書評☆3 IoT時代のビッグデータビジネス革命 | ビッグデータを活用した産業別動向の紹介

概要

ビッグデータによるビジネスをどのように展開できるかというテーマが書かれている。

書籍の構成は以下の内容だった。

  1. ビッグデータやIoT,AIの解説
  2. 社会,政府,業界の動き
  3. 社内教育例
  4. リスク

この中で,とくに興味深かったのは,2の事例紹介だ。ここでは,地方創生,街作り,モビリティ,社会保障,金融業,電力事業復興災害の7テーマについて,どういう動きがあるのかの事例紹介があり,文献の引用があったので参考になった。

ただ,ビジネスの展開の話なので,一般社員の自分が読んだところであまりイメージは膨らまなかった。なお,IoTに関する内容はそこまで多くなかった。

参考

p. 107: 2.1 地方創生と中心市街地活性化

少し行政の話から外れますが、神奈川県鎌倉市に、カマコンバレーという取り組みがあります。ここでは、「この街を愛する人と全力で支援する」という理念のもと、毎月第3木曜日に1003名以上の老若男女 (10〜70代まで) が集まり、鎌倉をよくするための取り組みについて、プレゼントブレーンストーミング (アイディアソン) を実施し、その後に彼らが運用するクラウドファウンディング「iikuni」によって資金調達までし、地域の自発的な取り組みをさまざまな形で具現化する動きを見せています。

この取り組みは現在も続いているのだが,今まで知らなかったので参考になった。

結論

ビッグデータを活用したビジネス展開する上で,日本でどのような動きがあるか産業別に知る上で参考になると感じた。

もっとも,これが役に立つのは,企画部門くらいだろう。しかも,あくまでこれはとっかかりであり,ここからさらに深く調べる必要がある。なかなか難しい。

複数の著者で構成されているので,内容に関連性や一貫性が無かったりするので,時分が気になるところだけ読むというのもありだった。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/10/04/

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