書評☆3: 起業のツボとコツがゼッタイにわかる本 | 起業の手法が広くまとめられた最初の1冊として悪くない本

概要

  • 書名: 起業のツボとコツがゼッタイにわかる本
  • 副題:
  • 著者: 西條 由貴男
  • ISBN: 9784798050058
  • 出版: 2017-03-23
  • 読了: 2020-09-20 Sun
  • 評価: ☆3
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/09/20/

評価

現在個人事業主であり,新しく自分一人で個人事業を始める際のビジネスプランの立て方などについて調査していて読んだ。

中小企業診断士である著者による,起業の検討方法がいろいろ書かれている本だった。

特徴としては,自身の強み分析からライバルとの競争戦略,商品の販売方法,計画などについて広範囲に渡ってしっかり書かれているところだ。

正直あまり期待していなかったのだが,内容がしっかりしているように見えてよかった。

先日読んだ「ビジネスプラン・シナリオ作成術」はビジネスプランに特化していたが,こちらは起業に焦点があてられていた。

ビジネスプランも内容として含んでいた。

知識を得るにはいいのだが,何もないところからこの本でできるようにはならない。あくまで方法論が書かれているだけで,結局自分であれこれ試行錯誤しないといけない。逆に,あれこれ書かれているせいで,軸がぶれてしまうという弊害すらあるかもしれない。

あいだあいだに事例紹介があるのは良かった。

結論

起業のツボとコツという点では悪くない本だった。ただ,何もない状態でこの本だけで起業できるかというとそれは無理だと感じた。

あくまで,一般的な手法を知るための本だった。ただ,内容はけっこう詳しくて悪くなかった。起業を考えた際の最初の1冊としては悪くないと思った。

何もないところからこの通りやればできるという本が欲しい…

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