書評☆5: お金儲け2.0 | 2019年の手堅く成功しやすい個人ビジネスまとめ

概要

  • 書名: お金儲け2.0
  • 副題: 手堅く1億円稼ぐ7つの最新手法
  • 著者: 川島 和正
  • ISBN: 9784837927945
  • 出版: 2019-08-01
  • 読了: 2020-07-31 Fri
  • 評価: ☆5
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/08/01/

評価

働かないで年収5160万円稼ぐ方法」の著者による続編ともいえる本となっている。

最近興味をもっている与沢翼がセールスコピーで登場しており,与沢翼のインターネットビジネスでの師匠ともいえる川島 和正の新しい本ということで興味をもっていた。図書館での予約も殺到しており,借りるのに半年くらいかかった。

「働かないで」の本が出版されて10年以上経過しており,2019年の最新状況に合わせて内容が改良されている。

本書で書かれている内容は,著者が開催している会員サービスの川島塾の仲間の成功者の方法をまとめたものとなっている。

前著と同じく,自分一人で稼ぐことのできる方法を解説している。前著で解説された,転売,アフィリエイト,情報商材・メルマガに加えて,不動産,会員制ビジネス,境界ビジネス,貿易と1億円という大金を稼ぐための方法が追加で説明されている。

その代わりに,一つずつの内容の詳細は,個別の書籍を引用・紹介することで若干減っている。減っているといっても,ポイントとなる部分は押さえられており,さらに具体的に細かいところを知りたい人のため文献が紹介されているため,書籍がリーチする範囲は大幅に増えている。

参考書籍や利用するサービスなどの紹介が多数あり,参考になるところだらけで付箋だらけになってしまった。

引用

書籍内で紹介された書籍を列挙する。

  • p. 68: 自分ブランドで稼ぎなさい Amazon中国輸入の教科書
  • p. 72: Amazon中国輸入ビジネスの極意
  • p. 76: 月10万円ラクに稼げる「ネットせどり」入門
  • p. 82: 年商20億円稼ぐ!Amazonせどりの王道
  • p. 97: アフィリエイトで年3000万稼ぐ人の広告主がかけない検索キーワード発想法
  • p. 97: アフィリエイトで月100万円確実に稼ぐ方法
  • p. 97: 現役ASP役員が教える本当に稼げるアフィリエイト アクセス数・コンバージョン率が1・5倍UPするプロの技48
  • p. 107: 沈黙のWebマーケティング
  • p. 135: 最速で億を稼ぐ!不動産投資 [成功の原理原則]
  • p. 135: 不動産投資「勝者のセオリー」
  • p. 140: 常識破りの「空き家不動産」投資術
  • p. 144: 特区民泊で成功する!民泊のはじめ方
  • p. 150: 会社員がゼロから稼げる!融資フル活用不動産投資術
  • p. 174: ザ・ローンチ
  • p. 180: 一気に業界No. 1になる!「新・家元制度」顧客獲得の仕組み
  • p. 192: 金髪美女と結婚できた理由
  • p. 192: だ・か・らタカシは結婚できない
  • p. 203: Amazon個人輸入 はじめる&儲ける超実践テク104
  • p. 212: いちばん儲かる!Amazon輸入ビジネスの極意
  • p. 213: 世界一楽しく儲かる金持ち教科書
  • p. 225: ゼロから始める!4年で年商30億の通販長者になれるプロの戦略
  • 読者限定特典: http://1oken.com

結論

2007年の「働かないで」の内容を2019年にアップグレードした内容となっていた。青と黒の2色刷りでレイアウトも見やすく,とてもいい本だった。

前著と同じく,手元に是非おいておきたいと思える本だった。

後は,具体的にターゲットを決めて取り組むだけだろうが,実際に取り組むというのが一番の難所となる。いろいろ調べて,可能性を探っていきたい。

書評☆5: スーパー フリーエージェント スタイル | 「秒速で1億稼ぐ」前の与沢翼の初著書に描かれた天才的な半生はビジネスのコツが満載

概要

  • 書名: スーパー フリーエージェント スタイル
  • 副題: 21世紀型ビジネスの成功条件
  • 著者: 与沢 翼
  • ISBN: 9784046537980
  • 出版: 2012-09-25
  • 読了: 2020-07-18 Sat
  • 評価: ☆5
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/07/28/

評価

過去に読んだ「ブチ抜く力」が予想以上に素晴らしい内容で,著者の与沢翼に興味を持ち,彼の書籍を全て読み漁り始めた最初の本だ。

本書は実業家の与沢翼の最初の書籍である。彼の半生やこれまで成し遂げた成功体験から考える成功条件,今後のビジョンが書かれている。

書籍の構成は以下の3部構成になっていた。

  1. スーパーフリーエージェント
  2. 彼の幼少期から直近まで半生でのできごと
  3. 半生で成功したノウハウ

時系列としては,アパレル会社のエスラグジュール倒産後,アフィリエイトで復活した直後辺りに書かれている。まだこのときは「秒速で1億稼ぐ男」の触れ込みがつく前のようで,「秒速で1億稼ぐ」というフレーズは本書内には一切登場していなかった。

まず第一印象で,書籍の冒頭で「最初の書籍は巷で流行るような軽いモノにしたくなかった」とある通り,しっかり書かれていると感じた。

与沢翼の自伝とも読んでも差し支えないほど,彼の半生について詳しく書かれており,どういう生い立ちだったのかよくわかった。

怪しく思っていたのだが,実に小学生の頃からビジネスを始めており,家が裕福だったのもあるが合間合間に猛勉強しており,素直に天才なんだろうと思った。

本書ではスーパーフリーエージェントという21世紀に成功する著者が提唱する働き方について書かれている。その中で,アフィリエイトやネットワークビジネスについての言及があった。

書籍内で明確な言及はなかったが,著者はおそらく一時Amwayをやっていたのだと思った。その他,アフィリエイトで復活時にお世話になったK氏は「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」の川島和正のことだと,過去に読んだ本との関連で分かる部分があった。

本を読んで思ったのが,与沢翼は勉強家だということだ。大量の書籍を読んでおり,自分の頭をフルに使って窮地を脱出し,論理的思考力も発揮してライバルの分析など,頭を使うことで頭が良くなっているのだと思った。

