の要素とは?

概要

  • 書名: お金2.0
  • 副題: 新しい経済のルールと生き方
  • 著者: 佐藤 航陽
  • 出版日: 2017-11-30
  • 読了日: 2019-10-07 Mon
  • 評価: ☆2
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/25/

評価

株式会社メタップス代表取締役社長の佐藤 航陽により書かれたお金に関する本となっている。

書籍の内容は,冒頭に記載ある通り,お金を取り巻く世界の著者の捉え方・考え方・見聞をまとめたものとなっている。

2018年半ば頃に電車内広告で大きく取り上げられており,気になっていた。図書館でも人気の本で,借りるまで半年くらいかかってしまった。前評判・話題性が高かっただけに,中身に期待していた。

しかし,期待や話題だけが先走っていて,肝心の中身は普通だった。既に書いた通り,あくまで著者のお金に対する見聞をまとめたものだ。書名がお金2.0とややだいそれたものになっているが,何か目新しいことが書かれているわけではなく,既に世の中で普及しつつあるような経済システムについて著者の考えが書かれているだけだ。

p. 28あたりに記載があるが,書名の「お金2.0」はFintech1.0とFintech2.0から来ている。1.0は従来の金融の概念に基づいたもの,既存の技術を活用したり効率化したものだ。具体的には,ロボアドバイサー,スマホ決済,クラウドファンディングなど。一方,2.0は1.0とは全く異なり,既存の仕組みを無視して新しく構築されたものだ。仮想通貨,シェアリングエコノミー,評価経済などが該当する。

読み物として普通だった。ただ,前評判が高かっただけに残念だった。

引用

p. 50 発展する「経済システム」の5つの要素

「経済システム」は、大前提として自己発展的に拡大してくいような仕組みである必要があります。

誰か特定の人が必死に動き回っていないと崩壊するような仕組みでは長くは続きません。


この持続的かつ自動的に発展していくような「経済システム」にはどんな要素があるかを調べていった結果、5つほど共通点があることに気がつきました。

①インセンティブ、②リアルタイム、③不確実性、④ヒエラルキー、⑤コミュニケーション、の5つです。


現代は生物的な欲望よりも社会的な欲望が目立ってきていて、中でも頭文字を取って3M (設けたい・モテたい・認められたい) の3つが欲望としては特に強く、これらを満たすようなシステムは急速に発展しやすいです。

発展する経済システムの特徴がまとめられていた。たしかに,発展しているサービスはこれらの要素を満たしているように感じた。

結論

電車内広告で長く大きく取り上げられており,Amazon.co.jpや図書館の予約数などから人気・話題の本であり,期待していた。

しかし,中身は著者のお金に関する見聞をまとめたものであり,これを知ったところでどうなるの?というところが多かった。発展する「経済システム」の5の要素など,悪くないところはあったものの,前評判が高かっただけに,期待はずれとなってしまった。

250ページ程度と文量も多くはないので,教養としてさらっと読むのがよいだろう。

書評:いちばんわかりやすい確定申告の書き方平成29年3月15日締切分

☆3:細かいことまで書いてある

確定申告する方法や注意点などが書かれている。カラフルで図解もふんだんにあってわかりやすい。
この本で驚いたのは,他の本では書いていない細かい内容が書かれていたところだ。

例えば,p. 042に記載されているが,会社員やサラリーマンであっても必要経費として認められる項目がある。業務に必要な,転居費,研修費,資格取得費,図書費,衣服費,交際費など。会社からの承認が必要なので若干ハードルは高いが,これは初耳だった。

まとめ

確定申告が必要な人,どういう点に注意すればお得になるかなどが書かれている。毎年出版されているようだが,内容はそんなに違いないので,古くても良いので1冊手元においておくと参考になると感じた。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/04/16/

書評:1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術

☆2:上級者向け株式投資法

新高値ブレイク投資術という株式投資法を解説しています。

過去1年の最高値を更新する場合,価格の上下幅のボックスが次の段階に移行する変革期であるので,そのタイミングで購入するという方法です。
mixiやガンホーなどスマホゲームで株価が急高騰した銘柄などが例です。

爆発力はあるとは思いますが,この投資法は以下2点の理由から難易度が高いと感じました。

  1. 急高騰する銘柄の監視が必要
  2. 値段の上下が激しい

買いのタイミングや売りのタイミングの見極めが難しく,株式投資への知識,調査がかなり必要と感じました。
株探を利用すれば,そのような銘柄の確認は簡単だと書いてありますが,やはりリスクは大きいと感じました。

参考箇所

p. 060: 株式投資で儲けるための最大のコツ

新高値銘柄は、プロ野球選手になる可能性のある逸材を発掘するようなものです。
ところで、ここでいう「新高値」とは、おおよそ過去1年程度で見た場合の高値を指しています。
新高値銘柄に注目する理由は、一言でいうと、その会社になにか大きな変化が起こっている可能性があるからです。

p. 091: 新高値更新銘柄探しは「株探」が便利

まず新高値銘柄を探さなければなりません。
私のお勧めは、無料で利用できる有望株発掘サイト「株探 (http://kabutan.jp)」です。

まとめ

読みやすく,分かりやすかったです。この投資法の理論もわかりますし,爆発力があるのもわかりました。
しかし,やはりリスクや難易度が高いと感じました。売るタイミングもあり,決算時期などはかなり神経を尖らせる必要があり,強いメンタルが必要そうです。

