書評☆2: 働きたくないけどお金は欲しい | 情弱向け投資啓発本

概要

  • 書名: 働きたくないけどお金は欲しい
  • 副題:
  • 著者: 遠藤 洋
  • ISBN: 9784837804833
  • 出版: 2018-06-08
  • 読了: 2020-06-27 Fri
  • 評価: ☆2
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/06/30/

評価

お金を稼ぐ方法について調べていて読んだ一冊だ。

書名の「働きたくないけどお金は欲しい」が気になって読んだ。

働かずにお金を稼ぐ方法が解説されているのかと思ったのだが,一般的な投資の勧めが書かれているだけの本だった。

具体的なことがほとんど書かれておらず,金融リテラシーの低い人向けの本だった。

末尾に,わずかに株式投資に関する話があるが,あまり情報がなく参考にならなかった。

せいぜい読み物の域を出ず,読まなくても特に問題なかった。むしろ,読む時間がもったいなかったかもしれない。

結論

投資の一般的な勧めが書かれているだけの本だった。

書名に人の欲を代言するフレーズが入っているが,肝心の具体的な中身が書かれておらず,題名負けしている本だった。

金融リテラシーの低い情報弱者向けの本だと思った。

書評☆3: 俺流amazonの作り方 | 古すぎて書籍の大半の有用性は疑問だが,ASINとISBNの関係は今でも有用

概要

  • 書名: 俺流amazonの作り方
  • 副題: Amazon Webサービス最新活用テクニック
  • 著者: 水野 貴明
  • ISBN: 9784756146755
  • 出版: 2006-03-21
  • 読了: 2020-06-16 Tue
  • 評価: ☆3
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/06/25/

評価

以前読んだ「アフィリエイターのための Web APIプログラミング入門」で参考文献として引用されており興味を持って読んだ。

書名通り,Amazon Webサービス (PA-API) を活用したWebサイトを構築するために必要な,APIの活用方法を全編を通して解説している。

出版年が2006年と古く,Amazon ECS (Amazon E-Commerce Service) という商品情報にアクセスするWebサービスを使っている。ECSは今ではEC2 Container Serviceの略称で通っており,今でも当時のECSが使えるかどうかわからない。そして,具体的なデータアクセスにはPerlのサンプルコードでXML経由で解説しており,時代を感じさせる。

当時は有益だったかもしれないが,今となってはAmazon側の仕様が大きく変わっている可能性があるので,有用性はいまいちだった。

引用

p.80-86: 特定の商品を調べるには

本書で唯一参考になったと思うのが,こちらの内容だ。こちらでは,Amazonが内部の商品情報の管理に使っているASINと,ISBN,JANコードについて解説しており,仕組みがよくわかった。

p. 250: ECSで何を作ったらいいのか

こちらは本書の締めくくりとして,ECSの活用方法について解説していた。コツとしては以下の3点を挙げていた。

  1. ECSの情報と他の情報を組み合わせる
  2. 特定の利用者にターゲットを絞る
  3. 情報を加工して表示する

特に2番目の特定の利用者にターゲットを絞るというのがわかりやすくて簡単かもしれないと思った。

結論

Amazon Webサービスを活用して自前のWebサービスを開発する際に必要なAPIの活用方法を解説した本だった。

残念ながら,情報が古すぎて活用しにくいことと,そもそもAmazon PA-API自体が今となっては利用条件がやや厳しく使いにくくなってしまったことが,本書の有用性を下げている。

その中では,ASINとISBNに関する情報が参考になった。過去の歴史資料扱いになるだろう。惜しい本だった。

書評☆3: 作って覚えるPHP+MySQLアプリケーション | Smarty+PEAR::Authを駆使したフレームワークに依存しない昔ながらのPHP開発

概要

  • 書名: 作って覚えるPHP+MySQLアプリケーション
  • 副題: ブログ、ショッピングサイトからマッシュアップまで
  • 著者: 藤本 壱
  • ISBN: 9784883376063
  • 出版: 2008-07-03
  • 読了: 2020-06-21 Sat
  • 評価: ☆3
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/06/23/

評価

PHPを使ったWeb APIを用いたマッシュアップ開発について調べていて読んだ一冊だ。

PHPの初級本を読み終わった初級者が中級者になるための学習者に感じた。内容は大きく3部になっていた。

  1. PHPでのDBアクセス
  2. Smartyの使い方
  3. 実技 (ミニブログ,ショッピングサイト,グルメブログのマッシュアップ)

実サービスの開発で必要なPHPでのDBアクセス,Smartyを用いたロジックと見た目の分離,PEAR::Authを使った認証機能,インストーラースクリプトなど,一通り必要なことが書いてあった。

