書評☆3 IoT時代の競争分析フレームワーク | 多様な業界の競争構造を分析・解説

概要

インターネットを中心に,近年の業界ごとの競争構造が変わってきた。この本ではそうした業界ごとに発生している競争構造を分析して,各社の戦略やポイントなどを解説している。

インターネットだけでなく,ATMや電力,ブライダルといった幅広い業界について分析しており,教養としても参考になった。

ただし,書名にIoT時代とはあるが,そこまでIoTに関する話はなかった。

結論

各社の競争構造や参入戦略が分析・解説されており,参考になった。ビジネススクールが執筆していることもあり,参考文献もきちんと書いてあったのが良かった。

図表も多く,教科書的にまとまっておりよみやすかった。

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書評☆3 IoTで激変するクルマの未来 | 自動車業界従事者必見!車載OSをめぐるGoogle vs. トヨタの構図など自動車業界の動向解説

概要

近年のAIやIoT,自動運転といったトレンドにより自動車業界は大きく変わろうとしている。

この本ではこれらの背景や経緯,各社の動向などを解説している。

個人的には,車載OSをめぐるGoogleとトヨタの対立構成や,自動運転と無人運転の違いなど,いくつか今まで理解していなかった話題を知ることができて有益だった。

ただ,大半は自動車業界の動向でやや興味関心の薄い話題だった。

参考

p.061: グーグルvsトヨタ 車載OSの覇権争い

2013年半ばから2014年初頭にかけてのアップルとグーグルの自動車産業への本格進出は、トヨタをはじめ日系自動車メーカーを驚かせた。

2013年6月、アップルはiPhoneと車載器の連携システム「iOS in the car」を発表。これに対抗してグーグルは2014年1月、GM、ホンダなどの自動車メーカーや半導体大手のエヌビディアとテレマティクスに関するコンソーシアム「オープン・オートモーティブ・アライアンス (OAA):を立ち上げた。その後、アップル「iOS in the car」の具体的なサービスとして「カープレイ」、そしてOAAの協議に基づく車載器とスマートフォンとの連携サービスの「アンドロイドオート」を次々を発表した。


一方トヨタは独自の車載OSを構築するという大規模な構想を推進し、グーグルを牽制している。それが、Automotive Grande Linux (AGL) だ。近年、家電、パソコン、ロボット、そしてドローンなどでは、OSのオープンソース化の動きが急速に進んでいる。その基盤となるのがLinuxだ。

LinuxCon JAPAN 2016に参加したことがある。そのときに,Automotive Grande Linuxのキーワードをみており,頭に残っていた。この本を呼んで,なぜこのような動きがあるのかがよくわかった。自動車業界にGoogleが参入してきており,車載OSにAndroidを入れようとしている。車載OSの主導権をGoogleに握られることを防ぐために,LinuxベースのAGLという動きがあることがわかった。

p. 122: 大きく異なる自動運転と無人運転

自動運転は自動車メーカーが推奨する考え方で、俗に言う自動ブレーキなどの高度運転支援システム (Advanced Deriver Assistance System/ADS) の延長線上に据えられている。


自動化レベルの最上位である完全自動運転とは,高度な簡易自動運転の状態から運転者が専用ボタンを押すなどして「自分の意思で自動運転モード」に切り替えることを前提としている。その反対に、何らかの理由で自動運転モードを解除して手動運転が必要となる場合もある。こうした簡易自動と完全自動との間を行き来することを、自動車技術者は「オーバーライド」と呼ぶ。


一方、グーグルカーやロボットタクシーなどは「オーバーライド」を最初から考慮していない。最初から完全自動運転を目指すものであり、簡易的な自動運転をする運転者がいない「無人運転」という解釈だ。

つまり、オーバーライドの有無で、自動運転と無人運転に分類されるのだ。

自動車の自動化を考える上で,重要な自動運転と無人運転という概念を知ることができた。

自動運転の場合,「オーバーライド」を考える必要がある。つまり,ドライバーの健康状態を把握する必要があり,運転者に飛行機のパイロットのような管理義務の検討など,課題が存在する。