個人的には信用売と信用買いを活用してリスクヘッジをとった投資のほうが安定していると感じました。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/03/09/

書評:平成29年申告用あなたの確定申告

☆3:平成29年の確定申告のポイントがまとまっている

確定申告の書き方がまとまっています。確定申告が必要な人,したほうがいい人のケースごとに記載例があり,注意すべき点なども書かれており参考になると感じました。

まとめ

毎年出版されているようです。年によっては税制などに変更があったりしますが,普通に使う分には多少古くなっても大丈夫だと思います。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/02/18/

書評☆3「スマホで波乗り株投資法: 分析不要 1日3分のトレード 7年連続プラスの驚異のメソッド」:信用売買によるリスクヘッジを併用した投資法

概要

信用売りと信用買いを併用することで,利益の固定・損失の固定を行い,リスクヘッジをかけながら,より確実に利益を出す方法を解説しています。

あまりテクニカルやファンダメンタルな分析には頼らず,取引を重ねることで利益を目指しており,手軽な印象を受けました。

参考箇所

取引を重ねて利益を目指す都合,以下の条件を満たす銘柄に絞って取引することを勧めています(p. 108-109)

  1. 倒産しにくい
  2. 出来高が大きい
  3. 信用買い・信用売りの両方が可能
  4. 値動きが大きい

例えば,著者はブリジストンの銘柄に絞って取引をしており,この他にもトヨタなど国際的な大企業であれば,これらの4の条件を満たしており,向いているとのことです。

一番印象に残っているのは,投資の練習方法です(第6章)。

過去トレードとバーチャルトレードの2通りの方法が書いてありました。手順は以下のとおりです。

  1. 投資予定の銘柄の過去5年分の終値データを用意。
  2. 終値以外のデータを削除して日付と終値が並んだ状態にする。
  3. 日付と終値以外に株数と確定利益という列を追加。
  4. 終値の列を塗りつぶす。
  5. 塗りつぶしをずらしながら,取引の判断をしたら株数欄に記入,決済したら確定利益を記入。
  6. これを10回繰り返す。2回目以降は取引の傾向を変えてやってみる。
  7. 過去トレードが終わったら,バーチャルトレードもやってみる。

過去5年分を10回も繰り返すなら,けっこう手間だと感じましたが,実際にお金が動くことを考えればこれくらいの練習は必要なのだろうと感じました。

また,株価に影響を与える指標として以下の指標についても解説していました。

  • 決算発表
  • 米国雇用統計
  • 日米金融政策
  • FOMC
  • NYダウ

まとめ

全体としては,以前読んだ「株は技術だ! 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業 (相場師朗)」(https://book.senooken.jp/post/2017/12/22/)と似ている内容でした。波乗り投資法はテクニカルな面がそこまで強くなく,取り組みやすいと感じました。

ただし,相場氏の本では,よりテクニカルな内容(キリの良い株価での圧力など)が書かれており,個人的にはこちらのほうが勉強になった気がして参考になりました。

信用売りと信用買いを併用してリスクヘッジをかけるという点では共通しており,いろんな投資法で採用されている方法は有効なのだろうと考えを深めることができてよかったです。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/02/13/

書評:一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 大学教授が考えた 本気で「株」で1億円!

☆4:過去の株価推移に基づいた成功のセオリー

会計学博士でもある著者が会計学の理論を応用して編み出した株式投資方法について簡単に説明してあある。
一般の人が読むことを想定しているのか,基本的な指標についても丁寧に説明していて分かりやすかった。

大きく以下の3構成となっている。

  1. 株式投資の基本
  2. Prof.サカキ式投資法
  3. 投資法の検証・応用

決算書の見方や株式投資において重要な各種指標がどういう意味なのか?どこが大事なのかなど,丁寧にわかりやすく解説されており,初心者に優しいと感じた。

中盤から後半にかけて,この本のメインとなる「Prof.サカキ式投資法」について解説されている。この投資法は,財務体制の良好な大企業をターゲットに,株価の浮き沈みを睨みながら,買い時になったら買い占めるという方法だ。

まとめ

具体的な買いのタイミングや売りのタイミング,量などを解説しており,この通りにやればうまくできそうと感じた。

手法やなぜこうするのかというところを,過去の株価の推移などからデータを元に定量的に説明しており,説得力が高いと感じた。さすが大学教授。2010年出版ともう古くなってきているが,中身は現在でも有効と思った。

手元に一冊おいてまた参照したいと思える良い書籍だった。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2018/01/09/

書評☆4 株は技術だ! | 勝ち続けるための空売りリスクヘッジ

概要

  • 書名: 株は技術だ!
  • 副題: 倍々で勝ち続ける究極のチャート授業
  • 著者: 相場 師朗
  • 出版日: 2016-07-08
  • 読了日: 2017-12-22
  • 評価: ☆4
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2017/12/22/

評価

チャートの動きでトレードを分析するテクニカル分析に特化した本となっている。用語をきちんと解説しており,初心者にも配慮していた。

内容としては,大きく以下の3部構成となっていた。

  1. 株価の流れの読み方
  2. 建て玉のやり方
  3. 実チャートの考察

結論

勝ち続けるためには,建て玉や空売りによるリスクヘッジが大事だという趣旨が多くかかれており納得した。内容がどれも実践的でとてもよかった。

きっちりセオリー通りにやれば確かに負けにくくすることはできそうだと感じた。手元においておきたいと思える良い本だった。