書評☆4: Eclipseモデリングフレームワーク | ほぼ唯一の日本語のEMF解説本

概要

  • 書名: Eclipseモデリングフレームワーク
  • 副題:
  • 著者: Frank Budinsky and David Steinberg
  • ISBN: 9784798106632
  • 出版: 2005-02-16
  • 読了: 2022-07-23 Sat
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2022/07/23/

評価

Eclipseのモデリングフレームワーク (EMF) について知りたくて情報を探したところ、ほとんど情報がなく、唯一日本語の書籍として出版されている本書をあたった。

EMFについて解説している。EclipseでのJavaでの開発を念頭に置いて、Java/XML/UMLとEMFの関係について説明しており、全体像を理解できた。

Java/XML/UMLをさらに抽象化させたものとしてXMIがあり、EMF (ECore) はこれをベースとしている。ECoreはEMFのメタモデル (モデルのモデル) となっており、これらの要素を相互生成するのがEMFのようだ。EMFを使わない場合、手動で同じような内容を3回作る必要があり、それを共通化だけでもEMFは意味がある。

なお、ECoreクラス自体は完全のUMLのサブセットになっており、密接に対応している。

このような全体像を理解できたのは良かった。

ただ、本書は例えばEMFからソースコードの生成、Java/XML/UMLからECoreの生成など細かいことが書かれている。

個人的にはシーケンス図の作成に興味があって読んだのだが、本書ではクラス図がベースでそこを知ることはできなかった。

結論

EMFについて記されたほぼ唯一の日本語書籍だった。

EMFの全体について理解することはできた。ただ、本書の大部分を占める具体的な相互生成などについては、あまり興味がないのもあって読み飛ばした。そのため、ほとんど序論の部分だけが有用だった。それでもネット上でもまとまった日本語の情報はないため助かった。

EMFのツール類について自分で追加で調べて見たいと思った。

稀少性は高いが、それだけで書籍としてはいまいちだった。

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