出版日が2008年と古く,PDOを使ったDB接続でないのが残念だが,フレームワークを使わないPHPの開発方法として,ページ数も250ページ程度と薄く,コンパクトにまとまっていた。

フレームワークを使うと,フレームワークのバージョンアップに付いていくのが難しいという問題があるので,いっそのことフレームワークを使わないのもありに感じている。

ただ,全てを自前で実装するのは時間がかかるので,SmartyやPEARのライブラリーを駆使した開発方法は参考になった。

結論

フレームワークを使わないPHPによるWebサービスの開発方法が書かれている。初級者から中級者になるのにちょうどよい本に感じた。

出版年が古いものの,DBアクセス以外は今でも流用できそうなので,フレームワークに依存しない昔ながらのPHP開発手法の勉強に良いと思った。

書評☆2: 社員ゼロ!会社は「1人」で経営しなさい | 「一人会社はおすすめです」のメッセージだけで,肝心の一人会社の事業内容が薄い

概要

  • 書名: 社員ゼロ!会社は「1人」で経営しなさい
  • 副題:
  • 著者: 山本 憲明
  • ISBN: 9784756919359
  • 出版: 2017-11-19
  • 読了: 2020-06-09 Tue
  • 評価: ☆2
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/06/11/

評価

個人事業について考えており,興味を持って読んだ一冊だ。

書名通り,一人会社を勧めていた。たしかに,一人会社はある意味効率はいい。柔軟性はあるし,自由度も大きい。

しかし,一人会社でうまくやっていくには,市場や事業内容が重要となる。つまり,一人でできるビジネスを考える必要がある。本書では,具体例として飲食店,コンサルタント,一人出版社を挙げていた。

ただ,どの事例も内容が薄く,そこまで参考にならなかった。読者にとってはここが一番重要で知りたいところだと思うのだが,一番肝心なところが一番書かれていなかった。ここはとても残念だった。

社長の労働時間をゼロに近づけて,効率を挙げればいいとか,いうだけなら何とでもなることが書かれており,一人会社は効率がいいのでおすすめですとか,それくらいの薄い内容しか書かれていないように感じた。

唯一,税理士である著者の得意分野である資金計画だけ無駄に詳しかったが,事業内容が先で,資金計画は後から何とでもなる。

引用

p. 48: 3 「1人経営」は生産性の向上がしやすい

伊賀泰代さんが書いた『生産性』(ダイヤモンド社) という本が売れました。伊賀さんと同一人物だと言われている、ちきりんさんの『自分の時間を取り戻そう』(ダイヤモンド社) も売れました。

ちきりんというネット上の有名人の正体についての噂が書かれており,初耳だった。

結論

「一人経営はおすすめです」というメッセージだけの本だった。肝心の事業内容について,あまり書かれておらず,口だけの本という感じで,全体的に表面的で薄い内容だった。

読みやすくはあったので,すぐに読み終わったのだが,こんな内容の薄い本をいくら読んでもなんにもならないだろう。

ビジネス書は中身のない本が多いので,読んで意味のある本を見つけたい。

書評☆2: クラウドWebサービス入門 gaedirectによるHTML5連携とマッシュアップ | 今は廃れたgaedirectの歴史資料

概要

  • 書名: クラウドWebサービス入門 gaedirectによるHTML5連携とマッシュアップ
  • 副題:
  • 著者: 清野 克行
  • 出版: 2012-02-05
  • 読了: 2020-06-03 Wed
  • 評価: ☆2
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/06/09/

評価

Web APIの調査中に読んだ一冊だ。

2011-03-11に発生した東日本大震災において,官公庁のWebサイトへのアクセス急増によるサービスの不安定化を受け,クラウドWebサービスを用いたマッシュアップを解説している。

具体的にはgaedirectというGoogleのJava製のシステムを裏で用いて,この上で動作するJavaScriptコードでの解説がメインだった。

gaedirectを使うことでGAE (Google Apps Engine) の機能を全てJavaScriptで使うことができ,言語をJavaScriptに統一できて効率的らしい。

興味を持って軽くgaedirectについて調べてみたが,2013年ころで情報が途切れている。Webにつきものだが,あまり流行らず廃れてしまったのではないかと思った。

書籍自体はgaedirectのAPIを使ったJavaScript (jQuery) のコードがたくさん書かれており,gaedirectの参考書籍としては悪くないと思った。

結論

クラウドWebサービス入門としてgaedirectによるマッシュアップの作成を解説した本だった。

スケールや言語面でクラウドサービスの採用は利点があるが,今回のように流行り廃りがあるという欠点がある。残念ながらgaedirectはそこまで普及しなかったようで,歴史的資料のように感じた。

特定サービスに特化した本の寿命は短いので,そういう意味で内容は悪くないものの題材選びで失敗したいまいちな本だった。