告知: 書評・食評・MTGの過去記事の移転完了

メインサイトのsenooken.jpで2019年11月末まで投稿していた投稿の内,別サイトに分離した書評・食評・MTG関連の投稿の移転が2020-02-09 Sunの夜間に完了したのでお知らせする。

共通内容のため,書評・食評・MTGのそれぞれのannounceカテゴリーにも同じ日付 (/post/2020/02/09/) でマルチポストしている。

メインサイトの肥大化に伴い,2019年の年末にかけて以下の告知通り,書評・食評・MTGの記事を別サイトに分離した。

分離したといっても,新規投稿を別サイトで投稿するようにしただけで,過去の投稿はメインサイトに残ったままだった。

食評は30記事程度だが,書評とMTGに関しては200以上の過去記事が存在しており,これらの過去記事の移転が課題だった。

新規投稿記事内で過去の記事を参照することがそれなりにあり,その度にメインサイトの過去記事を参照するのが折角分離したのに汚くて嫌だった。そこで,今回重い腰を上げてようやく実施した。

移転作業は以下の3手順で実施した。

  1. メインサイトから該当カテゴリーの記事のエクスポート
  2. サブサイトでのインポート
  3. メインサイトの該当記事のサブサイトへのリダクレクト設定

1-2はWordPressプラグインの「DeMomentSomTres Export」を駆使して行った (参考: WordPressで特定の記事と画像を簡単に別ブログへ移転する方法)。

ただし,3.のリダイレクト設定に関しては,リダイレクト対象が多く,プラグインを使っても結局手作業となるため,自分で一括入力するためにApache HTTP Serverの.htaccess設定ファイルを直接編集して実施した。

WordPressのマルチサイトで運営しているのもあり,ここのリダイレクト設定にはまり,思いの外時間がかかってしまい,結局2020-02-09 Sunをほぼ丸一日使うことになった。

このあたりの技術的な詳細に関しては,余力があれば別記事としてメインサイトに投稿したい。

概ね,2019年11月末までの記事がリダイレクト対象となっている。

今回の移転により,例えば自分のブログ記事としても最初のMTG記事の [https://book.senooken.jp/post/2010/06/12/] へアクセスすると,[https://mtg.senooken.jp/post/2010/06/12/] にきちんとリダイレクトされる。

なお,移転が完了したといっても,移転先でのカテゴリーが移転前のものを継承している都合,そこに一貫性がない。とはいうものの,記事さえ移転できれば些細な問題でもあるので,気が向いたときに直したい。

リダイレクト設定したので実際に表示されることはないものの,念のためメインサイトにも記事や画像を今月いっぱいくらいまでは残しておくことにする。

くだらない内容であっても,ブログは自分の大事な資産だ。他人のWebサービスではなく,自分が管理できるWebサービスで今後も蓄積していきたい。

書評☆3: OpenSocial入門 | SNSブーム直前に出版された歴史資料

概要

  • 書名: OpenSocial入門
  • 副題: ソーシャルアプリケーションの実践開発
  • 著者: 田中 洋一郎
  • 出版日: 2009-01-25
  • 読了日: 2020-02-07 Fri
  • 評価: ☆3
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/02/09/

評価

Web APIの勉強資料を探していて読んだ1冊だ。

2007年11月にソーシャルアプリケーションプラットフォームの標準仕様として,Googleにより策定されたOpenSocialの入門書となっている。

OpenSocialとはから,開発例まで解説されており,入門として悪くない本だった。

2008年頃は日本でSNSブームの直前あたりで,当時は疎かったため,このような標準仕様の存在を知らず,GNU socialやMastodonなどの後の分散SNSの源流に関わるようなテーマで興味深かった。

ただ,第3章で「OpenSocialアプリケーションの開発には,OpenSocialに対応したSNSが必要になります。」との記載を見かけた時点で読む気が失せてしまった。せっかく自分で作ったり運営するのに,誰かに依存するというのが残念だった。

その他にも,だいたい2009年ごろで情報が途切れており,その後あまり普及しなかったことがいまいちだ。

結論

分散SNSの源流にも関わるようなSNSブーム直前に策定されたOpenSocialの入門書だった。

残念ながら,OpenSocial自体がその後普及しなかったため,書籍の内容自体は悪くないものの,相対的に本書の価値も下がってしまった。

SNSの隆盛の文献として参照することになるだろう。

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