一方,無人運転の場合,周囲の手動運転車からは異質な存在となる。手動運転車は法定速度を超過した速度での運転や,飛ばした運転,いい加減な運転が横行している。交通の流れに乗ることなどが難しく,手動運転車の中に無人運転が混ざると問題が発生する。

p. 186: 「高齢者の数が急増する」という誤解

一般的にも近い将来に「高齢者の数が急増する」と思っている人が多い。だが現実は違う。それは、総務省がまとめた「高齢化の推移と将来推計」を見ると一目瞭然だ。結論から言えば、今後高齢者の数は2040年頃をピークに微増が続き、その後は微減になるだけで,高齢者の数が急激に増えるという言い方は正確ではない。


こうした統計を踏まえて考えると、高齢者向けの交通施策やビジネスを考える場合、2015年時点で成り立たなければ、将来的にも顧客層数が急増することがないため、いつまでたっても成り立たない。

なんとなく自分も高齢者の数が増えていくのかと思っていた。これ以上高齢者の数は大きくは増えないというのは参考になった。

結論

自動運転を中心に,自動車業界に起こっていることが解説されており参考になった。

IoTについてはそこまで触れられておらず,書籍の半ばは自分にとってはやや退屈だった。

自動車業界に従事している場合,近年の動向や今後の動向を把握する上で役に立つので,読んでおいたほうが良いと感じた。

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書評☆3 テクノロジーがすべてを塗り変える産業地図 | 政府統計情報の雇用情勢に基づく将来の産業展望

概要

テクノロジーにより産業が大きく変わってきた。近年もAIやIoT,ロボットなどのテクノロジーにより,今後の産業構造が大きく変わる可能性が出てきている。

この本ではそうしたことを踏まえ,政府の統計情報を元に,過去と現在の雇用情勢・人口統計,給与などを比較考察し,今後産業がどうなっていくのか,そのトレンドを考察していた。

政府の統計情報を元に,雇用情勢や給与などを業界ごとに比較し,それぞれの業界の特徴や傾向を細かく比較していたのが印象的だった。

現在の日本では働き手不足であり,今後もそれは続く。AIにより仕事がなくなるどころか,それらを使ってでもどうにか労働力を確保せざるをえない状況になっていることがわかった。

参考

p. 87: 非正規雇用労働者の比率が高まる3つの理由

  1. 若年世代の人口減による労働市場への参加人数が減少してきている
  2. 55歳以上の男女が非正規雇用労働者として労働市場に参加してきている
  3. 非正規雇用が中心となっている女性の働き方

非正規雇用労働者の大半は女性か55歳以上というのが驚いた。なんとなく若者の非正規雇用が多いのかと思っていたが,そうではなかった。そもそも,少子高齢化で若い働き手は減っており,AIに仕事を奪われるどころか働き手自体が足りていないということがわかった。

p. 107: 就業人数の多い産業ほどロボット・AI導入の影響は大きい

図表3-1は、「労働力調査」のデータをもとに、2018年3月とその10年前の2008年3月の主な産業別就業者数を示したものである(※2 http://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/03roudou.html)。

労働者数でいうと,製造業,卸売・小売業,医療・福祉が多く,医療・福祉に関しては10年前と比べて就業者数が30 %以上増加している。こういうトレンドがわかって参考になった。

p. 142: トヨタ自動車の国内生産台数はすでに減少トレンド

自動車メーカーとしては、「自動車を生産し販売する」というモデルから、「輸送サービス事業」に転換することが急がれる。

実際2018年5月に開かれたトヨタ自動車の決算説明会での豊田章男社長のコメントが印象的だ。

"私は、豊田を「自動車をつくる会社」から、「モビリティ・カンパニー」にモデルチェンジすることを決断いたしました。「モビリティ・カンパニー」とは、世界中の人々の「移動」に関わるあらゆるサービスを提供する会社です。" ※17 http://www.toyota.co.jp/pages/contents/jpn/investors/financial_results/2018/year_end/speech.pdf

日本を代表する製造業であるトヨタ社の大きな方針転換の発表だった。

p. 184: どの産業が侵食され、人間の何が評価されるか

ロボット・AIといった新たなテクノロジーや機械によって人手が代替される可能性がある産業には、次のような特徴が見られるのではないだろうか。

  1. 成長市場で人手が足りない産業: 運輸業、福祉
  2. 就業者数が多い産業: 製造業、卸売業、小売業
  3. 平均給与が高い産業: 金融業、保険業
  4. 平均給与が低く、人手を集めにくい産業: 農業、林業

