概要
Windows XPとVistaのレジストリー設定を解説している。
XPとVistaなので内容は古いので,7や10では通用しないところがあるかもしれないが,現在でも有効な設定もある。
設定とそのレジストリーを見開きで解説している。レジストリーの解説本だが,レジストリーを直接いじるよりかはGUIで設定するほうが簡単な場面もけっこうある。そういう説明が入っているのが良かった。
ただし,レジストリーの一つ一つの説明はそんなに詳しくないので,注意が必要だ。
内容としては,情報の詳しさからやはり Windows 7 レジストリ徹底活用マニュアル をオススメしたい。
ただし,著者が違うこともあり同じ内容でも切り口が違うことがあったので,こちらの本も参考になった。
参考箇所
p. 190: すべてのユーザーで実行されるスタートアップを登録する
キー位置 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run
値のデータ 実行ファイルのフルパスシステム構成 (msconfig) でも起動制御できる
p. 194: ログオン画面をスキップしてデスクトップに自動ログオンする
キー位置 HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon
値
Default DomainName (自動ログオンするドメイン名)
DefaultUserName (自動ログオンするユーザー名)
DefaultPassword (自動ログオンするユーザーのパスワード)手早く設定したい場合には、「CONTROL USERPASSWORDS2」と入力して、ダイアログに従えばよい。
まとめ
VisaとXPの両方のレジストリー設定を解説していた。対象OSが古いのが難点だが,GUIから設定する方法も併記されていることがあったり,最新のWindowsでも適用する部分はある。
Windowsのレジストリーへの理解を深めるうえでは一つ参考になった。
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