書籍の引用・紹介が度々行われていたことからも,学の高さを感じ取れる。

正直,小学生の頃からビジネスをやって月収10万円以上ものお金を稼ぐなんて,一般人からしたら考えられない。ホリエモンの半生が書かれた「ゼロ」との対比が興味深い。

ホリエモンに比べると,与沢翼は裕福な家庭に育ったが,中学生頃からは不良で痛い目をみているが,幼少期からビジネスを始めていた。

引用

参考になった部分が多すぎるので,ページ数などだけひたすら列挙する。

p. 30-35: スーパーフリーエージェントとは

「フリーエージェント社会の到来」という本が紹介されていた。

p. 40: ブランド化された個人=第5クワドラント

有名な書籍である「金持ち父さん貧乏父さん」のほか,「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」が紹介されていた。

p. 54: ネットワークビジネスとの出会い

ネットビジネスの次に目をつけたネットワークビジネスに興味を持つ前に読んだ2冊の本 (金持ち父さんの21世紀のビジネス,あなたに金持ちになってほしい) が紹介されていた。

p. 60: 裏を行くのが成功者への未知〜怪しいものの中に金脈がある〜

「人の行く裏に道あり花の山 いずれを行くも散らぬ間に行け」

与沢翼の好きな格言が紹介されていた。

p. 64: 「異分子」の誕生

父は千葉大の工学部を出た後、スタンフォード大学の経営大学院を卒業して大企業の役員を務めるエリートサラリーマンで、父の転勤や海外赴任に伴い、小学校教師の母と、私と妹は引っ越しを繰り返した。知らない土地を転々とする生活に嫌気がさした私は、6歳のとき、父のアメリカ赴任についていくことや家族と生活していくことを拒み、埼玉県秩父市の山奥で旅館を経営する母方の祖父母に引き取られた。父は後に日本を代表する大企業のアメリカ法人で副社長に就任した。

与沢翼の始まりが書かれていた。わずか6歳で家族との生活を拒むというこの時点で異常だと思った。

p. 100: 一番難しいことからやる

[最短で成果を出すためには、一番難しいことで自分が避けたがることかをやらなければないけない」

これは私のビジネスの信条だ。

与沢翼のビジネスの信条が書かれていた。この信条は他でも言及される。

p. 102: 画面をジャックしろ〜逆転の発想〜

初回は35%支払った報酬も、2回目からのリピーター購入では一切払わなくて済む。僕らはそこで得た新規顧客に対し、魔法のリリースモデルで商品をたくさん売り、2件目からは完全に全額利益になるのでまったく問題ないのだ。新規顧客開拓のためであれば初回の利益は投げ打つ。これがボクの基本戦略であった。

この「逆転の発想」は、孫さんがしていることと同じだ。ソフトバンクも最初に2か月無料のキャンペーンで多額の赤字を出し、その後一気にん回収を図っていく。

最初に赤字を出して顧客を集めるというのはビジネスの基本なのだと思った。

p. 118: 無力

ここでは当時付き合っていた彼女の氏名が「山田るり子」であることが書かれていた。

p. 124: ブログで月800万稼ぐ

誰がやろうと、自分の力だけでブログのPVを伸したり、メルマガの読者を増やすのは無理だ。それは成功者のブログやメルマガを分析すればわかる。芸能人ブログも多くのファンに支持されて、多くの人がリンクをはって紹介しているのが成功の要員だ。だから、私もそれを真似たのだ。成功している事例をつぶさに見れば、何が本質なのかがわかる。

成功者の真似をするというビジネスの基本が紹介されていた。

p. 148: 人を動かす帝王学

そして最大のポイントである交渉では、自分の中で最善を尽くし、相手にとってうまみしかない提案をすること。相手との関係性など前提が違えば提案の内容も変わるが、基本はこれに尽きる。

ビジネスにおける交渉術の本質が書かれていた。

p. 194-197: 愚直に真似る

なぜこんなスピードで結果を出すことができたのか? とよく聞かれるが、私は結果を出している人が実際にしていることをとにかく見て、それを愚直に真似たことが大きな要因だと思っている。

情報収集の基本は、競合 (ライバル) を調べることが第一だ。私は8割がたそれで完結し、業界本を読んで勉強したことはない。


情報収集は、成功者分析であると心得るのがよい。

ビジネスの基本の情報収集・ライバル分析について書かれていた。

p. 204-207: 最短最速で結果を出す

では最短最速で結果を出すためにどうすればよいかというと、私の場合は2章で述べた通り、一番難しそうなことから手を付ける。


幹の根幹であるセンターピンを倒せば、10本のピンが一気に倒れ、他のピンを一本一本倒していく必要はないのだ。その際、3か月タームで爆発的に集中することが大事だ。集中していないのであれば、5年、10年、30年やってのんきに成功を目指しても人生は変わらない。

最短最速で結果を出すコツとして,一番難しいところからやることと,集中することが説明されていた。

p. 209: ROIで考える

現代の株成功を目指すのであれば、明らかにデイトレードである。


デイトレは買いと売りのタイミングが全てだが、このタイミングを見極めるのが非常に難しい。日々のトレードの中から完成を研ぎ澄ました熟練にしか成功できない道でもある。いずれにせよ株式のデイトレードもしくはスイングトレードから学べることは膨大である。


起業の不祥事や社会問題をウォッチしておいて、株価が暴落したおᵀ気に下限を見極め数千万を一気に突っ込んで、反発して上昇したときに売り抜けるという基本スキームを忠実に実行するようにしている。オリンパスや東電など、大型企業の不祥事が年に数回あるのは世の常である。

p. 218: バズマーケティングで勢力図を一変させる

あなたもこれからは、どうやったら話題となるか、人々が噂したくなるかを考えてビジネスをやってもらいたい。


形成が悪い状況でも、話題を作れれば一気にその商品は普及する。バズを駆使した者が21世紀を支配すると言っても過言ではないのである。だからこそ、常識的な行動を100回するよりも非常識な行動を1回したほうがてっとり早いのである。

話題作りの重要性が書かれていた。

結論

実業家の与沢翼の半生とビジネスでの成功のコツ・信条について書かれていた。

ホリエモンの「ゼロ」は自叙伝的要素が強くて,あまり参考になるところはなかったのだが,本書は自叙伝だけでなくそこから導き出したビジネスでの成功の本質が散りばめられており,読み物としてだけでなく有益だった。

猛勉強したところや度胸などは真似しにくいが,具体的にどういう考え方でどういう行動を起こしたのかが書かれており,ビジネスにおける姿勢・方法論としてとても参考になった。

また,与沢翼に悪評が立っていたのが気になっていたのだが,その理由も本書で書かれていた。アパレル会社の倒産時に従業員が悪評サイトを作成し,そこから悪評が拡散したようだ。

ただ,本書で提唱していたスーパーフリーエージェントの会社やその計画は,予定となる2018年でも聞かないことからその後頓挫したようだ。こちらは他の本で経緯が記載されていないか引き続き調査したい。