こうして見ると、完全に安泰な産業など存在しないのではないかと思えるが、対人でサービスを行う「サービス業」や、専門性・創造性が必要とされる「学術研究/専門・技術サービス業/教育/学習支援業」は、最後までテクノロジーに代替されにくいと考えられる。

AI・ロボットにより人手が代替される産業とそうでない産業の考察が参考になった。

p. 210: 企業にとってもきちんとメリットのある「副業文化」

簡単にいえば、企業にとっては次のようなメリットがある。

  • 社員が外部との接点をこれまで以上に持つことができ、ひいては社内のビジネス機会が増える可能性がある
  • 仕事環境の自由度を求めると同時に、社員の成果をより突き詰めることができる
  • 社員全員分のオフィスを用意しなくともいい

企業に副業を推進する際の,企業側のメリットの参考になった。

結論

政府統計情報をベースにしており,信頼性の高い考察が展開されていた。

マーケティングや今後の新事業の検討,就職活動での業界選びの参考になりそうだと感じた。

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書評☆3 OSS教科書 OSS-DB Silver | 試験対策の教科書として使えなくはないが,内容の網羅性・詳細性が不十分

概要

OSS-DB Silverの教科書となっている。OSS-DB Silverを主催しているLPI-Japanからの認定教材の一つとなっている。認定教材の名前の通り,試験の出題範囲に沿った解説がなされている。

節の末尾には理解度チェックのための問題が付属し,巻末にも模擬試験が付属している。

書籍の冒頭で,試験後にリファレンスとしても活用されることを念頭に置いていると記載があったので,期待していた。

しかし,試験後のリファレンスとして使うには,やや内容の網羅性が不足していた。OSS-DB Silverの受験勉強としては,本書の他に「徹底攻略 OSS-DB Silver問題集」を使った。こちらの問題集で問われた内容が,本書で解説されていなかったからだ。具体的には,関数の部分とラージオブジェクトについての記述がなかった。その他にも,細かいことがあまり書かれていない印象を持った。

そのほか,受験報告は「OSS-DB Exam Silver受験報告」にも記載している。

今回の受験では,教材を吟味しなかったのでしかたなく本書と問題集を使った。もしまた受験するならば,参考書としては他の教材をあたるだろう。

結論

OSS-DB Silverの受験対策の教材として,使えなくはないのだが,内容の網羅性・詳細さが物足りなかった。

OSS-DB Silverの教材を十分に吟味しなかったので,他にどの本がよいかはわからないが,個人的にはできれば他の本をあたったほうがいいように感じた。

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書評☆4 徹底攻略 OSS-DB Silver問題集 | ページ数は約250ページと薄いが,この問題集で80 %正答できれば合格は目前

概要

PostgreSQLの知識を主に問われるOSS-DB Exam Silverの問題集となっている。

OSS-DB Silverの問題集は,現状この本しかないので,受験する場合,ほぼ必須だと思われる。

ページ数は約250ページであり,問題の解説の詳しさはやや物足りない。そのため,この本以外にPostgreSQLの教科書や参考書がないときついだろう。逆に,問題の解説がもっと充実していれば,他の教科書や参考書がなくても,本書1冊だけで試験対策は十分だった可能性が高い。

OSS-DB Silverの教科書としては,「OSS教科書 OSS-DB Silver」がある。しかし,例えば関数やラージオブジェクトなど,この問題集で問われる内容で,こちらの教科書で解説されていない項目があったりする。長期的にリファレンスとしても活用する場合,PostgreSQLの他の書籍を教科書として参考にしたほうがいいだろう。

この問題集で80 %の正答率をマークできれば,試験の合格は目前と思っていい。試験ではこの問題集で問われるようなレベル感の問題が多数出題されていたからだ。

OSS-DB Exam Silver受験報告」に受験報告を記載した通り,本書と「OSS教科書 OSS-DB Silver」を教材として使用し,約1.5か月で合格できた。

