書評☆3 週末起業 | リスクなく始める週末起業のススメ

概要

エンジニアがフリーランスで年収1000万円になるための稼ぎ方」の巻末で引用されており興味を持って読んだ。

2000年代前半あたりに,週末起業というブームを巻き起こした著者による週末起業のススメが書かれている。

書籍の構成としては,前半で週末起業について書かれており,後半はお金周りのことについて書かれていた。

200ページと薄く,比較的読みやすかった。

肝心の週末起業だが,この本だけだと具体的なイメージがつきにくいと感じた。自分の持っている経験などをうまくお金に変えられるようにするというのは分かるのだが,具体的な成功のイメージが付かなかった。

参考

p. 109: 「何を売るか」を絞り込む

コツは、あなたが起業したいと考える分野に関するモノ、ワザ、知識・情報、人脈のうち、売れそうなものはないか考えてみることです。

売る対象を考えるというところが参考になった。

結論

本書は週末起業を知るためのきっかけの入門書的な感じに感じた。週末起業の考え方を知るための本だと感じた。

過去に話題の本ということで,期待していたのだが,文量も少なくいまいちだった。関連書籍が他にも何冊か出ているので,今後のためにもう何冊か読んでみたいと思う。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/30/

書評☆2 【マンガ】フリーランスで行こう! 会社に頼らない、新しい「働き方」 | イラストレーターの著者のフリーランス記

概要

デザイナーとして会社に勤務していた著者が,イラストレーターのフリーランスになった経緯やフリーランスでの体験がマンガで描かれている。

フリーランスになってからの営業やモチベーションの維持などが面白おかしく描かれている。

しかし,描かれている内容は著者独自のもので,自分には適用するのが難しく,また内容も比較的表面的なところが多いように感じた。

また,何より他人がうまくいっている自慢を見せつけられているような感じを持ってしまい,後半はあまりいい気分がしなかった。

結論

イラストレーターとしてフリーランスでやっていこうと考えている人には,ロールモデルとしては参考になるかもしれない。

しかし,全体的に普通の人にはあまり参考にならないかなと思った。

マンガなので読みやすく,すぐに読み終えられた。読み物として軽く読み流すのがいいだろう。

パーマリンク:https://book.senooken.jp/post/2019/08/29/

書評☆3 [改訂第2版] [入門+実践]要求を仕様化する技術・表現する技術 | USDMによる要求記述方法と計測の重要性

概要

「派生開発」を成功させるプロセス改善の技術と極意』で変更要求仕様書などの記述に使われていたUSDMについて書かれた本だ。

前著に興味を持ったので,こちらも読んだのだが,こちらはややいまいちだった。細かいことがけっこう書いてあり,読んでいて面倒くさくなった。

まず,具体的な書き方が始まる第6章に入るまで,書籍の半分近くの文量を占める1-5章が既存の問題の説明やなぜ要求が必要なのかといったことがひたすらひたすら何回も書かれている。この時点で既に読む気が失せていた。いくら何でもくどすぎる。

そして,第6章以降も同じような感じで,細かいことや似たようなことを繰り返し説明していた。言いたいことがいろいろあるのはわかるが,もっと要点を絞って簡潔にまとめてほしかった。

書き方の説明があったり,計測について説明があったのはよかったのだが,全体的に記述が冗長で,ひたすらくどいうという印象だけが残ってしまった。

結論

前著が悪くなかったので期待していたのだが,全体的に記述が冗長でくどいところだけが印象に残ってしまった。

くどい書籍から自分に必要なところを取り出すのはけっこうしんどい作業だ。

具体的な記述や計測に関する話は比較的よかったので,全体としては残念だった。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/27/

書評☆4 「派生開発」を成功させるプロセス改善の技術と極意 | 派生開発の極意は記録にあり!

