書評☆3 Windows Server 2008オフィシャルマニュアル 下 | Windows Server 2008のセキュリティ,仮想化,障害復旧関係解説

概要

Window Server 2008について解説している上下本の下巻。

上巻はサーバーとかActiveDirectoryまわりの設定がメインだったが,こちらはセキュリティや仮想化,障害復旧関係について解説してある。

上巻が700ページだったが,こちらは500ページ程度でぎりぎりかばんに入れて持ち運べるレベルの大きさの本となっている。

上巻にはCDが付属しているが,こちらにはついていないので注意。

まとめ

上巻のレビューでも書いたが,元々Windows 7で役に立つ機能がないかと思って読んでみたが,あきらかにシステム管理者やWindows Serverに特化した機能の解説しかない。一般ユーザーが読んでもあまり意味はない。

必要になったときに読めばいいと思う。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/08/02/

書評☆3 PowerShellとActiveDirectoryの解説 | Windows Server 2008オフィシャルマニュアル 上

概要

Windows Server 2008の設定を解説している。Windows Server 2008は広く使われているWindows 7と内部的に同じカーネルを採用しているので,Windows 7の普段使いで役に立つ情報があるかと思って読んだ。

しかし,内容としてはやはりサーバーに関する設定がほとんどだった。そのため,一般ユーザーはあまり参考にならない。どちらかというとシステム管理者向けの本だ。

上巻の本書には,CDが付属している。この中には,原著である英語版 (Windows Server® 2008 Administrator's Companion) のPDFと,本文で言及されているPowerShellのScriptsが格納されている。

英語が読める人は,こちらのPDFで十分かもしれない。

上巻ではPowerShellを用いたシステム管理方法も書いてあったので,ここは少し役立ちそうだと感じた。

まとめ

システム管理者やサーバー管理者向けに,PowerShellやActiveDirectory関係の設定について説明されていた。一般ユーザーはあまり参考にならないかもしれないので,WIndows Serverを使うことになったときに参照したらよいだろう。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/07/30/

書評☆5 Windows 8 カスタマイズ完全攻略 | 8だけでなく7や10にも極めて有益で,特に右クリックメニューのカスタマイズを徹底解説

概要

  • 書名: Windows 8 カスタマイズ完全攻略
  • 副題:
  • 著者: 阿久津 良和
  • 出版日: 2013-08-25
  • 読了日: 2018-05-16
  • 評価: ☆5
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/07/25/

評価

Windows 8のカスタマイズ方法について解説してある。Windows 8は最新バージョンのWindows 10のベースになっており,通用する部分が多い。

この本では,Windows 8のカスタマイズ方法として,レジストリーのカスタマイズや外部のツールの併用,レジストリーだけでなく,UIやディレクトリー構成の変更など多種多様なカスタマイズ例が掲載されている。

書名はWindows 8となっているが,Windows 7でも10でも通用する部分が多い。

特に良かったのが,CHAPTER 3のコンテキストメニューのカスタマイズだ。このチャプターでは,右クリックしたら表示されるコンテキストメニューのカスタマイズを,約50ページにわたって徹底的に解説している。

ネット上で右クリックメニューのカスタマイズ例はちらほらみかけるが,断片的なものがほとんどだ。この本では,カスタマイズ対象キーから,追加方法,削除方法,さらにはメニューの階層化方法など,かなり詳しく解説してある。自分が知る限り,ここまで詳しくまとまった情報を他に知らない。

その他にも,巻末にShellスキームやGUID,ショートカットキー一覧など調べるのがたいへんな項目があったり,他では知ることが難しい情報が至るところにある。

引用

参考になる箇所が多すぎて引用しきれないので,該当箇所を列挙する。

  • p. 059 1-08 カスタマイズに役立つ便利な機能を知る
  • p. 067 2-02 関連付け不明のファイルを特定アプリで開く
  • p. 084 2-06 ウィンドウフレームのボーダーサイズを変更する
  • p. 101 2-12 カラフルなフォルダーを作成する
  • p. 104 2-13 プログラムやユーザーなどのフォルダーを別ドライブへ移動する
  • p. 119 CHAPTER 3 コンテキストメニューのカスタマイズ (この章まるごと)
  • p. 206 5-04 サムネイルファイルの作成を抑制する
  • p. 224 5-10 クイックアクセスメニューを編集する
  • p. 232 5-13 「ファイル名を指定して実行」をランチャー化する
  • p. 256 6-01 シンボリックリンクでアプリを別ドライブに退避させる
  • p. 274 6-05 ジャンプリスト/タスクバーのピン留め情報を保存&復元する
  • p. 336 付録 (まるごと)

