概要
フロイト,ユング,ブリーフ・セラピー,家族療法,プロセス・コンサルテーションの理論家による,組織の中で働くことについての理論がまとまったものとなっている。
オムニパス形式になっており,5人の著者が持ち回りに1章ずつ記しており,最後にまとめの章で構成される。
ただし,一つ一つの章が10-20ページ程度と,単純に文量が少なすぎて,あまり参考にならなかった。理由が余り書いておらず,こうだからこうみたいな感じが多かった。
どちらかというと,巻末に付録としてついている日本でのシャインとの対談録の方が面白かった。付録といいつつ,ページ数が50ページと本書の1/3程度を占めていた。
結論
5分野の専門家による意見がまとまっており,読む前は期待していたのだが,内容が少なすぎて参考にならなかった。
シャインの本にはいいもの (「人を助けるとはどういうことか」) もあったので,残念だった。
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