概要
- 書名: 10倍売れるWebコピーライティング
- 副題: コンバージョン率平均4.92%を稼ぐランディングページのつくり方
- 著者: バズ部
- ISBN: 9784774164410
- 出版: 2014-05-25
- 読了: 2020-09-14 Tue
- 評価: ☆4
- URL: book.senooken.jp/post/2020/09/16/
評価
アフィリエイトなど個人ビジネスについて調査していて,Amazonでの評判が良かったので読んだ1冊だ。
セールスコピーライティングについて解説された本となっている。Web上ではランディングページに書かれる文章やメルマガで見かける文章だ。
書籍は150ページ程度で構成は以下の3部構成となっていた。
- 基礎
- 材料用意
- 実践
セールスコピーライティングは独特でどれも似たような構成になっているのだが,これは科学的で法則に基づいて構成されているらしい。
本書ではセールスコピーライティングの構成から,これを書くための手順を1個ずつ説明している。セールスコピーライティングは型があり,この型に当てはめるための材料を用意してそれに当てはめるという単純な定型作業で構成されているようだ。
本書ではワークシートを元に材料を集めて,最後にそれを実践するところまで説明されている。
今まで営業の経験は一切なかったのだが,この本の通りにやれば自分にもできそうだと思えるものだった。
引用
p. 18: 1-1 コピーライティングに必要不可欠な4つの要素
どのような商品/サービスを扱っているとしても、どの媒体を使うとしても、セールスレターは、常に4つのパーツによって成り立っています。その必要不可欠な4つのパーツとは、「キャッチコピー」「ボディコピー」「クロージングコピー」「追伸」です。
コピーライティングの基本構造が説明されていた。
p. 26: 効くキャッチコピーに共通するたった2つのルールとは?
そして、結局のところ、人がお金を払ってまでもモノを買う理由は、以下の2つだけです。
- 快楽を得るため
- 苦痛を避けるため
ボディコピーへ導くためのキャッチコピーの本質が書かれていた。
p. 32-33: 売れるセールストークに隠された4つの要素とは?
結局のところ、お客様が商品の購入前に感じる疑問はたったの4つだけです。その4つの疑問に対して、4つのセールストークを組み立てると、お客様は、その商品を「欲しい!」と思ってくれます。
- これは私に何をしてくれるの?→商品によって得られる結果
- なぜ、これが私の役に立つの?→その結果が出る理由を実証
- ところで、あなたは誰?→商品を信頼できる理由
- これは私にも効果があるの?→効果があるという安心
ボディコピーにおいて説明すべき4の内容が説明されていた。
p. 37: ボディコピーに必要なのは「結果」「実証」「信頼」「安心」
実は、この「結果」「実証」「信頼」「安心」の4つの要素は、株式会社ディーズの代表、阪尾圭司氏が『お客のすごい集め方』(ダイヤモンド社) という書籍の中で書かれていることです。
ボディコピーで必要な4要素について参考書籍が紹介されていた。
p. 43: 魅力的なオファーを構成する4つの要素
魅力的なオファーを科学的に分析すると、それらは、以下の4つの要素をすべて兼ね備えていることがわかります。
- 簡便性 (早い・簡単)
- 希少性 (個数・期限etc.)
- 特典 (プレミアム性)
- 保証
ボディコピーに続くクロージングで必要な4要素が説明されていた。
p.48-51: 10の材料の組み合わせで売れるセールスレターが完成する
あなたがコピーを書くまえに、集めるべき材料は全部で10個あります。具体的には、次の材料です。
キャッチコピーのひな型,ボディコピーの4要素 (結果,実証,信頼,安心),クロージングコピーの4要素 (簡便性,希少性,特典,保証),追伸。この合計10の材料を集めてそれを組み立てるのがセールスコピーライティングであり,地味な単純作業であり,誰にでもできることだと書かれていた。
結論
商品の販売において重要な役割を果たすセールスコピーライティングについて書かれた本だった。
ページ数は150ページと薄いのだが,簡潔にわかりやすく要点がまとめられており,よかった。
この分野の本はまだあまり読んでおらず,客観的な評価は難しいのだが,実際にセールスコピーライティングを書くに当たっては,この1冊さえあれば十分ではないかと思える内容だった。
購入して手元においておきたいと思った。
コメント
[…] 以前読んだ「10倍売れるWebコピーライティング」で紹介されており,書籍の内容が良かったことから,気になっていて読んだ。 […]