概要
AIを活用し,Raspberry PiとArduinoを組み合わせた自然会話ロボット開発の入門書となっている。
本書前編を通して,自然会話ロボット開発を解説している。以下のように分担分けして自然会話ロボットを構成している。
- AIによる音声認識,応答部分はクラウドAPI (Google音声認識APIやdocomo雑談対話API)などを活用
- Raspberry PiはクラウドAIとのやりとり
- Arduinoはロボット操作
全体で240ページ程度と,そこまで文量があるわけではないが,今後IoTで必要とされる重要な要素が一通り揃っており,図解も多くてわかりやすかった。
これなら自分にもできそうと思えるくらいの簡単で丁寧な解説でとてもよかった。
結論
自然会話ロボットは,Google HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーとも通じるところがあり,IoTを考える上で一つの大きなテーマだ。
この本では,クラウドサービスやIoTデバイスを駆使して,一つの製品を作り,その開発を通して,これらの仕組みや開発の流れを学べるようになっている。
内容自体も簡単で丁寧だったので,初心者でもとりかかれそうに感じた。とてもよい本だった。
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