書評☆3: 秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ | 汎用的な成功体験をまとめた与沢流自己啓発書

概要

  • 書名: 秒速で10億円稼ぐありえない成功のカラクリ
  • 副題:
  • 著者: 与沢 翼
  • ISBN: 9784797372922
  • 出版: 2013-09-26
  • 読了: 2020-08-29 Sat
  • 評価: ☆3
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/09/01/

評価

与沢翼の調査中に読んだ1冊だ。時系列からして,「秒速で1億円稼ぐ条件」に続く3冊目の著書となる。

書籍の内容は,アパレル会社倒産後,インターネットビジネスで復活を遂げた与沢翼の成功論が書かれていた。一言でいうと自己啓発書だった。

マインドセット,願望実現,お金儲け,成功戦略,勉強法,人を動かすといった内容をこれまでの経験をベースに説明している。

彼の具体的な成功方法については,前著の「秒速で1億円稼ぐ条件」にしっかり書かれているので,こちらにはそこを除いた一般論が書かれていた。

前著などを読んでいると,内容としてだいぶ重なる部分が多く感じた。そのため,そこまで目新しいところはなかった。

ただ,与沢翼の一般的な考え方が整理されているので,具体的な手法ではなく汎用的なものがまとめられているのはよかった。

引用

p. 61: 3 刺激を受けたら即行動する

祖父が「お前は、もともとそんな人間じゃない。頭だっていいんだから弁護士を目指したらいい」と差し入れてくれた、元極道の女から弁護士になった太平光代さんの著書『だから、あなたも生き抜いて』(講談社) を呼んで、人生で初めて泣いたのだ。

ここでは与沢翼の感性について書かれていた。学生時代の転記となった書籍が紹介されていた。「スーパーフリーエージェントスタイル」でも紹介されていたような気がしたが,そちらでは書名のメモを忘れたのでこちらでメモした。

p. 116-121: 24 戦略は3ステップでつくる

成功者は成功をもたらす高度をきちんとやっている。そして、その行動が何によって成り立っているかといえば、正しい戦略によってである。

だが、ここで忘れてはならないのは、どのような戦略も必ず目的があるということ。つまり、目的の数だけ、それぞれの戦略が必要になるということだ。

ここでは成功のための戦略について書かれていた。目標に対して,その目標を実現するための方法を洗い出し,効果の大きなものに並び替えて順番に取り掛かる。そして,項目もさらに分解してステップ化してTODOにする。

そして,そもそも案がでない場合は経験者に聞く,本を読みイメージを立てるなどを行う。

実際には,目標に対してなんとなく目の前の行動を起こすだけで,方法を洗い出して重要度の高い順に取り掛かるということができていない。言うは易し,行うは難しの典型例なのだが,なかなか…

p. 173-177: 40 二流、三流からは絶対に教わるな

ただし、アプローチにおいて気をつけなければならないこともある。

一見、ある特定の組織やグループ内で評価されていても、実は二流や三流レベルの人というのがいる。そうした人にアプローチして何かを教わるというのは、やめた方がいい。

私も昔、一度だけ、そうした失敗をした。情報業界について、ほとんど何も知らなかったときに、ある情報系起業で信頼と実績があるという先生にコンサルティングを受けるつもりで50万円を支払ったのだ。

しかし、先生は一向に何も教えてくれない。それどころか私を避けている様子だった。あるとき、その先生の会社に出向くと「なんだ、こいつら?」と思うような、若者がゴロゴロしていた。

— そういうことか。その先生とやらは、何も知らないやつを集めて"お山の大将"がやりたかっただけだったのだと悟った。

そして、私は「50万円を払って何も学べなかったということを学んだ」のである。

そこで気付かせてもらったことで、それからは本当に一流とされる人、いろいろな業界で結果を出し続けている人からしか学ばないということを徹底した。

与沢翼の教えに,その道の一流の人物から学ぶというものがあるのだが,この考えに至ったエピソードがここで初めて語られていた。

p. 190-193: 44 成功者は『ドラゴンボール』から何を学ぶのか

アパレル会社が行き詰まっていたときに『フリーエージェント社会の到来 — 「雇われない生き方」は何を変えるか』(ダイヤモンド社) というダニエル・ピンクの本を偶然手にして「フリーエージェント?」という言葉が、説明できない感覚で飛び込んできた。

「スーパーフリーエージェントスタイル」でも引用されていた書籍がここでも紹介されていた。

結論

与沢翼のこれまでの成功体験から一般的で汎用的なものがまとめられた本だった。

彼の具体的なビジネスの手法や,生い立ちなどを知りたい場合には,前著や最初の「スーパーフリーエージェントスタイル」が参考になる。

彼の本をいろいろ読み漁っている自分からすると,やや物足りなかったものの,彼の成功哲学などについて学びたい場合に参考になると感じた。

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