書評☆3 お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください! | 漫画がメインな節税解説

概要

  • 書名: お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!
  • 副題:
  • 著者: 大河内 薫 and 若林 杏樹
  • 出版日: 2018-11-20
  • 読了日: 2019-11-19 Tue
  • 評価: ☆3
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2019/12/01/

評価

フリーランスや節税などの本を探していると,Amazon.co.jpでの評価が高くて目についたので読んでみた。

内容は,漫画家と税理士によるフリーランスの節税解説本となっている。書籍のほぼ全編に渡って漫画が掲載されており,漫画の中や合間に税理士による解説が入る形式だった。

ただ,内容としては既に他の本で見知っていることが大半で,特に得られるものはなかった。個人的には,漫画内の税理士がなんだか俺すげー感を出していて,印象は悪かった。また,漫画仕立てで解説するという形式が自分には合わないのか,読みにくかった。

同じ税理士とフリーランサーとのタッグで書かれた本としては,本書でも参考文献に掲載されている「フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。」のほうが詳しくて,ユーモアがあって面白かった。

引用

p. 177 セルフメディケーション税制とは

医療費控除はしっていたが,セルフメディケーション税制の存在は知らなかった。ただ,こちらも1.2万円以上医薬品購入時に受けられる税制であり,健康な人には無関係なものなので,ただの教養だった。

結論

漫画が多くて,漫画のおまけに節税部分を読むような印象な本だった。

内容自体は初見であればそこまで悪くはないと思った。しかし,内容の詳しさと面白さ的には「フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。」の下位互換的に感じてしまった。

書評☆2 世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生 | 個人事業開業手続きの薄い解説

概要

  • 書名: 世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生
  • 副題:
  • 著者: 高田 ゲンキ
  • 出版日: 2019-07-20
  • 読了日: 2019-11-18 Mon
  • 評価: ☆2
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2019/11/30/

評価

Amazon.co.jpでの評価が高く,フリーランスとしてやっていくうえで参考になればと思って読んだ。

内容はフリーランスとしてやっていく上での一般的なことが書かれていた。著者がイラストレーターであるので,それにやや寄った内容となっていた。

イラストが随所に散りばめられており,レイアウトも整っていて読みやすくはあったのだが,いかんせん内容が薄くて参考にはならなかった。

書名にある通り,何も知らない人がこれからフリーランスなろうと思ったときに役立つくらいの内容だった。

結論

過去に同じ著者による似たようなテーマの「【マンガ】フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」を読んだ。

こちらの本もあまり参考にならなかったのだが,この著者の本は自分にとってあまり参考にならないのかもしれない。

書籍の内容がこれから始める初心者・何も知らない人向けになっており,読みやすくはあったものの,薄くて浅い情報しか得られなかった。期待はずれだった。

例えば,同じ個人事業開業に関する情報を知りたければ,「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」のほうが細かくてわかりやすい。

正直本書の内容は中途半端で,読みやすいだけであまり有益ではなかった。同じ著者の本はもう読まなくていいかなと思ってしまった。

書評☆1 普通の女子がフリーランスで年収1000万円稼ぐ本 | 経験だけを書いた自叙伝

概要

  • 書名: 普通の女子がフリーランスで年収1000万円稼ぐ本
  • 副題: 「好き」を「お金」に変える夢のワクワク・ライフ
  • 著者: 鈴木 絢子
  • 出版日: 2017-11-30
  • 読了日: 2019-10-09 Wed
  • 評価: ☆1
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2019/11/27/

