書評☆4: こころが晴れるノート | 凡人健常者向けのうつと不安の解消法

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概要

  • 書名: こころが晴れるノート
  • 副題: うつと不安の認知療法自習帳
  • 著者: 大野裕
  • ISBN: 9784422112831
  • 出版: 2003-03-20
  • 読了: 2025-04-13 Sun
  • 評価: ☆/5
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2025/04/20/

評価

ASDのぐるぐる思考や、白黒思考が元々あった。その中で、頭の中から消せない、2025年3月末に逃げられないようなトラウマなできごとがあって、頭の中にいつまでもその嫌なことが残っていて苦しくなってしまった。

逃げられないから、もう耐えられないと思って、どうにかできないか調べていて、「認知行動療法」が有効だと知り、こちらの書籍がおすすめそうだったので借りて読んだ。

普通は遮断や環境を変えることでどうにかなるのだが、万が一逃げられなくなったら、自分を変えるしかない。

認知行動療法を自分で実践するための、ワークシートの入った書籍となっている。130ページの薄い本で、すぐに読み終わる。

基本的には、問題や状況、気分、自動思考の発動条件、客観的な思考などを書き出して、認知の歪みを修正するというもの。

やり方としては、もっともなんだが、なんというか、凡人健常者向けの内容に感じた。

ASDは、感覚過敏や独特の感性で、この本で記載があるような、白黒思考、思い込み、べき思考、過大評価・過小評価、が発動しやすい。理性で分かっていても、どうにもできないことがある。

一通り読んでみて、なんだか気休め程度にしかならなくて、効果あるように思えなかった。

結論

認知行動療法のワークブックでした。内容はもっともなもので、普通の人はこれでなんとかなるのだろうと思いました。

ただ、そもそも精神障害で、重い人には効果があるか、やる価値があるか不明。結局、遮断と時間経過で、自分の中で気持ちを整理するしかないような気もしました。

自分だけダメージあって、自分でケアしないといけないのが理不尽なんだけど。

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