自伝としてだけでなく,ビジネスでの成功のコツも書かれており,読み物・物語として面白いだけでなく,役に立つ内容がたくさん散りばめられておりとても良かった。

付箋だらけになり,手元においておきたいと思える良い本だった。やはり彼の本は全て読んでみたいと思った。

書評☆3: 世界一わかりやすい「差別化ブログ」起業術 | ライバルの弱みに特化した差別化戦略は有効

概要

  • 書名: 世界一わかりやすい「差別化ブログ」起業術
  • 副題:
  • 著者: 仙道 達也
  • ISBN: 9784798052793
  • 出版: 2018-04-25
  • 読了: 2020-07-12 Sun
  • 評価: ☆3
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/07/23/

評価

アフィリエイトについて調査していて読んだ一冊だ。

学歴,資格,職歴のどれも0の状態から年間4億円の売上に成功した著者によるアフィリエイト・ブログ集客について書かれた本となっている。

本書及び著者の最大の特徴が,ライバル分析による弱みに特化した参入だ。

ちょうど直前に読んだ「たった1年で人生が劇的に変わるポータルサイトビジネス」と内容がかぶっている部分が多いのだが,ライバル分析という視点が強かった。

以下の3の分析をこの順番で行うことで,自分が勝てる分野を選んで参入する。

  1. 市場分析
  2. 自分分析
  3. ライバル分析

本書では最終的にメルマガに誘導しているのだが,メルマガのうまい使い方が書かれておらず,少々物足りなかった。

引用

p. 73: グーグルキーワードプランナーを使う

  • キーワードの月間検索数を測定できる無料ツール
  • 月間検索数を知ることで、最低限のウェブ需要があるか測定できる
  • 月間検索数が最低でも五千件以上が必要、一万以上が理想
  • あくまでも「単発キーワード」での目安として使う

参入する市場調査の目安が紹介されており参考になった。

p. 85: 市場を絞り込む5つの質問

質問① ライバルに勝てるまで市場を絞り込む場合、どのくらいまで細分化する必要があるか?

質問② あなたの理想の顧客の性別は? 男女比で見た場合、どれくらいの割合が適切か?

質問③ ターゲット層はどんな「悩み、苦しみ」をもっているか? 細分化するとしたら?

(参考ツール) ヤフーお悩み掲示板,グー (goo) 相談室

質問④ ターゲット層は「どんな願望、欲望」をもっているか? 細分化するとしたら?

質問⑤ もし「お金をいくらでも払う!」といってくる顧客がいるとしたら、具体的にどんな変化に対してか? ビフォー&アフターで表すとしたら?

市場の中でターゲットとする顧客のイメージをつかむ上でのヒントが書かれていた。

p. 97: ライバルの「強み」「弱み」を細分化する

ライバルの弱点を見つけるには、次のような質問をします。

  • 提供している商品、サービス内容は何か?
  • 提供している商品の値段はいくらか?
  • 提供している商品はどんな人が購入しているか?
  • 商品の保証はあるか? あるとしたら保証内容は何か?
  • お客様へのアフターフォローやサポートの質はどうか?

著者の特徴であるライバル分析というところの具体的な観点が書かれており参考になった。

このあたりまでが,本書の核となる部分で,これ以降はおまけのように感じた。

結論

SWOT分析なんてのは,マーケティングでは一般的なもので,情報処理技術者試験でも習っていた。しかし,実際にビジネスでの活用方法は誰からも教えてもらうことはなく,使うことがなかった。

この本はまさにSWOT分析でライバルの弱みを分析し,その弱みに焦点をあてた差別化戦略を取ることで,レッドオーシャンでも勝負するというものだった。

内容としては,「たった1年」と似通った部分がやはり多い。例えば,参入ジャンルではレッドオーシャンを選ぶというところなどだ。
総合的には「たった1年」のほうがよかったが,ライバル分析の視点や分析方法は特に参考になった。メルマガの活用方法についてもう少し書いてあれば,☆4の評価にしていた。

併用するのが良いと思った。

書評☆5: たった1年で人生が劇的に変わるポータルサイトビジネス | アフィリエイトでの成功に必須のビジネス思考が破格の1400円で入手可能

概要

  • 書名: たった1年で人生が劇的に変わるポータルサイトビジネス
  • 副題: 誰でもできる不労所得の作り方
  • 著者: 深井 良祐
  • ISBN: 9784772661072
  • 出版: 2018-04-10
  • 読了: 2020-07-09 Thu
  • 評価: ☆5
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/07/16/

評価

ビジネスやお金儲けの方法について調査中に読んだ一冊だ。

本書は一言でいうと,アフィリエイトサイトの運営指南本となっている。

いかにも胡散臭い書名からして,正直なところあまり期待していなかった。しかし,想像以上にいい本だった。

アフィリエイトサイトをやる上では,最初の1年間は我慢が必要となる。ここはよく聞く話でわかっていた。ではどういう内容で,どうやっていくか?継続もさることながら,内容も当然重要で,本書はその肝心の内容について詳しく解説していた。

ビジネスにつなげること,お金を稼ぐことが,顧客の役に立つことであるので,収益というところに意識がおいてあった。

具体的には,ジャンル選定だ。ジャンルを間違えると儲けるのがかなり難しくなる。例えば,映画などの趣味・エンタメ関係は単価も少なく,収益にするのがかなり難しい。加えて,Google Adsenseのような広告収入モデルも単価がそもそも少なすぎて,難しい。

その他,ジャンル選定において大型書店での販売面積や一般広告にどういうものがあるのか,その他,ライバルサイトがどういう商品を取り扱っているのか?こういう点が押さえられていた。

最近読んだ以下の3冊で書かれているライバルを真似するという視点があった。

ライバルを真似するということがどういうことかというイメージがあまりついていなかったのだが,扱う商材や紹介内容を真似るということで,意味がよくわかった。

また,どういうことが儲かるのかというビジネス思考が普段の仕事でも有用に感じた。今まで,こういうビジネス思考が身についておらず,自分の主観だけで判断を進めてきた。このあたりが分かることで,効率的に次の一手を選べるように感じた。