まとめ

WindowsのUIまわりのカスタマイズ方法をかなり詳しく解説している。他では断片的にしか知ることのできない情報がきれいにまとまっており,とても参考になる。

また,書籍は技評で電子書籍としても販売されており,とてもありがたい。

ぜひ手元に置いておきたいと思える素晴らしい本だった。

書評☆3 VistaとXPのレジストリー解説 | Windowsレジストリ「完全」カスタマイズ

概要

Windows XPとVistaのレジストリー設定を解説している。

XPとVistaなので内容は古いので,7や10では通用しないところがあるかもしれないが,現在でも有効な設定もある。

設定とそのレジストリーを見開きで解説している。レジストリーの解説本だが,レジストリーを直接いじるよりかはGUIで設定するほうが簡単な場面もけっこうある。そういう説明が入っているのが良かった。

ただし,レジストリーの一つ一つの説明はそんなに詳しくないので,注意が必要だ。

内容としては,情報の詳しさからやはり Windows 7 レジストリ徹底活用マニュアル をオススメしたい。

ただし,著者が違うこともあり同じ内容でも切り口が違うことがあったので,こちらの本も参考になった。

参考箇所

p. 190: すべてのユーザーで実行されるスタートアップを登録する

キー位置 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
値のデータ 実行ファイルのフルパス

システム構成 (msconfig) でも起動制御できる

p. 194: ログオン画面をスキップしてデスクトップに自動ログオンする

キー位置 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon


Default DomainName (自動ログオンするドメイン名)
DefaultUserName (自動ログオンするユーザー名)
DefaultPassword (自動ログオンするユーザーのパスワード)

手早く設定したい場合には、「CONTROL USERPASSWORDS2」と入力して、ダイアログに従えばよい。

まとめ

VisaとXPの両方のレジストリー設定を解説していた。対象OSが古いのが難点だが,GUIから設定する方法も併記されていることがあったり,最新のWindowsでも適用する部分はある。

Windowsのレジストリーへの理解を深めるうえでは一つ参考になった。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/07/23/

書評☆3 Windows Vistaのレジストリ解説 | Windows Vista レジストリ完全攻略

概要

書名通り,Windows Vistaのレジストリーの設定を解説している。

2008年出版であり,Windows Vistaがリリースされた2年後の出版だったので当時としては新しくてよかったのだと思う。

しかし,Window Vistaはあまり流行らず,2009年にWindows 7がリリースされた。Windows 7とVistaは似ているので,通用する部分は多い。

しかし,同じ著者が Windows 7 レジストリ徹底活用マニュアル という本を出版している。

Windows 7が広く使われており,なおかつ本の内容がWindows 7のほうが詳しくて参考になった。一部重複していない項目があるかもしれないが,だいたい内容も似ている。

そのため,今から参照するなら, Windows 7 レジストリ徹底活用マニュアル をオススメする。

参考箇所

p. 170: 96 コマンドを自動実行する

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Command Processor\AutoRun にバッチ名を指定するとコマンドプロンプト起動時に実行する。

現在ユーザーだけに限定する場合は,HKEY_CURRENT_USERにする。

まとめ

Window Vistaのレジストリーを解説しており,レジストリーの解説本が初めてであればとても参考になる。

決して悪い本ではないのだが,ほぼ上位互換となるWindows 7の本が出版されているので,そちらが入手できないとき以外はあまり必要ではないかもしれない。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/07/18/

書評☆3 Windows 7のストレージ,仮想環境,システム設定周り詳解 | Windows 7 上級マニュアル ServicePack対応版

概要

Windows 7の最新サービスパックに対応して,細かい設定を解説している。特に,以下の内容に特化しているように感じた。

  • 64ビット
  • SSD
  • XP Mode

これらの機能は一般ユーザーというよりかはシステム管理者に必要な機能のように感じた。

その他,システム周りの設定で,細かいことが解説されていた。

例えば,標準テーマのWindowsエアロは半透明な画面UIで凝っているので,オフにしたほうがパフォーマンスが向上するように思うかもしれない。しかし,実はエアロを使ったほうが効率がいい。なぜなら,Windowsエアロはグラフィックボードを使っているから,CPUには負担をかけていないから。

随所にレジストリーの設定なども盛り込まれている。

参考箇所

p. 052: 2-01 64ビットWindows 7 (x64)の「アドバンテージ」

32ビットWindows 7 (x86) が利用できるメモリアドレスは「4 GB」までである。

あまり,32ビットとか64ビットの違いを意識したことはなかった。この記述で,32ビットだとメモリアドレスが4 GBまでしか使えない,つまり,4 GB以上の物理メモリーを搭載しても使えないことがわかった。