評価

20代でフリーの美容家,30代でフリーランス1000人超過が所属するエージェンシーを設立した著者によるフリーランスのコツが書かれている。

内容が自身の経験が元になっており,どちらかというと自叙伝に近い内容になっているように感じた。

ただし,具体的なことがほとんど書かれておらず,本書を読んで何か有益な情報を得られなかった。

読まなくてもよかったと感じる本だった。

結論

普通の女子でも1000万円稼げる内容かなと思い,期待していた。しかし,具体的なことがほとんどなく,この本を読んでも実際の行動につなげるのが難しく感じた。

180ページと薄い本なので,さらっと読み終わってしまった。読んでも読まくても何も影響がないように感じるいまいち本だった。

書評☆3 らくらく個人事業開業のすべてがわかる本 | 個人事業開業時の制度の活用テクニック指南

概要

  • 書名: <新版>らくらく個人事業開業のすべてがわかる本
  • 副題:
  • 著者: 東京シティ税理士事務所
  • 出版日: 2014-02-22
  • 読了日: 2019-08-30 Fri
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/15/

評価

税理士5名によりかかれた個人事業開業解説本だ。

本書の特徴は,効率よく実務を行うことに重点を置いているところだ。

事業成功のコツや資金繰りなどは一切触れず,著者の得意な事務手続きに特化した内容となっている。

その代わり,各種届出や制度の活用方法,お金のやり取りに関して実務に即した解説が書かれている。

例えば,領収書のない支払いの取扱,代金の受領を振込にして領収書の印紙税の節約,所得税で得する3の届け出などだ。

こういう細かなテクニックは別の本でいいかとも思ったが,一度読んでおくと参考になる部分が見つかると思う。ページ数は200ページだが,すらすら読めた。

ただし,本書だけでは個人事業開業の準備には不十分だろう。事務手続きの部分はいいのだが,それ以外にも社会保険など細々した部分がある。

そうした部分を補うためにも,「[新版 トコトンわかる 個人事業の始め方](https://book.senooken.jp/post/2019/11/05/)」のような総合的な解と併用したほうがいいと感じた。

引用

p. 54: 4 開業までの出費は区分と集計をしておいてください

この開業費は開業後5年以内であればいつでも好きなときに必要経費として処理することができるものです。

ですから、この繰延資産の活用が経営のポイントの一つになります。

創業年度に一括して経費にしてしまうと、売上より経費が多くなって赤字になってしまう可能性があります。よって開業後何年か経過して所得が大きくなり、より税率が高くなった時点 (最高税率50 %) で経費化するのが最も効率的で節税効果が大きい方法ではないでしょうか。

開業費の活用方法が参考になった。

結論

税理士が自分たちの得意分野に特化した解説を展開している。中途半端な事業成功のコツや資金繰りの解説がなかったのはよかった。

開業時の届け出の活用方法,制度の活用方法が書いてあり,素人からしたら参考になる部分があった。

こういう細かいテクニックは節税の別の本でいいかと思ったが,一度目を通す価値はあると感じた。

書評☆4 オールカラー 個人事業の始め方 | オールカラーイラスト・図解で個人事業開始を解説

概要

  • 書名: オールカラー 個人事業の始め方
  • 副題:
  • 著者: 中野 裕哲
  • 出版日: 2014-01-10
  • 読了日: 2019-08-29 Thu
  • 評価: ☆4
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/14/

評価

個人事業開始解説本となっている。

個人事業開始解説本は既に6冊程度読んでいる。本書は以下の2冊と構成・内容がよく似ている。

「失敗しない個人事業の始め方」と比べると,本書のほうが内容が詳しい。例えば,開業時届け出書類のリストに差が出てくる。本書のほうが届け出書類の網羅性が高い。

しかし,「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」のほうが若干詳しいと感じた。

ただし,「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」はフルカラーではないので,その点では本書がよかったかもしれない。

内容は開業に関する資金繰り,事務手続き,運営,税務対策などが一通り書かれている。また,フッターに経営者の名言が掲載されていたり,遊び心に富んでいてよかった。

「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」と本書との比較では,内容はほとんどと同じなので,好みや入手のしやすさで選べば良いと思った。

これらのどちらか1冊あれば,開業の手続きはOKといって問題ないと思う。それくらい詳しい。

結論

フルカラーで図解をふんだんに用いて開業時の手続き類がまとまっていてよかった。開業本ではわかりやすくて網羅性もあるいい本だと思った。

内容的に「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」とかなりよく似ている。入手のしやすさ,書籍のレイアウトから気に入る方を選べば良いと思うが,特に理由がなければ,出版の新しい「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」がいいように感じた。

