概要
GitHubをWeb開発で活用することに焦点を当てて,GitとGitHubの使い方を会話形式で解説している入門書となっている。
GitやGitHubの主な使い方をわかりやすく解説していて,よかった。
個人的には,後半のGitHubでよく使われている絵文字,略語,LGTMの画像サイト,キーボードショートカット,コマンドラインツールなどが参考になった。一人で使うだけでは,これらの項目に気づくことができなかったので,助かった。
ただし,入門書であるので,Gitの細かい使い方はほとんどないので,これだけだとちょっと凝ったことをしようとすると行き詰まることに注意する。
参考
p. 129: ブランチモデル
Git Flow
- A successful Git branching model (http://nvie.com/posts/a-successful-git-branching-model/)
- 日本語訳 (http://keijinsonyaban.blogspot.jp/201 0/1 O/successful-git-branchingmodel.html)
GitHub Flow
この節では,Gitのブランチモデルとして,Git FlowとGitHub Flowを紹介していた。一次情報源とその日本語訳の両方を併記していたのが良かった。
p. 175: 6-2 GitHub Markdown
Markdown記法というのは、ジョン ・ クルーパーという人が2004年に発表した、覚えやすい文章の書き方です (この人の本業はApple関係の話題に強いライター/ブロガーです)0 d aringfireball .netというグルーバ一氏のブログにオリジナルのMarkdownの説明があります (daringfireball.net (http://daringfireball.net/projects/markdown/))
GitHubで使用できるMarkdownはGitHub Flavored Markdown (GFMと呼ばれます)というMarkdownの方言になります。
Git Hub Flavored Markdownについては以下のヘルプも参照してくだい。
Markdownの一次情報と,GItHubで採用されているMarkdownの情報元が明記されておりよかった。
p. 186: シンタックスハイライトとコードブロック
読むのに少し苦労するけれど、 G itHubで使えるシンタックスハイライトの種類はこのURL (linguist https://github.com/github/Iinguist/blob/master/lib/linguist/languages.yml) からわかるよ。 あとこれらのシンタックスハイライトは、 リポジトリにpush したファイルなんかにも鉱張子に対応して自動で適用されるから、 G itHubのリポジトリのソースが見やすいんだ。
GFMでのシンタックスハイライトの対応言語がわかった。
p. 207: キーボードショートカットを覚えよう
GitHubは、ブラウザでの操作を効率的に行うために、多くのキーボードショートカットカf用意されています。 どの画面でもキーボードの?キー (Shift+/)を押すことで、 ヘルプを呼び出すことができます
これは知らなかった。
結論
GitHubを使った開発をしていくうえで,必要な情報がわかりやすくまとまっていた。網羅性や,詳しさはいまいちだったが,WikiやIssueなど,GitHubの基本機能や,絵文字,ショートカットキー,コマンドラインツールなど,一人で使っているだけだと気づかない便利な事項が記載されており,よかった。
GitHubを初めて使うときに,読むと参考になると感じた。
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