概要
月刊誌「子供の科学」で2001年から始まった連載記事「電子クラフト大作戦」の約5年間の内容をまとめた書籍「電子工作大図鑑」に,さらに内容をプラスして仕上げたものとなっている。
内容は,著者が過去に実践してきた電子工作をひたすら解説したものとなっている。
この本の最大の特徴は,電子工作の収録点数だ。なんと77点も掲載されている。
全ての作品に部品表,回路図,模式図などの解説が書かれていた。77点もあれば,何か自分が興味を持つ電子工作の1点や2点はみつかる。また,自分で電子工作する際の参考になる。
380ページとページ数が比較的多い割に,値段が1800円+税とお手頃なのもいい。
巻頭の30ページだけカラー印刷となっており,残りは白黒印刷になっていた。
結論
収録点数が77点と多く,全ての作品に部品表や回路図,模式図があり,著者のコメントが掲載されている。読み物としても面白かった。
しょうもないと思う作品もあったが,なぜだか子供の頃を思い出して,くすっと笑えるそのような作品ばかりだった。もちろん,実益的なものや興味を持てる電子工作もあった。
ここまで電子工作例がまとめられた書籍は他にみあたらなかった。ぜひ手元に置いて,今後の電子工作の参考にしたいと思った。
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