書評☆3 一番よくわかる個人事業の始め方 | 出版は古いが見開きの解説がまとまっていて悪くない

概要

  • 書名: 一番よくわかる個人事業の始め方
  • 副題:
  • 著者: 鈴木 克俊 and 塩畑 英明 and 奥山 学 and 吉澤 大
  • 出版日: 2008-12-15
  • 読了日: 2019-08-28 Wed
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/13/

評価

税理士4名により書かれた個人事業開始の解説本だ。

事業開始の事務手続き,資金繰り,開始後の経理処理,税金対策など個人事業開始で発生する事務処理に焦点をあてて解説してある。

よくある個人事業解説本と異なり,中途半端な事業成功のコツが書かれていない点が評価できる。

事務処理にフォーカスが当たっており,見開きで項目が解説されていてよかった。

引用

p. 88: 官公庁に提出するおもな届け出の種類

個人事業開始時に発生する届け出の一覧が掲載されていた。個人事業開始本ではこの一覧が微妙に足りていないものがあったりしたが,本書は完全に網羅できているように感じた。

結論

出版が2008年とやや古くて心配だったが,基本的に問題なかった。

中途半端に事業戦略のコツを書いている類書と比較して,事務処理に徹しているのがよかった。

ただし,やはり「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」のほうが,文量が多い分,詳しく,内容も新しいので,特に理由がなければこちらをあたったほうが良いと思う。

書評☆3 オールカラー 失敗しない個人事業の始め方 | 全編フルカラーの漫画で分かる個人事業開始の全般

概要

  • 書名: オールカラー 失敗しない個人事業の始め方
  • 副題:
  • 著者: 吉澤 大
  • 出版日: 2015-05-22
  • 読了日: 2019-08-27 Tue
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/12/

評価

個人事業の開業全般について,漫画を使って解説している。

資金繰り,事業計画,マーケティング,これに加えて事務手続きと経理など,全般を手短にまとめていた。

届け出は完全に網羅しきれておらず,微妙に説明の足りないところがあったりした。

ただ,情報の密度は高く,書籍が全編フルカラーで見やすく,個人事業開始の最初の1冊としては悪くはないと思った。

ただし,類書に「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」があり,こちらのほうがページ数が60ページ多い分,内容が細かく・多かった。本書はマーケティング周りの解説がやや入っており,内容も若干違うので,一概にどちらがいいとはいいきれない。

が,個人的には「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」のほうが,事務周りの情報が多くて有益だった。

結論

フルカラーで,漫画仕立てで個人事業全般が解説されており,わかりやすくてよかった。

最初の一冊としては悪くなかった。ただし,届け出書類など事務的なところで不十分なところがあるので,そこがおしい。これ1冊で完璧というのがなかなかなくてもどかしい。

事務的なところの網羅性を取るなら,「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」をお薦めする。

書評☆2 個人事業のはじめ方がすぐわかる本 ’19~’20年版 | 社会保険労務士兼FPに書かれており,書類の記入例だけ参考になる

概要

  • 書名: 個人事業のはじめ方がすぐわかる本 ’19~’20年版
  • 副題:
  • 著者: ヒューマン・プライム
  • 出版日: 2019-07-20
  • 読了日: 2019-08-26 Mon
  • 評価: ☆2
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/11/

評価

第2章〜第3章のみ参考になった。

社会保険労務士兼FPの2名の女性により書かれた。

FPだけあって,ライフプランニングなどいかにもFPっぽいことが書かれていた。しかし,著者2名はあくまで社会保険労務士兼FPであり,実際に企業の経験があるわけではないだろう。