引用

参考になった箇所が多いので,ページ数と概要などを列挙する。

  • p. 50: 4 初心者を相手にするのがビジネスの基本
  • p. 60: 7 自社製品を販売するリストマーケティング

p. 75: 1 レッドオーシャンだからこそ収益が上がる

ブルーオーシャンは市場を見つけること自体が難しい。代わりに,儲かることがわかっているレッドオーシャンで切り口を変えて取り組む。

p. 76: 2 アフィリエイトの対象になる分野

アフィリエイトであれば収益が上がるジャンルが決まっているので以下のジャンルから選ぶ。

  • 金融: キャッシング,ローン,クレジットカード,保険など
  • 投資: 株,FXなど
  • 転職: 転職全般,薬剤師,看護師,SE (システムエンジニア),保育士,第二新卒,女性など
  • 結婚: 結婚相談所,出会い系,恋愛アプリなど
  • 健康: サプリメント・健康食品 (便秘,肩こり,アトピー,青汁など),ウォーターサーバーなど
  • 美容: 脱毛,エステ,ニキビ,化粧品,バストアップ,薄毛・白髪染め,体臭,シャンプー,美容整形など
  • 機器: レンタルサーバー,インターネット回線など
  • その他: 一括見積系 (引っ越し,中古車・バイク査定),不動産,リユース (買取),英語,資格・通信講座,探偵など

p. 80:3 マッチングビジネスで収益が上がる分野

なお,マッチングビジネスの話をすると必ず出てくる質問として,「どのようにして提携業者を探すのか」という問題があります。…電話をかけて提携業者を探す場合,初回は仲介手数料無しで,完全無料でお客様を紹介しましょう。その代わり,「次回からは仲介手数料をもらいたい」と申し出るのです。

p. 86: 4 リストマーケティングで収益が上がる分野

アフィリエイトやマッチングビジネスには,ジャンルを選ぶときに制約がありましたが,3のリストマーケティングはどうかというと、特に制約はありません。


ではどのようにしてリストマーケティングで収益が上がるジャンルを見つければいいのでしょうか?

まずは,大型書店に出向いて,どのようなジャンルに需要があるのかを調査してください。着目すべきは書店の売り場面積です。


ただ,書店を見るときの注意点があります。それは,ロングセラーに着目することです。本にはベストセラーとロングセラーの二つがあります。


ベストセラーというのは,世の中の時流にたまたま乗って売れた本のことです。

p. 90: 5 広告を見れば収益が上がるジャンルが分かる

ここからわかることは,「毎回高額な広告を出している業界は,それでも十分に元をとれるくらい収益が上がるジャンルである」ということです。


世の中の広告さえ見れば,収益が上がるジャンルを完全に把握できるようになります。

p. 98: コラム ビジネスではカンニングする人ほど成功する

p. 100: 1 興味・強みがある分野で勝負するべき

ビジネスを開始する時,二つの考え方があります。それは,「興味など関係なく,儲かれば何でもいいので収益が上がるジャンルだけを攻める」というのと,「自分が興味をもっていたり,強みとするジャンルで勝負する」という考え方です。

どちらも正解ですが,サイト運営に関していうと,興味や強みのあるジャンルで勝負したほうが成功しやすいです。なぜなら,1年間は成果が表れないからです。

正直なところ,まったく興味のないジャンルの記事を1年間も書き続けるのは苦痛でしかありません。

p. 105: 3 強み発見のフローチャート

強みを見つけるとはいっても,何の資料もなしに適当にヒアリングして強みが分かるわけではありません。


そこで,私がクライアントにヒアリング前に必ず実施してもらっていることがあります。それは,自分史の作成です。


それぞれの場面で何に興味をもっており,どんな悩みやコンプレックスをもっていたのか,乱雑でもいいので詳細に内容を書いてもらいます。


自分史を書き上げたあと,その中から「どのジャンルに算入するのがいいのか」を考えていきます。過去の自分の経験と照らし合わせ,興味をもって取り組めるジャンルを選ぶのです。

p. 111: 6 どの商品を売ればいいのか見極める

実際にサイトを構築するとしても,どのような商品を売ればいいのかわからない人も多いでしょう。では,どのような基準で判断すればいいのでしょうか?


たとえばアフィリエイトであれば,「○○ ランキング」と検索しましょう。


すると,ライバルサイトがたくさん出てきますが,どのサイトもグルコサミンを売っていることに気がつくでしょう。腰痛サイトではグルコサミンを売れば収益が上がることが分かります。


あらゆるサイトに共通して掲載されているということは,要は「そのメーカーのグルコサミンが非常に売れる。また,実際に売れたときに報酬をたくさん出してくれる」ということになります。つまり,ライバルサイトをチェックし,売れる商品を把握した上で,それと同じ商品を掲載すればいいのです。

p. 114: コラム 広告収入モデルは収益が上がらない

広告収入モデルは成果報酬と違うので,メーカー側としては「広告を掲載して本当に元が取れるのか分からない」という心理が働きます。そのため,収益額が非常に少ないのです。


ビジネスをする以上,成果が重要です。「アクセスが集まる媒体を作り,何の戦略もなしに広告を貼る」という広告収入モデルは小学生でも思いつくことができますが,こうしたビジネスモデルは非常に収益性が低いと認識してください。そのため,アフィリエイト,マッチングビジネス,リストマーケティングのどれかでネットビジネスをする必要があります。

p. 183: 6 リストマーケティングでの制約の動線

しかし,メルマガ登録を募集するといっても,読者はそんな簡単に自分のメールアドレスを登録してくれません。


そこでどうするかというと,特典を用意します。


多くの人は「無料」に力を注ぎませんが,人の行動を注意深く観察し,どのようにビジネスをすれば人を感動させることができるのかを突き詰めれば,本当に力を注ぐべきは「無料」だということに気がつきます。

結論

アフィリエイトサイトの成功に必要なビジネス思考が詳しく具体的に書かれていた。お金を稼ぐということがどういうことなのか,ビジネスの本質的なところ,正攻法的な内容が書かれていた。

うさんくさい書名で,正直期待していなかったのだが,大きく期待を裏切られた。これだけの内容がたった1400円で得られるというのは破格に思った。

本書はアフィリエイトサイトを扱ったものだが,アフィリエイトに限定されず,広くビジネス思考というものがどういうことかというのが,これまで読んだ本と重なる内容からはっきり見えてきた。

自分史の作成は,面倒くさい作業で今まで作ってもあまり役に立てられなかった。1年以上もの中長期的な取り組みを行う上で,自分の興味や強みというところは,取り組み先を決める上で重要だと思った。

是非手元に残して今後の取り組みの参考のために何回も読み直したいと思った。

書評☆4: 30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで | 成功するアフィリエイトサイトの5W2H

書評☆4: 30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで | 成功するアフィリエイトサイトの5W2H

概要

  • 書名: 30歳の私が運営歴3年のアフィリエイトサイトを6億2000万円で売却するまで
  • 副題:
  • 著者: 福田 拓哉
  • ISBN: 9784344916616
  • 出版: 2018-07-31
  • 読了: 2020-07-08 Tue
  • 評価: ☆4
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/07/14/

