書評☆2: 多動力 | ホリエモンの原液を薄めて作られた本

概要

  • 書名: 多動力
  • 副題:
  • 著者: 堀江 貴文
  • 出版日: 2019-04-10
  • 読了日: 2019-01-15 Wed
  • 評価: ☆2
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/01/15/

評価

2017-05に出版された同書の文庫本版となっている。巻末に編集者の箕輪厚介による解説がある以外はおそらく同じものだろう。

比較的最近に読んだ「バカとつき合うな」などでこの本がすごいヒットしたと言及されていて興味を持って読んだ。

この本の経緯は,解説にある通り,高城剛が「イーロン・マスクは次から次へと意識がちってしまい,ボタンもとめられない。しかし,そういう次から次に新しいことをやってしまう多動力がこれからの自体は求められる」というツイートが発端となっている。

この多動力を編集者の箕輪厚介の身近の実践者として堀江貴文 (ホリエモン) が抜擢されて本になった。

肝心の内容はホリエモンが普段考えていることや実践していることが書かれているだけだった。他のホリエモンの本や「ゼロ」読めば分かるようなホリエモンらしいことが書いてあるだけだった。

一言でいえば,「身の回りの自分がワクワクするようなことに全力で取り組め」ということだ。特に目新しいことはなかった。

語り口調で200ページ程度で書かれており,内容も小難しいことはなかったのですらすら読み終わってしまった。

結論

いわゆるホリエモンの本だった。ここ何年かで一番のヒット作でマンガやら映画にまで展開されていて少々期待していたのだが,期待はずれだった。

ホリエモンの普段の行動や他の本に書かれている内容のエッセンスを表現を変えて書かれているだけで,特に目新しいことはなかった。

本書の第5章に書かれている通り,ホリエモンの本は原液を薄めて,展開しているだけなんだと感じた。

これ以上ホリエモンのビジネスやモチベーションに関する本を読んでも特に得られるものはなさそうに感じたので,よりピンポイントな内容の本以外は読むのを控えようと感じた。

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