書評☆4 新版 トコトンわかる 個人事業の始め方 | 開業解説本の中では文量・網羅性が最も高く,万人にお薦めできる1冊

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概要

  • 書名: 新版 トコトンわかる 個人事業の始め方
  • 副題:
  • 著者: 山條, 隆史 and 松山, 正光
  • 出版日: 2018-06-25
  • 読了日: 2019-09-10 Tue
  • 評価: ☆4
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/05/

評価

個人事業の開業方法・手順を調べていて読んだ一冊だ。

税理士と社会保険労務士の2名により書かれている。イラストがあって,わかりやすそうにみえる。

内容は,雑貨屋とカフェを開こうとする2名を元に税理士が手引を解説するという体制で,漫画を掲載しながら各項目を解説している。

漫画成分はそこまで多くはなく,説明がメインの本だった。

雑貨屋とカフェという店舗形態とのお店を念頭に置かれており,従業員の雇用もふまえた内容になっている。

この手の税理士・社会保険労務士による本では,ページ数が多く,内容が多かった。全体の流れを把握する上で1冊はあったほうがいいと思うので,この本は悪くはなかった。

巷に出回っている類書を5-6冊程度読み終えて改めて本書を見直すと,個人的にはこの本が一番よかった。表紙の「知識ゼロから1人でできる最強の成功バイブル」はややおおげさだが,これ1冊あれば開業手続きは問題ないと思える詳しさだった。

結論

税理士と社会保険労務士に書かれたよくある開業解説本だった。だが,これらの本の中では文量が最も多く,索引も巻末についており,よかった。

この手の本は類書が多く,どれがいいのか判断に迷う。5-6冊読んだ中で,これ以上に良い本がなかった。

万人にお薦めできる1冊だった。

コメント

  1. […] 「新版 トコトンわかる 個人事業の始め方」のほうが網羅性,文量的にも有益だった。 […]

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