評価

起業やお金を稼ぐ方法について調べていて読んだ一冊だ。

書名通り,著者が実際に高い価値のアフィリエイトサイトを始めて,6.2億円で売却した話について書かれている。

本書は大きく2部構成となっており,前半は書名に書かれているアフィリエイトサイトの構築の流れから売却までについて書かれている。後半は書名とはやや内容が異なる,売却した著者の働き方などの考え方について,であった人との話などが書かれている。

普段であれば,200ページの半分が書名と関係ない内容で低めの評価をつけるのだが,この肝心の書名の内容が書かれた前半部分,特にアフィリエイトサイトに高い価値をもたせるまでの部分がよかったので☆4とした。

具体的なアフィリエイトサイト構築に当たる,ポイントとなる手順・思考が書かれており,参考になった。

引用

p. 41: ユーザー目線で考えられるようになるための習慣づけ

本書の随所で登場するユーザー目線を考えるための5W2Hといのが参考になった。

例えば,お金を借りるユーザーの5W2Hは以下のものが想定される。

  • When: 今すぐ
  • Where: 近くで
  • Who: 私が
  • What: お金を
  • Why: 今から行く飲み会のお金がないから
  • How:誰にも知られずに
  • How much: 2万円

また,ここから派生して,ユーザー自体のニーズをリードするという考え方も参考になった。最近だと,ショッピングサイトのレコメンドシステムなどが思いつく。

p. 60: サイトの付加価値を高める15のノウハウ

p. 60から前半の終わりまで,本書のメインテーマであるサイト作りのコツが書かれていた。

まず最初に,ポジショニングとブランディングの重要性が書かれていた。具体的には,あるカテゴリーで一番を目指すというものだ。

そして,キャッチフレーズやネーミングといったずっとついて回るところをしっかり考えることの重要性が書かれていた。

その他,ユーザーの痒いところに手が届くようなサービスとして,ハウツー記事を取り上げていた。手取り足取りやり方を教えるというところにユーザーを惹きつける力あるようだ。

p. 88: <その6> サイト作りには「ランディングページ」が必須

アフィリエイトサイトの製作時に,コンバージョンさせるためのランディングページの重要性が書かれていた。

LPの制作ノウハウは既に研究され尽くした「科学的」なもので,一生使えるノウハウだとか。

例えば,以下の構成がテンプレートだとか

  1. ユーザーの悩みの確認
  2. 悩みを解決できる理由
  3. 商品の説明 (5W2H)
  4. (5の) メリット
  5. 他社との違い
  6. 権威づけ
  7. お客さまの声
  8. 限定
  9. 無料プレゼント

p. 125: 人脈は関係ないのか?

よくビジネスの成功要素の一つとして人脈を挙げられるが,少なくともアフィリエイトサイトに関しては人脈がなくても,業務委託契約程度の関係でなんとかなるということで,ある意味心強かった。

結論

アフィリエイトサイト運営における重要な視点が書かれていた。

基本的にお客さま目線を第一に考えて,ブランディングに重点をおいたサイト運営を行うという内容だった。

できるだけ大きなニッチな市場を見定めて,そこでの一番を目指すという個人でうまくビジネスをやっていく上での王道ともいえるやり方だった。

具体的な考え方,プロセス,手順などが書かれており,参考になった。

ネットで著者について調べると,虚偽や詐欺というキーワードもちらつくものの,書籍前半の内容は有益だった。

手元に残してサイト作りの参考にしたいと思った。

書評☆3: 時給800円のフリーターが3年で年収1億円に変わる起業術 | 起業方法や財務について書いてあるだけの本

概要

  • 書名: 時給800円のフリーターが3年で年収1億円に変わる起業術
  • 副題:
  • 著者: 松田 元
  • ISBN: 9784845424108
  • 出版: 2017-11-01
  • 読了: 2020-07-06 Mon
  • 評価: ☆3
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/07/09/

評価

起業やお金儲けについて調べていて読んだ一冊だ。

「時給800円のフリーターが3年で年収1000万円に変わる仕事術」の続編となっている。今回は起業を扱った本となっている。

冒頭で書かれている通り,これをすれば絶対に儲かるという方法はなく,それを踏まえた内容になっている。

具体的には,起業に必要な手順と財務について書かれてあった。肝心のビジネスプランなどについてはほぼ書かれていない。

財務に関しての内容がメインの本だった。

正直,題名と内容が合っていない。具体的にビジネスプランのある人が,具体的に起業する上での手順や財務をどう考えていけばいいのかの参考になる本だと思った。

単に起業に興味がある程度の人が読んでもあまり参考にならない。一番肝心のビジネスプランについて書かれている本をあたったほうが良いと思う。

結論

題名が刺激的で期待したのだが,完全に題名負けしている本だった。

財務周りについてあれこれ書かれており,ビジネスプランについてはほぼない。ビジネスプランは別で学ぶ必要がある。

加えて,この本のとおりにやっても,まあ著者はうまくいったというだけだろう。そういう意味で,この本が役に立つ人というのは限られており,起業本としてはいまいちだった。

書評☆5: 神速スモール起業 | 「90分で読了→24時間以内に起業→30日後に成功」の手短でわかりやすく実現可能なスモール起業術

概要

  • 書名: 神速スモール起業
  • 副題:
  • 著者: 小山 竜央
  • ISBN: 9784479796077
  • 出版: 2017-08-31
  • 読了: 2020-07-02 Thu
  • 評価: ☆5
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/07/07/

評価

スモール起業術について書かれた本となっている。

この本の最大の特徴は,冒頭のキャッチコピーにもある通り,「90分で読了→24時間以内に起業→30日後に成功」を念頭に置かれているところだ。

まず,はじめに序章でスモール起業において役に立つWebサービスを挙げている。知らないサービスばかりだったので,ここだけでも有用だった。

自分の趣味や得意分野を軸に,その中に存在する「不」 (不満,不効率,不利益など) に焦点をあて,さらにターゲットを絞り込んだ商品を考え,それを冒頭で挙げたココナラのようなスキルマーケットで販売を目指すというものだ。