概要

XDDPやUSDM,PFDなど,一部で採用されている開発手法が解説されている本だ。

ソフトウェアやシステム開発においては,新規開発と既存の資産をベースに機能修正・改良を行う派生開発の2種類が存在する。

開発手法では新規開発に焦点をあてたものが多く,派生開発を念頭に置いたものがなかった。そこで,著者が派生開発のための開発手法として,XDDP (eXtreme Dervied Development Process) を編み出した。

XDDPは以下の成果物から構成される。

  • 変更要求仕様書
  • トレーサビリティ・マトリックス
  • PFD

修正箇所に関する情報を,仕様書としてきっちりと文書に残すことで,修正の漏れや修正箇所・方法の誤りが分かるようにしている。

また,開発の工数,変更行数などをきっちりと計測することで,生産性を計測している。

冒頭で,既存の派生開発でよく生じる様々な問題が説明されており,共感した。そして,記録を残すというやり方はいいなと感じた。

ドキュメント作成の方法がまた独特なので,クセがあるが,一度試す価値はあるかなと感じた。

ただ,書籍が冗長な記述が多いので,もう少し要点を絞ってコンパクトにできないかなと思った。文量が多いので,けっこう読むのはたいへんだった。

結論

2018-12にある現場の面談で,USDMという文書形式で開発文書を残すという話を聞いて,USDMという単語が気になって調べ,この本に辿り着いた。

開発資料をきっちり文書に残してトレーサビリティを確保するという考え方はいいなと感じた。

実際にこの方法を取り込むには,それなりにやり方を整理して,学ぶ必要があり時間がかかるだろう。

普段の開発でも,自分の生産性を考えることはあまりなかった。開発修了時に,変更前後のコード差分と,かけた時間で自分の生産性 (1日あたりの変更行数) を計測して,今後に役立てたいと感じた。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/26/

書評☆4 はじめて学ぶUML 第2版 | UMTP試験L1対策教科書としても利用可能でいろんなところで評判のUML2.0の教科書

概要

UMLの入門本となっている。2019-04に現場で納品資料としてユースケース図,クラス図,シーケンス図を要求され,必要に迫られてPlantUMLでUMLを書いていた。しかし,UMLをきちんと勉強したことがなく,書き方があっているのか自信がなかった。そこで,UMLの入門としてこの本を購入した。

この本はいろんなところでUMLの入門本として推薦されている。具体的には,以下の3サイトで推薦されていた。

出版が2007年とそれなりに古く,UML 1.0の情報まで書かれている。そのため,若干内容が古いようにも感じた。

しかし,UML 2.0までのUMLに関して一通り書かれている。表紙にマークがあるように,UMTPに準拠しており,そのままUMTP L1試験 (UMLモデリング技能認定試験L1) の教科書としても利用可能だ。

実際,教科書としてこの本で勉強して,問題集「徹底攻略UMLモデリング技能認定試験問題集 L1(T1/T2) 対応」を使って合格できた。

詳細な受験報告は「UMLモデリング技能認定検定L1受験報告 | 設計に必要なUMLモデリングの基礎は技術者として必要」にも記している。

試験対策本としては,Chapter 9 開発プロセスが試験の出題とやや内容が違うくらいで,その他はだいたい一致していた。問題集でわからないことがあれば,この本を見ればだいたい分かるだろう。

入門書籍としては,この本の他に,オージス総研の「その場でつかえるしっかり学べるUML2.0」というのもある。実は,こちらの本も購入したのだが,試験勉強の都合で本書に絞って参照したので,受験勉強中には参照しなかった。

比較のために,目次をみてみたのだが,こちらのほうがページ数が多く,UML 1.0の古い書き方が省略されており,そして開発プロセスについても書かれているなど,こちらをメインの教科書に使えばよかったなと若干後悔してしまった。

本書では解説が少ないパッケージ図やオブジェクト図についても解説があるので,やはりオージス総研の「その場でつかえるしっかり学べるUML2.0」のほうがよかったかもしれない。

ただ,あまり使わないパッケージ図やオブジェクト図のような余計なことがあまり書いていないというシンプルさでは,本書も悪くはないかもしれない。

結論

UMLの入門本として評判が高く,そしてUMTP L1試験の対策教科書としても利用可能で,実際UMLを一通り解説されている。悪くないUMLの入門本だった。

ただし,あらためて購入するならば,網羅性からオージス総研の「その場でつかえるしっかり学べるUML2.0」のほうがよかった。ただ,これはUMLについて知識が身についたから判断できるのであって,UMLの知識がないならば,何でもいいから入門書を1冊きちんと読んで知識を身につけるのが大事だろう。

