概要
- 書名: 初心者にもできる逆張りデイトレードの極意
- 副題: ロスカットが下手でも、コツコツドカンでも勝てる!
- 著者: Rょーへー
- ISBN: 9784779126338
- 出版: 2019-12-13
- 読了: 2020-11-14 Sat
- 評価: ☆3
- URL: book.senooken.jp/post/2020/11/15/
評価
YouTubeでの動画で知った動画投稿者による著書ということで興味を持って読んだ。
株式投資の逆張りのテクニカル手法を取り扱ったデイトレードの本となっている。
どちらかというとメンタルの話や株の難しさの話が多く,具体的な手法の説明はそこまでは多くなかった。
それに,動画で解説している内容と同じで,そこまで書籍で得られる情報がなかった。
逆張りということで,急落したリバウンドを拾う投資手法であり,その特徴などが書かれていた。
書籍内で,著者が勝てるようになったのはあるデイトレーダーのブログと出会ったからだと書かれていたが,具体的なブログは紹介されていなかった。
いっそのこと紹介してくれればよかったのにと思った。
引用
p. 60: 負けを積み重ねて得たもの
550万円もの負けを積み重ねてきて得たものは何か。自分の中で書き出してみました。
- 急上昇した株は少し落ちたところでいったん停滞する
- 急落した株は少し戻してから停滞する
- 含み益に1回もならないことは少ない
- 窓をあけた株は埋めやすい
- 祈っても無駄
実際のトレードで感じたことが書かれていた。逆張りはこの2を狙ったものとなっている。
p. 82: 時間切れによるスライダーゾーン
ここでは一度急落した際の横ばい後さらに急落する危険なスライダーゾーンについて紹介していた。だいたい20分ほどもみ合い後に再び急落することがある。
これが起きるメカニズムとして逆指値を挙げていた。急落するメカニズムとして逆指値は思いつかなかったので発見だった。
p. 85: 逆張り買いが危険なケース
逆張りでは、スライダーゾーンだけでなく、他にも危険と思われるケースがあります。私もいくつかのケースでは逆張りで買うことを避けています。あくまでも私が避けているだけですが、理由も合わせてご紹介します。
- 悪材料発表後、最初の営業日
- IPO (新規公開株) で初値が公開価格の2倍以上で寄り付いた銘柄の営業日初日
- 日足チャートにおいてかなり強いと思われる銘柄
- 不人気銘柄 (1日の出来高が少ない銘柄)
逆張りが危険なケースが紹介されていた。
p. 236: あとがき
当時どのように負け、どれだけ落ち込み、どのように立ち直っていったかなど詳しいお話はブログ『デイトレで勝てない人のためのブログ』に書いてあります。
デイトレで勝てない人のためのブログ以外にも複数のブログを執筆中です。『デイトレードで毎日を給料日にしよう』では日々のトレード内容、トレード結果を書いています。『デイトレーダー家を買う』ではデイトレーダーのマイホーム関連について更新中です。『勉強方法がわからない人のためのブログ』では18歳から学習塾でアルバイト、家庭教師、塾経営をしてきた経験を生かして勉強方法や、授業動画などを無料で配信しています。
ツイッターアカウントはjestryoRとなります。
※デイトレ関連のブログはRという名前で執筆しています。勉強ブログはハシビロ先生として更新しています。
著者の活動が書かれていた。
結論
逆張りの手法について書かれた本だった。
肝心の手法は文字で読む分には簡単に思えた。しかし,そこまで具体的な例などがなく,はたしてこれでうまくできるのかというところが疑問だった。
動画投稿者として興味を持って読んだのだが,動画の内容で事足りたのではないかと思ってしまった。
悪くはないのだが少々物足りなく思った。
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