結論

OSS-DB Silverの受験対策問題集としては,現状本書は唯一無二の存在だ。

問題集のボリュームとしては約250ページと厚さは多くはない。しかし,問題の内容は実試験と同じレベル感であり,この問題集で80 %の正答率を取得できれば,OSS-DB Silver合格は目前だ。

OSS-DB Silverの受験対策としてとても役に立った。

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書評☆3 よくわかる LED・発光ダイオードのしくみ: 光るメカニズムから青色発光ダイオードまで | 青色LEDのノーベル物理学賞を受けたLED開発経緯が参考になった

概要

LEDの仕組みを解説している。2008年に発刊された「ゼロから理解する世界一簡単なLEDのきほん」を基に,新しく青色LEDに関する記述や多数の写真を挿入し,感じに振り仮名を振って,オールカラーにして小中学生向けに編集した内容となっている。

2014-10-07に青色LEDがノーベル物理学賞を受賞したことを受けて,冒頭でLEDの開発の経緯を解説している。その後,LEDがどこで使われているか,何が優れているのか,仕組みなどを解説している。

冒頭のLEDの開発の経緯以外は,だいたい元になった「LEDのきほん」と内容は同じになっている。

LEDがどういうものかを学ぶのには,どちらかを読めば十分だろうと感じた。

結論

青色LEDがノーベル物理学賞を受賞したのは2014-10-07であり,本書の書評を記した2018年に比べてもごく最近のできごとであり,本書を読んでいて科学技術の進化を感じた。

本書ではそこまで細かいことは書いていないが,青色LEDがなぜノーベル賞を受賞したのかも説明しており,教養として参考になった。

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書評☆4 プログラムはなぜ動くのか 第2版 | CPUやプログラムの動作がわかりやすく,できれば早く読みたかった

概要

この本は,「矢沢久雄セレクション アルゴリズム&デザインパターン」で存在を知り,気になったので読んだ。

書名通り,プログラムが動作する仕組みを解説している。具体的には,以下のような項目について解説されている。

  • CPUの動作内容
  • 2進数による演算
  • 浮動小数点の扱い
  • メモリーの仕組み
  • メモリーとディスク
  • データ圧縮アルゴリズム
  • アセンブリ言語
  • ハードウェアの制御

IPAの情報処理技術者試験などでそれなりに情報の勉強をしていたつもりだが,この本で書かれている内容はあまり知らなかった。

普通にプログラミングの勉強をしていたら,学ぶことはないが,しっておくことでプログラミングでも活かせることが多かった。できれば,もっと早くに読んでおきたかった。

参考

特に有用だったのは,以下の章だ。

  • 第1章 プログラマにとってCPUとは何か
  • 第10章 アセンブリ言語からプログラムの本当の姿を知る

第1章では,コンピューターの演算を担当するCPUの動作について解説している。

どういうレジスターがあって,条件分岐や繰り返し,比較,関数呼び出しをどう実現しているのかを解説している。

第10章では,C言語のソースコードをアセンブリに変換して,一行一行機械語との対応を示している。

関数呼び出しに,スタックを使って,実行前のアドレスに移動したり,スタックを使うため,関数内の変数はスコープを持つなど解説している。グローバル変数とローカル変数のスコープがなぜ違うのかという理由を,メモリー上に格納される領域から理解できるようになった。

結論

CPUやアセンブリ言語,機械語という視点から,プログラムがどういうしくみで動作しているのかをわかりやすく解説していた。

こういう情報はなかなか触れる機会がない。できれば,プログラミングを学ぶ最初の方の段階で触れておくと,あとあと良いと思った。

個人的には,もう少し詳しい内容が欲しくなった。アセンブリ言語についての知識があると,プログラミング言語の仕組みの理解が深まるように感じたので,アセンブリ言語についてもう少し勉強しても良いと感じた。

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書評☆2 ゼロから理解する世界一簡単なトランジスターのきほん | トランジスター自体が複雑だからかあまり理解できなかった

概要

トランジスターの基本的な事項について解説している。

トランジスターは電気を増幅するための電子工作の部品らしい。

トランジスターの仕組みは,p. 42-43の2ページにだけ書いてある。N型P型N型の半導体の構成になっており,作りが複雑になっている。

なんというか,この本を読んでもトランジスターが何をするためのもので,どういう仕組みで,何が便利なのかがいまいち理解できなかった。これはトランジスター自体が複雑なものなのだからある意味しかたないのかもしれない。