分野でいえば情報商材に考え方は近い。

書籍全体が読みやすく,スピード感も適切で,実際にできそうだなと思える内容だった。

その他,書籍の中で時間をブロッキングするとか,絞り込むというところで,最近読んだ『「ひとり会社」の起こし方・育て方』や「ブチ抜く力」に重なる部分があった。

参考になる部分が多く,付箋だらけになってしまった。

結論

自分一人で起業するという点では,具体的でわかりやすく,スピード感もあり,有益な情報も多数ありとてもよかった。

実際にこの本を読んで,ココナラに出品できた。自分をそうさせるだけの力のある本だった。

欠点があるとしたら,あくまでスモール起業であり,その先の広がりはまた別というところだろう。

著者が気になって調べると,怪しい部分はあったが,本書自体はとてもよかった。

手元に残して今後の参考にしたいと思える本だった。

書評☆3: 「ひとり会社」の起こし方・育て方 | 「捨てる」ことに「始まり」がある

概要

  • 書名: 「ひとり会社」の起こし方・育て方
  • 副題: 1400人を成功に導いた起業塾のカリスマが教える!
  • 著者: 波多野 卓司
  • ISBN: 9784827210743
  • 出版: 2017-08-25
  • 読了: 2020-06-28 Sun
  • 評価: ☆3
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/07/02/

評価

書名通りひとり会社の起業方法について書かれていた。

書名を見る限り,「ひとり会社」というところにフォーカスがあたっているように感じていたが,中身はひとり会社に限定されない汎用的な中小規模の起業方法になっていたように感じる。

自分の中に眠っている,やりたいこと好きなことを大事にし,それをうまく起業につなげる方法を解説していた。

具体的なことはそこまで書いていなかったのだが,重要な点はいろいろ散りばめられていた。

特に感じたのは,与沢翼の「ブチ抜く力」と同じく,一つのことをやり抜くという要素が強かったところだ。

やはり,しっかり考えて継続してやり抜くことが大事なんだと感じた。

引用

p. 62: 01 「捨てる」ことに「始まり」がある

捨てた結果として、「何がやってきて、何が降りかかろう」とも、子細に見つめれば、厳密には「等しい価値」の何かが、そこで交換されています。まったく、ごまかしがききません (経済的な交換に限って言っているのではありません)。では、捨てれば、それでかならず、あなたは「何かを得られる」のか? はい、そのようです。

保存則について書かれており,興味深かった。

p. 69: 03 あなたは誰と生きていきたいか?

あなたの「こんな商品・サービスを提供したい」という思いと、その誰かの「こんな商品・サービスがほしい」という思いがズレていなければ、交換は成立します。訊けばズレません。訊かなければズレていきます。

顧客のニーズの調査の重要性が書かれていた。そのとおりなのだが,具体的にどう調査するのかというのはけっこう難しい。

p. 84: 06 100回描けば、姿は見えてくる

ビジネスプランを100回作り直せば,事業化できるという経験則について語られていた。少しずつ改善を加えて粘り強く取り組めば,なんとなるという話だった。

結論

起業する上での心構えやポイントが書かれていた。

200ページ程度の薄い本ではあるので,具体的なところまでは書かれていないのはしかたがない。

一人でやってもなかなか難しいので,やはりこういう起業志望家のグループに参加していろいろ取り組むのが大事なのかなと感じた。

書評☆2: 社員ゼロ!会社は「1人」で経営しなさい | 「一人会社はおすすめです」のメッセージだけで,肝心の一人会社の事業内容が薄い

概要

  • 書名: 社員ゼロ!会社は「1人」で経営しなさい
  • 副題:
  • 著者: 山本 憲明
  • ISBN: 9784756919359
  • 出版: 2017-11-19
  • 読了: 2020-06-09 Tue
  • 評価: ☆2
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/06/11/

評価

個人事業について考えており,興味を持って読んだ一冊だ。

書名通り,一人会社を勧めていた。たしかに,一人会社はある意味効率はいい。柔軟性はあるし,自由度も大きい。

しかし,一人会社でうまくやっていくには,市場や事業内容が重要となる。つまり,一人でできるビジネスを考える必要がある。本書では,具体例として飲食店,コンサルタント,一人出版社を挙げていた。

ただ,どの事例も内容が薄く,そこまで参考にならなかった。読者にとってはここが一番重要で知りたいところだと思うのだが,一番肝心なところが一番書かれていなかった。ここはとても残念だった。

社長の労働時間をゼロに近づけて,効率を挙げればいいとか,いうだけなら何とでもなることが書かれており,一人会社は効率がいいのでおすすめですとか,それくらいの薄い内容しか書かれていないように感じた。

唯一,税理士である著者の得意分野である資金計画だけ無駄に詳しかったが,事業内容が先で,資金計画は後から何とでもなる。

引用

p. 48: 3 「1人経営」は生産性の向上がしやすい

伊賀泰代さんが書いた『生産性』(ダイヤモンド社) という本が売れました。伊賀さんと同一人物だと言われている、ちきりんさんの『自分の時間を取り戻そう』(ダイヤモンド社) も売れました。

ちきりんというネット上の有名人の正体についての噂が書かれており,初耳だった。

結論

「一人経営はおすすめです」というメッセージだけの本だった。肝心の事業内容について,あまり書かれておらず,口だけの本という感じで,全体的に表面的で薄い内容だった。

読みやすくはあったので,すぐに読み終わったのだが,こんな内容の薄い本をいくら読んでもなんにもならないだろう。

ビジネス書は中身のない本が多いので,読んで意味のある本を見つけたい。

書評☆4: お金と自由をもたらす最速の稼ぎ方 | ライバルを真似した逆説思考は一見の価値あり

概要

  • 書名: お金と自由をもたらす最速の稼ぎ方
  • 副題: ゼロから1年で1億円儲ける逆説の成功法則
  • 著者: 船ケ山 哲
  • 出版: 2018-10-31
  • 読了: 2020-04-22 Wed
  • 評価: ☆4
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/05/03/

評価

お金儲けの方法についての本だった。

副題にあるように,ゼロから1年で1億円儲けるための鉄則が書かれていた。

ポイントとなるのは,副題にある通り逆説で考えることだ。その考え方の一部を以下に列挙する。

  1. 100万円の商品×100人で1億円を目指す
  2. 100万円の市場を探す
  3. 自分の過去の経験を100万円の商品に落とし込む
  4. 顧客の願望に焦点をあてる
  5. ライバルを真似して,味方につける

小林 正弥の「自分を最高値で売る方法」と重なる部分があった。

しかし,本書はその実践方法がイメージしやすかった。具体的な実践方法までは書いていないが,基本的なやり方が書かれていて,それに準じた行動は取れそうだった。そこが小林正弥の本との決定的な違いだ。

論理が通っており,自分の中でいろいろなるほどと思わされるところが多かった。

小林 正弥の本でも顧客の願望に焦点をあてるということが書いてあったが,そちらの内容が頭に若干入っていたのもあり,本書は論理だてた説明,一般の人が疑問に思うようなところ (上記の逆説発想) に関しても理由の説明があり,よかった。

また,丁度最近読んだ「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」と同じく,既に成功している他者を真似するというところが本書でも取り入れられており,普通の人が成功する鉄則なのかと思った。