どちらの本にしても,絶版で中古本を当たるしかないので,入手しやすいほうを買うのが良いだろう。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/22/

書評☆4 徹底攻略UMLモデリング技能認定試験問題集 L1(T1/T2) 対応 | 巻末の総仕上げ問題で80 %正答できれば合格も可能なUMTP L1の問題集

概要

UMLモデリング技能認定試験 (UMTP) L1の問題集となっている。

2019-06-30 Sun時点で,L1試験の問題集はこの本と「[改訂版] UMLモデリング技能認定試験<入門レベル(L1)>問題集 -UML2.0対応」の2冊が出版されている。

一般的な問題集といった感じで,試験問題全体をカバーできている。全問題の80 %と,巻末の総仕上げ問題で80 %を正答できれば,試験にも合格できるだろうと思われる。

実際に,受験報告「UMLモデリング技能認定検定L1受験報告 | 設計に必要なUMLモデリングの基礎は技術者として必要」に記載したように,この問題集を使って1か月ほど勉強して合格基準80 %のところ,86 %の正答で合格できた。

この問題集の解説はそこまで詳しくないので,UML入門者の場合,問題集の他に教科書も必須だ。自分の場合は,教科書に「はじめて学ぶUML 第2版」を使った。

L1の試験は実質的に,L1-T2のみであるため,最短合格を目指すならば,T2部分のみ勉強すればよいだろう。ただし,自分の場合はこのことをよく知らなかったことと,単にUMLの勉強がしたかったので,T1部分も勉強した。

結論

UMLモデリング技能認定試験 (UMTP) L1の問題集だった。解説が少ないので,UML入門者の場合,学習用に教科書の併用が必須に思う。

本書の問題の80 %を正答できるようになれば,合格は目前だろう。

問題集の性質上,もう一冊の「[改訂版] UMLモデリング技能認定試験<入門レベル(L1)>問題集 -UML2.0対応」とも対して効果は違いがないと思うので,入手しやすい方を使って試験勉強するのが良いだろう。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/21/

書評☆2 SEのための29歳からのキャリア向上計画 | ひたすらコミュニケーション

概要

大学を卒業して社会人として7年程度の経験を積んだ中堅SEを念頭に置いて,30歳からのキャリア向上方法について書かれている。

端的にいうと,コミュニケーション能力についてひたすら書かれている。ここでいうコミュニケーションとは,プレゼンテーションや,ネゴシエーション,リーダーシップも含んでいる。

技術的な面は一切なく,ひたすらコミュニケーションについて書かれている。日本のよくあるSIerは,昇給に当たって技術的な面よりもマネジメント面を偏重する傾向があるので,2010年の当時ではこれがよかったのだろう。

ただ,コミュニケーションというのはいかに自分の意見を押し付けるのかというところに帰着するように感じる。自分と似た同質の組織であればそれが簡単で,自分とレベルの異なる相手ではそれが難しいだけではないかと感じてしまう。

自分よりあほな上司を説得する方法などが書かれていればまだ参考になったのだが,それもなかったので,結局よくあるコミュニケーションをかたった残念な自己啓発本の域を出なかった。

冒頭でITSSが引用されていたので,期待していたのだが,期待はずれに終わってしまった。本文内で引用されている本を読んだほうが早いだろう。

結論

自分が30歳になり,この本で書かれている年齢と同じ程度になった。そのため,何かしら参考になるかと期待していた。

しかし,期待はずれだった。内容自体はちゃんと書かれているし,文献の引用もある。しかし,こんな小手先のコミュニケーション術では,自分と同レベルの人間とはうまくやれるかもしれないが,はるかに上,または下の人間とのコミュニケーションには役立たないだろう。

