概要
- 書名: 一生お金に困らない個人投資家という生き方
- 副題:
- 著者: 吉川 英一
- ISBN: 9784478017869
- 出版: 2012-01-26
- 読了: 2020-12-11 Fri
- 評価: ☆3
- URL: book.senooken.jp/post/2020/12/11/
評価
不動産投資とデイトレーダーとして成功している著者による個人投資家を目指すための方法が書かれている。
著者のブログは「吉川英一オフィシャルブログ-低位株・不動産投資で会社バイバイ、リタイアして毎日が日曜日。不動産業ブログ!」となっている。現在は,不動産がメインのようだ。
「実は誰でもなれる!個人投資家という夢の職業|個人投資家の「株で勝つ!」投資手法を徹底解剖!|ザイ・オンライン」で興味をもって図書館で借りて読んだ。
不動産投資と株式投資の指南が書かれていた。どちらかというと株式投資,デイトレードよりの内容だった。
前半くらいまでは一般的なことが書かれており,後半に少し具体的な方法が書かれていた。
ゆきゆという個人投資家の影響を受けて,日経平均先物と日経平均のタイムラグを利用した売買で勝てるようになったらしい。
過去に有名だった個人投資家の情報などが書かれていて,参考になった。
引用
p. 018: 個人投資家になるには何の資格もいらない
ここでは資産も知識もまったくないサラリーマンを念頭において書かれた『あと5年で会社を辞めて豊かに暮らす仕組みのつくり方』という本が紹介されていた。
p. 36 踏み上げ相場
相場をいつも大きく押し上げるのは、踏み上げ相場 (空売りで予想に反して値上がりし,高い値段で買い戻すことで、さらに上昇する相場) で、売り方の買い戻しに寄るところが大きいのですが、売り方が売り込めない状況が続いているため、下にも上にも動かない管理相場が続いてしまったのです。
踏み上げ相場という用語を初めて知った。
p. 110: 支払った授業料は軽く500万円
デイトレードを始めたきっかけとなる「ゆきゆ」のブログ (http://blog.livedoor.jp/yukiyu1218) が紹介されていた。
p. 117: このブログに出会って失意のどん底からはい上がった
勝てない状況から勝てるようになったきっかけとなったたかやんのブログ「デイトレ生存率向上ブログ」が紹介されていた。
p. 121: テクニカル分析に最適なブログはこれ!
テクニカル分析の参考に毎日チェックしているブログとして,「ついてる仙人の『株式投資』『日経225先物』と『ありがとう』で幸せになるブログ」を紹介していた。
こちらの著者は『株・日経225先物 勝利の2パターンチャート方程式』と『日経225先物ストレスフリーデイトレ勝利の方程式』というチャート解説の本も出しているらしい。
その他,「兜昇一郎の株で儲けるぞ!」というもブログも紹介されていたが,こちらは閉鎖されていた。
p. 125: 日経225のイブニング取引
デイトレをやってみたいけど、日中働いているサラリーマンには無理とおっしゃる方は、日経225のイブニング取引をお勧めします。取引時間が16時30分から翌朝3時まで延長されましたので、帰りの遅い方でも取引できるようになりました。
日経225のイブニング取引は初めて知った。
また,ここでは『超入門 2億円稼いだ株之助の世界一老けたいデイトレ授業』という本も紹介されていた。
p. 130: 私が見つけた勝利の方程式とは?
ここでは著者が勝てるようになった経緯が書かれていた。ゆきゆのブログで先物という言葉が何回も登場していたのをヒントにした。先物の値動きを見て,225採用銘柄の現物株もほぼ同様の動きをしているらしい。デイトレードで勝っている投資家は,現物より一瞬早く動く日経平均225先物の動きを見て,後出しじゃんけんで現物株を取引しているので,高い確率で勝てるらしい。
p. 139: 私がデイトレ中に表示しているのはこの3画面
ここでは著者がチェックしている情報が紹介されていた。
- 業種別に10株ずつ100銘柄の株価ボード
- リアルタイム 世界の株価指数と為替
- 日経平均と日経平均225先物
結論
前半部分は比較的一般的なことが書かれていて,あまり参考にならなかった。
後半あたりから具体的に影響を受けたブログや手法が書かれていて,参考になった。
日経平均と先物についてはもう少し自分で調べたいと思った。過去の有名個人投資家の情報を知ることができる本だった。
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