しかし,そのトランジスターの基本事項を解説するための本にも関わらず,そこが理解できないならば,あまりこの本の意味がないのではないかと感じてしまった。

最後に電子工作例を掲載するくらいなら,もう少しトランジスターの有用性や役割,仕組みを詳しく解説してほしかった。

結論

その他の「ゼロから理解する世界一簡単なきほんシリーズ」はまあまあ理解できたが,この本は自分にとってはいまいちだった。

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書評☆3 ″Hey Siri 世界を変える仕事をするにはどうすればいいの?″ | 新規事業の手引

概要

世界初のバーチャル・パーソナル・アシスタントであるSiriを始め,多くのベンチャー起業を設立し,成功に導いた著者により,世界を変えるようなプロジェクトをベンチャーとして成功させるための方法が書いてある。

注意すべき点を最初にあげ,具体事例を上げながら,解説している。しかし,どちらかというと理論的な内容が多く,具体的にどうすればいいかというのはあまり書いていなかった印象だった。

印象的だったのは,あまり失敗を繰り返さないようにしろというところだった。Web系のスタートアップだと,アジャイル的に試行錯誤しながら改善するのが多いように思うが,その方法は無駄が多いので避けるように書いてあった。

内容はかなりビジネス的であり,普通の会社員である自分には,あまりあわなかった。

参考

p. 21: 起業時の心得4か条
画期的なベンチャー創りを目指す起業家を成功へと導くのは、次の4つの要因を組み合わせることである。

  • 市場:早く成長する可能性のある大きな市場機会
  • 人材:実行ができる卓越したチーム
  • ソリューション:協業を凌駕し得る差別化技術、もしくはビジネス・ソリューション
  • 価値提案と事業計画:会社の価値、戦略および計画を明確に表し、そして必要な投資を得るための価値提案書と事業計画書

起業時のポイントがわかった。

p. 42: フレームワークを構成する8つの要素
偉大なベンチャーを創り、構築するためのフレームワークは次の通りである。

  1. 急速な成長の可能性を秘めた大きな市場機会を特定する。
  2. 強豪相手を凌駕して市場成長の基礎を提供する、差別化されたテクノロジーまたはビジネス・ソリューションを特定する。
  3. 市場と技術分野に経験があり、リーダーシップとエネルギーとを持ち合わせ、その領域の知識を有し、会社を成功に導く強い意志を持った人々でチームを構成する。
  4. 会社の価値、戦略と計画を明確に表現し、必要な投資を得るための価値提案書と事業計画書をつくり上げる。
  5. ベンチャーの価値を高めるために協力を惜しまない、適切な投資家と取締役会メンバーを探しだす。
  6. 組織を創り、そして力強く素早く機敏に実行する。
  7. 会社の分岐点で成功へと導く。
  8. 将来を確実なものにする。

実際にベンチャーを始めようとする時には、フレームサークの最初の4要素が関係してくるが、これらの要素を個別に処理したり、一つを完了してから次に移るということではない。

4か条をさらに分解した内容が書いてあり参考になった。

結論

アイデアを持っており,ベンチャーを立ち上げたいと考えているなら読むとよいかもしれない。

それ以外の一般人が読んでもあまり得るものはないかもしれない。

書評☆3 よくわかる 電気のしくみ: 電気ってなんだ? その正体・発電・利用方法を知ろう | 全編フルカラーで電気の仕組みを簡単に図解

概要

主に子供向けに電気の仕組みがどうなっているのかを図解で簡単な言葉を使って説明しようとしている。

まずは身近なところから電池を使って説明し,電気の歴史,電圧・電流,電気の仕事,最後に電子工作という流れで説明している。

あまり細かい内容はないが,だいたい全ての漢字にはふりがなが振ってあるので,小学生低学年くらいの子供でも読むことはできるようになっている。ただし,電圧・電流の概念などは理解するのは難しいように感じた。

結論

子供が電気について知るには悪くない本だと感じた。ただ,当然ながら細かいことは書いていないので,詳細は別の本をあたる必要があるし,やはり大人が読むような本でもないように感じた。

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