引用

参考になった箇所が多かった。

p. 34: 商品は販売してから作ればいい

とはいえ、深く考えている時間があまりなかったのと「商品は販売してから作ればいい」ということで、ひとまずスペイン語の教材を販売することにしました。

この真相については、このあとゆっくりお伝えしていきますが、ここでは簡単に説明すると、売れるかわからないものを先に作るとリスクが生じるということと、時間を無駄にしてしまうからです。

だから、お客様が持つ願望を把握するまでは商品を作ってはいけないのです。

この「商品を販売してから作ればいい」というところの説明がやや物足りなく感じた。顧客の願望をきっちり把握するというのはわかったのだが…

p. 43: 1000万円、5000万円、1億円は、延長にはなく、そもそも考え方が違う

1000万円、5000万円、1億円というのは、数字的つながりはあっても、延長にはないのです。


とはいえ、「何がどう違うのか?」ということがわからなければ納得することも受け入れることもできないと思いますので、簡単に違いをお伝えしておきます。

1000万円は、時間と労力を切り売りすれば達成できます。いわゆるサラリーマンと呼ばれる人たちです。

5000万円は、その労力を他人に任せ、お金を使うことで、規模を拡大させる人のことを示します。

そして最後、1億円は、その流れを仕組み化しパッケージングすることで高額に変え、そのまま仕組みごと販売してしまう人のことを示します。

これはあくまで例ですが、この続きは、本性の中で詳しくお伝えしていきます。

このようにザックリ比べても、その違いはなんとなくわかったと思いますが、そもそも考えていること、やっていること、見ている視点が違うのです。

また、その他にも解釈であったり、捉え方なども収入により異なるわけですが、ただ1つだけいえることは、ゼロでまだ稼いでいない段階から億を稼ぐ思考法を身につけておくことは大切だということです。

というのも、先ほどお話したように、そもそも1000万円、5000万円、1億円というのは、延長にはありません。考えていることが、そもそも違います。1000万円の時間と労力を切り売り拡大し続けた延長に、5000万円はありません。5000万円から1億円も同じです。

よく考えればそうなのだが,サラリーマンと億万長者は考え方が違う。サラリーマンでいくら頑張っても億万長者にはなれない。そういう根本的なところに気付かされる文章だった。

p. 52: 自分の過去をお金に変える

これまで培った実績を活かしたビジネスに参入すれば、成功確率を飛躍的に上げることができます。

ゼロからのスタートではなくなるからです。

自分の過去をお金に変えるイメージです。


自分の過去を手掛ければ成功できることはわかったと思います。

しかし、それではサラリーマンの延長となるので、「違う仕事をしたい」だったり、「どうせ起業するのであれば、好きなことをビジネスにしたい」という人がたまにいるようです。

ここで明確にしておかなければいけないのは、「稼ぎたいのか?」、それとも「夢を追いたいのか?」をはじめに決めておくことです。

というのも、ここを混同して夢を負っている間は、叶うことなく妄想で終わるからです。

自分のやりたいこととお金稼ぎは,たしかに別に考えたほうがいいのかもしれない。今まで,自分のやりたいことを重視してきたかもしれない。

p. 65: 何にお金を使っているのか?

注意すべき点をお伝えしておくと、「自分がやるべきこと」と「自分以外の人のほうが優れていること」を分けて考えるということです。


しかし、それが、「お金に直結するかどうか?」といわれたら疑問に感じる人も多いはずです。


では、どのような視点を持てば上限知らずに、お金を増やすことができるのか?それは、「お客様が感じる価値」に直結しているものかどうかを知ることです。

つまりは「集客」ないし「セールス」に直結しているものかどうかです。


お金儲けが下手な人は、このような視点で物事を考えることなく、自分のやりたいことやできることを優先しがちですが、それではいつまで経ってもお金を生み出すことはできません。

なぜなら、お金というものは、お客様が感じる価値を対価交換して、はじめてやってくるものだからです。


ですので、部屋の中にこもり大声で「いい商品です」と叫ぶ暇があるのであれば、まずは表に出て、多くの人が「何にお金を使っているのか?」ということを聞くことのほうが大切です。

世の多くの人は時間を切り売りしてお金を稼いでいる。ある意味これが自分ができることをやる,自分がやりたいことをやるという視点だ。しかし,お金を稼ぎたいのであれば,お金に直結するかどうかという視点を持つ必要がある。

p. 67: 自分への投資対象

ここでは自分の中に蓄積されていくものに投資してくことが大きな資産を築くことになるとして,以下の3の対象への投資を説明していた。

  1. 知識
  2. 経験
  3. 実績

ここで実績への投資というのが目新しかった。書籍全体で書かれているが,商品単体ではなくこの実績が重要というのが後に分かる。

p. 76: 1億円を楽々達成する人 vs 一生達成できない人

本書全体で取り扱っている1億円稼ぐ考え方として,どのようなステップを踏めば達成できるかを書いていた。その中で,商品の売り方として,以下の2通りの方法の対比が書かれていた。

  1. 100円の商品を100万人に販売
  2. 100万円の商品を100人に販売

100円の商品を100万人に販売する方法は,集客にコストがかかるため難しい。そこで,2の100万円の商品を100人に売るという方法を提唱していた。

たしかに単価が高いほうが利幅も大きいのだが。この後この100万円の商品の作り方が展開されていく。

p. 100: 成功法則1: 商品ではなく価格から入る

そこで、もっとも大切となる考え方が、「どの市場に入るかで勝負は決まる」ということです。


そうではなく、ここでのポイントは、商品から金額を決めるのではなく、金額を先に決め、商品は後から帳尻を合わせるということなのです。

似たようなサービスでも価格が異なるということがある。価格は商品単体だけではなく,総合的なものが含まれている。

商品や単価から金額を決めると金額は低くなるしかない。そうではなく,金額を決めてその金額になるように商品を取り合わせる。

p. 105: 成功法則2: すでにある市場を見極める

ではどのようにすれば、具体的に100万円の賞品を作ることができるのか?それは、すでに「100万円の賞品やサービスを扱っている市場を探す」ことです。


この市場が、成否を分けます。

ただここでのコツは、あなたの周りに、この100万円の単価を扱う市場がない場合です。

というより大概の場合、そんな高単価の市場などないわけですが、そこで諦めてしまっては、1億円は泡となり消えてしまいます。

そうではなく、ないのであれば他の業界であれ100万円の市場を探し、自分が合わせる必要があります。

この発想が、あなたに1億円の道を切り開いてくれます。

それをもう少しイメージしていただくために、1章でお伝えした私のクライアントの一人でもあるコロンビア在住の日本人の方の例をあげましょう。


そこで、この単価を上げるべくおこなったことは、他の100万絵の市場は他にないかと考えたのです。

すると、これからビジネスを行いたい、起業したいという市場では、単価が100万円ということがわかったのです。

ただ今のままでは、彼らの願望を満たすことはできません。

なぜなら、語学とビジネスがリンクしていないからです。

そこで商品に手を加え、彼らの願望にマッチするようにカスタマイズすることにしました。

具体的には、スペイン語を教えるだけでなく、そこで得た知識を使える場まで組み込むことにしたのです。

ただ、ここで用意した「場」というのは、単なる外国人と触れ合うような交流会などではなく、この方が元々、リソースとして持っていた国際舞台で活躍できる通訳や翻訳の場です。