どちらかというと,あほな上司・客・人間とコミュニケーションをうまくやる方法があればよかった。

パーマリンク: https://senookne.jp/blog/2019/08/20/

SEのための29歳からのキャリア向上計画

山崎有生 技術評論社 2010年08月
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書評☆2 雇われたくない人の「ゆるゆるスモール起業」のススメ | いろいろやってみてその中で見つかる人の縁が大事

概要

ヤフオクでリサイクル品の販売から起業した著者による,スモール起業のすすめが書かれている。

170ページ程度の薄い本で,内容が以下の3部で構成されている。

  1. 起業までの経緯
  2. 工夫点
  3. 仕事のヒント

著者のこれまでの経験が書かれている。これでうまくいくかどうかというのは人によるので,どうかはわからない。

結局のところ,いろいろやってみて,やるなかで見つかる人の縁次第というように感じた。

参考

p. 103: セミナーや講座に通うとわかること

たとえば、どういうセミナーを探せばよいいかと問われれば、わたしは、「無料・人気のセミナーが満載。日本最大級のビジネスセミナー情報サイト」で知られるセミナーズを挙げます (https://www.seminars.jp/を参照ください)。

このようなサイトをしらなかったので参考になった。

結論

内容が思っていたより薄く,個人的には余り参考にならなかった。

評価に書いた通り,「いろいろやってみて,やるなかで見つかる人の縁次第」という面が強いと感じた。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/19/

雇われたくない人の「ゆるゆるスモール起業」のススメ

泉澤義明 ぱる出版 2019年04月23日
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書評☆3 コミック版 はじめの一歩を踏み出そう | マンガで分かる起業術の極意

概要

全米ベスト・セラーとなったマイケル・E・ガーバーの著書をマンガに仕立てたものとなっている。

起業における重要なポイントがマンガのストーリーで書かれていて,読みやすかった。

ただ,マンガだとわかりやすいのはいいが,もっと細かいことが気になってしまった。

起業においては,フランチャイズというビジネスモデルは,事業を拡大する上で重要なポイントが押さえられているので,たしかに参考になると思った。

特に,事業のパッケージ化,自分がいなくてもうまくやれるような仕組みづくりが起業における重要なポイントだとわかった。

結論

起業の極意がマンガでわかりやすくまとめられていた。

ただし,マンガだと細かい内容が足りない気がしてしまい,もととなった本を読みたくなった。

近い内にもとなった本も読もうと思った。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/16/

はじめの一歩を踏み出そう

マイケル・E.ガーバー/五島慎太郎 世界文化社 2013年09月06日
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書評☆3 これがマストドンだ! | Mastodonブーム直後に発刊された関係者・識者11人による寄稿集

概要

日本で分散SNSのMastodonが話題になったのは2017-04だが,この直後にこの本は発刊されている。

流行の中心にたmstdn.jp設立者のぬるかるやその他の識者11人によるオムニバス形式または寄稿という形で一人10ページ以内程度の文章で本書は構成されている。

マストドンとは何かの概要から,利用者へのインタビュー,SNSのありかた,プロトコル,API,サーバー設置方法など,さまざまな内容が盛り込まれている。

ページ数もそんなに多くないので,一つ一つの内容はそこまでたいしたことはないが,参考になるものもあった。

特に参考になったのが,岡本雄大による「8.OStatus:受け継いだ連合SNSの思想」あ。岡本はP2Pなどのプロトコルを大学院で研究しており,プロトコル周りへの興味関心が高かったため,Mastodonが当初採用していたOStatus周りのプロトコルが整理されていた。

OStasusは多数のプロトコルの寄せ集めであるので,それらのプロトコルの概要やがどこで定義されているのかがまとまっていて,情報源として参照しやすくてよかった。参考文献 (URL) が記載されていれば,もっとよかったのだが…

結論

Mastodonブームの直後に発刊されたものであり,内容が若干薄くはあるが,ブーム時の様子が伺えるようなもので,当時を振り返る貴重な資料となるだろう。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/08/15/

【POD】これがマストドンだ! 使い方からインスタンスの作り方まで

マストドン研究会 インプレスR&D 2017年05月
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