概要
2017年に出版された「日経コンピュータ」,「日経コミュニケーション」,「日経情報ストラテジー」,「日経NETWORK」の記事からIoTに関連するところを編集・加筆・修正されている。
書名に2018と書いてあるが,出版日が2018-01-12であることからもわかるとおり,情報自体は2017年のものであることに注意しよう。
このシリーズは,ここ数年は毎年出版されている。既に,「すべてわかる IoT大全2017」を読んでいたが,内容はあまり被っておらず,他の業界や会社の最新事例が掲載されており参考になった。
特に,今回気づいたのがIoTの市場動向だ。IoTの他にAIや仮想通過,AR/VRなども話題になっているが,これらは具体的にどれくらいの市場規模になるのか,具体的な試算があって参考になった。
参考
p. 22: 押さえるべき最新動向
IoTの市場規模については様々な試算がある。調査会社IDC Japanは2017年2月、2016年から2021年までの「国内IoT市場 支出額予測」を発表した。これによれば、国内IoT市場でのユーザー支出額の2016年の見込み値は5兆270億円。年間平均成長率17%のペースで伸び、2021年には11兆237億円に達すると予測する。
IoTやAI,VR/ARなど最近のトレンドになっている。これらのトレンドが具体的にどれくらいの市場規模になるのか,具体的な試算があり参考になった。IDC Japanの調査結果はプレスリリースで無料公開されているものもあるので,今後参考にしたい。
結論
毎年出版されているが,内容は毎年異なっており,他社や業界の最新動向がよくまとまっている。
会社などであれば,毎年購入して部内で回覧して最新情報をインプットしておくと良いと感じた。
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