さらに、この2つに加えて、世界のエリートとのつながりもあったため、4本柱でサービスを構築することにしました。

その結果、この商品が市場でヒットし、1年で2億円を生み出すことになりました。

このように100万円の市場に合わせた商品ラインナップに変えれば、スペイン語であっても億を超えるビジネスを展開することができるわけですが、実績やお客様の声が増えれば、さらに単価だけでなく売上を上げることができます。

本書のテーマの億を稼ぐ方法の肝となる部分が解説されていた。普通の人はたしかに身近に100万円もの単価の市場にはいない。うまく探す必要がある。単価の高い市場を見極めて,そこの商品を合わせるというのは理にかなっている。

p. 112: 成功法則4: ライバルのサービスを研究し尽くす

そうはいっても、「本当に自分にできるのか?」という不安を抱える人も多いと思いますので、ここからは、感情的にも理屈的にも100万円を受け入れる具体的ステップをお伝えしていきます。

その際のコツは、2ステップで考えていくことです。

  1. ライバルのサービスを受け、自分の位置付けを知ること
  2. ライバルの欠点を見出し、改善策を自社に反映させること

本書でいいなと思ったのがこのライバルのサービスを研究し尽くすということだ。先日読んだばかりの「働かないで年収5160万円稼ぐ方法」と通じる内容だった。

真似から入るというのは普遍的で効果的な方法なのかもしれない。

p. 142: ビジネス初心者が一気にブレイクを勝ち得る「実績」の威力

とはいえ、その肝心な実績を「どのように取ればいいのか?」わからない人も多いと思いますし,特に、駆け出しの新人は、実績がないのは当然です。

しかしそれを許してくれないのが、ビジネスであり、お客様です。


そのために、必要な考えは、実績は2つの種類があるということを知ることです。

まず1つ目は、「お客様側の実績」です。

これは誰もが想像しやすくわかりやすいと思いますが、お客様が商品を使うことで得られる実績です。


次に、「自分側の実績」です。

特に、何も誇れる実績がない人は、この自分側の実績に目を向けることが必要です。

というのも、お客様の実績というのは、駆け出しで、これといって何もないころは、しょぼい実績しか得ることができません。

なぜなら、大きな成果を出すいいお客様というのは、実績によって引き寄せられるからです。


では、どのような視点を持てば、今、何もない人であっても強烈な実績を取ることができるのか? というと、自分自身が、自社の商品やサービスを使い、お客様の立場で実証することです。

それが最初のステップとなります。


そこで実体験することで、その結果をできるだけ具体的に表現しましょう。

そうすることで商品を使った人が、どのような未来を得ることができるのかということをt伝えることができます。

その際のポイントは、商品を使った感想を述べるのではなく、実際に体験し得られた未来を語ることです。

次に、権威ある媒体などで1位という称号を取るというのも有効な手段の1つとなります。

例えば、最近であればアマゾンの電子書籍などは誰もが簡単に出せるので、まずは電子書籍を出版し、アマゾン1位という称号を取るということもできます。

開始直後の大きな問題となる実績の話が解説されていた。実際に自分で使い込んだことを表現したり,何かの媒体で1位を取るなどという話だった。前者はたしかに自分一人でできる。後者はなかなか難しいだろうけれど。

p. 176: お客様は「ここ」にいる!ピンポイントで狙えば外すことはない

そこで、ここからは商品を買うお客様がどこにいるのかをスバッと見極める方法についてお話していきます。


それは、ライバルの会社やお店です。

ここでもライバルを見習うというところが発揮された。

p. 186: ビジネスを安定させるお金の根源

ビジネスを安定させるために必要なのは、お金を生み出す根源を持っているかどうかです。


それは、「見込み客リスト」です。

簡単に説明すると、商品やサービスを買う可能性のあるリストのことです。

商品が用意できたら最後に売り先を探す必要がある。一般的な会社の営業と同じだと思った。

p. 193: 権威者の信頼を受け取る2つの価値

まったくの無名の人間が、何の後ろ盾もなく100万円の商品を売り続けるというのあh並大抵のことではありません。

しかし、そこに「信頼」というエッセンスが入れば、状況は一変します。


この応援者はあまりに意外で、奇想天外な考え方なので、しっかり目を見開き、読み進めてください。

その応援者とは、「ライバル」です。


なぜなら、『ライバルには、あなたの将来のお客様がいる』からです。


では、どのようにライバルに近づき、味方につけることができるのか?

それは彼らが提供する商品・サービスのすべてを購入し、まずは存在を示すことです。

話はそれからです。

というのも、近しい存在にならないかぎり、相手の価値を観察することもできません。


その形態が、紹介という形かもしれないし、一緒にビジネスを行うということかもしれません。

ですから、短期間で一気に成功ステージへ駆け上がり、業界TOPの仲間入りしたいと望むのであれば、ライバルを敵視するのではなく、味方につけることです。

見込み客リストや信頼を得るというところで,ライバルを味方にするというのは斬新だった。しかし,ライバルの商品を全て買うというのもそれなりにお金がかかりなかなか怖いことだと思うのだが。

p. 205: 商品を捨てろ!ビジネスを安定させる拡張マトリックス

ここからは、その1億円をさらに大きなものに変え、永続的な成功を勝ち得るための最後の秘策をお伝えしていきます。


ではどのような視点を持てば、ビジネスを成功させ、新たな未来を築くことができるのか?

それは4つの進め方でビジネスを展開していくことです。

  1. 既存ビジネス
  2. 既存客に関連ある新商品を売る
  3. 既存商品を他の市場に売る。
  4. 新商品を他の市場に売る

本書の最後として,ビジネスの拡大方法が書いてあった。

結論

ビジネス本として,成功のためのポイントが押さえられているようで,個人的にとても良かった。

実際にやるのはたいへんだろうが,市場の選定,価格設定,顧客の願望,ライバルの模倣というところは今後意識していきたい。