また,64ビット Windows 7 (x64) Home Premiumは16 GB,Ultimate, Professionalの64ビットだと192 GBまで使える。Windows 7 64ビットマシンだと16 GB以上のメモリーを搭載してもあまり意味がないことをしれたのは参考になった。

p. 253: コントロールパネル項目の一発起動

このページにはコントロールパネル項目を一発で起動するためのコマンドが掲載されている。コントロールパネルの項目を一発で起動するコマンドが存在することをしらなかった。手順書作成などで参考になると思った。

p. 257: 通知領域に素早くアクセスする

通知領域のアイコンに素早くアクセスしたい場合には、ショートカットキーWin+Bキーを入力すればよい。

通知領域へのショートカットキーはしらなかった。

まとめ

Windows 7のシステム周りの設定を解説していた。けっこう細かいことが解説されているので,一般ユーザーはあまり参考にならないかもしれない。

ただし,画面の操作方法で,ショートカットキーやアクセス方法で今まで知らないものが散見された。また,こんな設定があるのかと参考になることがあった。

Windows 7はまだまだ使われるOSであり,その後のWindows 10にも通じる部分が多い。一度は読んでおいて損はないと感じた。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/07/11/

書評☆4 Windows 7 レジストリ徹底解説 | Windows 7 レジストリ徹底活用マニュアル

概要

Windows 7のレジストリを活用するために,レジストリについてだけ書かれている。

書籍の構成は,大きく2部構成になっている。前半でレジストリーの基本知識,基本操作について解説し,後半でテーマごとにレジストリーキーを解説している。

Windowsは学生の頃に使い始めて,もう10年くらいは使っている。しかし,ただ使うだけでは内部の細かい設定などは知ることはない。この本を読まなければ,知らずに一生を終えたであろう設定も大量にみつけた。

レジストリの仕組みから基本操作,バックアップの手順,用途や目的に合わせてレジストリの項目の解説・カスタマイズ例など,これでもかというほどにレジストリについて書かれている。

新しいWindowsでいつも設定する項目がある。毎回手作業で入力していて手間だが,その設定をどうやってエクスポートできるのかわからなかった。これらの項目はレジストリに保存されており,該当するキーをエクスポートすれば他のパソコンにも即座に適用できる。

バックアップ一つにしても,今まで知りようのない事柄がたくさん書かれている。例えば,レジストリーの フルバックアップは非推奨 している。理由は,レジストリーにはデバイスドライバーやWindows Updateなどで随時更新があるため,後に問題があってバックアップからリカバリーをかけたとしても, 整合性が取れなくなり機能不全を起こす可能性が高い からだ。そのため,フルバックアップではなく,自分が編集する部分などにターゲットを絞って 部分的にバックアップ することを推奨している。

その他,この本のメインパートでもある後半のレジストリーキーの解説がよかった。項目一つ一つに項目の意味やデフォルト値,さらにはどういうときに設定するのがいいか,どう設定するのがいいかなど著者の意見も書かれている。カスタマイズ時の大きな参考になると感じた。

参考箇所

参考になる箇所が多くて付箋だらけになってしまったので,後で見返せるように参考になった項目の場所を列挙していく。

  • p. 028: 基本05 レジストリは階層構造になっている
  • p. 041: 本当のルートキーは2つ
  • p. 067; ルートキーの概要
  • p. 085: カスタマイズ内容によってバックアップ手段を選ぶ
  • p. 119: 004 ファイル名の「- ショートカット」を取り除く
  • p. 124: 007 パス参照を拡張し、アプリケーションを簡単に起動する
  • p. 132: 013 サムネイルデータの保存を無効にする
  • p. 136: 016 共有フォルダー内にThumbs.dbを作成しない
  • p. 143: 022 「送る」メニューからリムーバブルドライブを取り除く
  • p. 147: 026 コンテキストメニューから「以前のバージョンの復元」を削除する
  • p. 177: 044 コンテキストメニューの「新規作成」を整理する
  • p. 184: 049 すべてのファイルのコンテキストメニューにエディターを追加する
  • p. 233: ジャンプリストアイテムの固定を許可しない
  • p. 244: 091 ウィンドウのアニメーションを許可しない

まとめ

掲載されている内容は完璧ではなく,若干物足りない部分もあった。しかし,ここまでレジストリーについて網羅的に一箇所にまとまった情報はそうない。ネット上の不確かで散らばった情報を参照するよりも,まずは書籍で質の高い情報を仕入れて,そこからターゲットを絞ってネットで調べたほうがいい。

個人的には,著者がどうやってレジストリーの情報を得たのか気になった。おそらく,Micorosft Knowledge Baseなどに情報があるのだろうが,書籍内ではほとんど引用がなかった。Micorosoftの公式の情報源,出典が掲載されていればよりよかった (☆5にしていた) 。

手元に置いておきたいと思えるよい本だった。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/07/04/