後半はいろいろ事業計画の立て方などを解説してあるが,あまり現実味を感じなかった。

それどころか,事業に必要な請求書などの書類などについて書かれておらず,中途半端に感じた。

あくまで,届け出書類だけ参考にする本だと思った。

引用

p. 47: [医療保険の手続き] 退職後の選択肢は3つある

国民健康保険と任意継続では保険料の計算が異なるので,事前に確認しておきましょう。給付面ではあまり差がありません。

とりあえず保険料を比較して安いほうに加入することをおすすめします。

退職後の保険としては,国民健康保険と任意継続がある。そこの比較があり参考になった。

結論

社会保険労務士兼FPの2名の女性に書かれただけあり,自分たちの得意分野だけ役に立ちそうだった。具体的には開業時書類がかかれた第三章だ。他の章はあまり参考にならないかなと感じた。

全体的にわかりやすいレイアウトだっただけに,中身が伴っていなくて残念だった。

新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」のほうが網羅性,文量的にも有益だった。

書評☆4 新版 トコトンわかる 個人事業の始め方 | 開業解説本の中では文量・網羅性が最も高く,万人にお薦めできる1冊

概要

  • 書名: 新版 トコトンわかる 個人事業の始め方
  • 副題:
  • 著者: 山條, 隆史 and 松山, 正光
  • 出版日: 2018-06-25
  • 読了日: 2019-09-10 Tue
  • 評価: ☆4
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/05/

評価

個人事業の開業方法・手順を調べていて読んだ一冊だ。

税理士と社会保険労務士の2名により書かれている。イラストがあって,わかりやすそうにみえる。

内容は,雑貨屋とカフェを開こうとする2名を元に税理士が手引を解説するという体制で,漫画を掲載しながら各項目を解説している。

漫画成分はそこまで多くはなく,説明がメインの本だった。

雑貨屋とカフェという店舗形態とのお店を念頭に置かれており,従業員の雇用もふまえた内容になっている。

この手の税理士・社会保険労務士による本では,ページ数が多く,内容が多かった。全体の流れを把握する上で1冊はあったほうがいいと思うので,この本は悪くはなかった。

巷に出回っている類書を5-6冊程度読み終えて改めて本書を見直すと,個人的にはこの本が一番よかった。表紙の「知識ゼロから1人でできる最強の成功バイブル」はややおおげさだが,これ1冊あれば開業手続きは問題ないと思える詳しさだった。

結論

税理士と社会保険労務士に書かれたよくある開業解説本だった。だが,これらの本の中では文量が最も多く,索引も巻末についており,よかった。

この手の本は類書が多く,どれがいいのか判断に迷う。5-6冊読んだ中で,これ以上に良い本がなかった。

万人にお薦めできる1冊だった。

書評☆2 個人事業の始め方完璧マニュアル | 薄く広く取り扱った開業の手引

概要

  • 書名: 個人事業の始め方完璧マニュアル
  • 副題:
  • 著者: 植野 正子
  • 出版日: 2005-06-24
  • 読了日: 2019-08-26 Mon
  • 評価: ☆2
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/10/30/

評価

個人事業の開業に興味があり,まとめて借りた内の1冊だ。

開業を決意するところから,退職,事業計画,資金繰り,事務手続き,営業,経理など一通り個人事業の開業に関わる事項を解説している。

個人的には,「第4章 開業に必要な手続き・届出」以降が興味のあるところだった。

手広く取り扱っているのはいいが,1個1個の内容が薄くなっていたのが残念だった。例えば,開業すると請求書などの書類を用意する必要があるのだが,この本ではそのことについて一切触れられていない。

経理のところも軽くしか触れられていない。そのため,全体を軽く知るにはいいが,実際に実務に取り掛かる場合,困るだろうと感じた。届出書のサンプルもあるが,これだけだと不十分だろうと感じた。

結論

実際に個人事業を開始の準備として参考にしたいなと思って読んでみたが,結局一番参照しない本となった。

書いてある内容は手広いのだが,特に前半の事業計画などが自分にはあまり関係なく,全体の内容が薄く浅い分あまり参考にならなかった。