書評☆3 実践!LED電子工作マスターブック | LED工作例集

概要

LEDを用いた電子工作例が掲載されている。

同じ著者の似たような本に,「LED工作テクニック」がある。こちらは,LED工作のテクニックとそのテクニックの実践例が半分ずつ掲載されていた。一方,本書はLED工作のテクニックはない代わりに,実践例が多く掲載されている。

LED工作テクニックを学びたい人は前著,LED実践例だけを知りたい人は本書を当たればよいだろう。

実践例だけを扱っているだけに,本書のほうが手の凝ったLED工作例が多く掲載されているように感じた。

結論

LED工作の事例集だった。個人的には,LED工作テクニックの解説があった前著のほうがよかった。

電子工作に慣れて,LED工作のバリエーションを増やしたい場合に参考になるだろう。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/21/

書評☆3 LED工作テクニック | LEDの点灯・消灯テクニック解説

概要

  • 書名: LED工作テクニック
  • 副題: いろいろな光らせ方がマスターできる
  • 著者: 伊藤 尚未
  • 出版日: 2009-10-30
  • 読了日: 2018-12-20
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/20/

評価

LED工作をテーマに扱っている。内容は2部構成となっている。

  1. LEDを光らせるための基本的な回路
  2. LEDの電子工作例

LEDを光らせるといってもいろいろな光らせ方がある。ゆっくりとした点灯/消灯,点滅,イルミネーション,周囲の明るさでの点灯・消灯など。

こうしたLEDの光らせ方のテクニックを電子回路を用いて,さらには実例も用いて解説していた。

LEDの光らせ方を工夫したいときの参考になると感じた。

結論

LED一つとってもいろんな点灯・消灯方法があり奥が深いと感じた。

2009年出版とやや古いが,時代に左右されないテクニックで,LEDの点灯方法を工夫したくなったらまた読みたいと思った。

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書評☆3 テクノロジーファースト | 安延 申,松原 仁,坂村 健へのインタビューも合わせた日本IT業界の課題考察

概要

囲碁AIに打ち込む中小企業代表である著者による,なぜ日本がIT技術の分野を牽引できないかを考察した本となっている。

書籍は以下の3部構成になっていると感じた。

  1. 囲碁AIに取り組む著者の自伝
  2. 過去の日本のIT政策
  3. 今後

個人的に興味を持ったのは,2の過去のIT政策の話だった。JASPA (全国ソフトウェア協同組合連合会) 会長の安延 申,ゲーム情報学の第一人者の松原 仁,TRONプロジェクトの坂村 健の3者へのインタビュー内容を元に書かれている。

日本で過去にどのような取り組みがあったのかが知れて参考になった。

政治家や会社の代表など,社会をリードする立場に技術の分かる人がいないので,他国のIT企業に遅れているというのが,著者の主張であり,確かにその面はあると思った。

ただし,この問題の解決策について言及がなかったのが残念だった。結局のところ,IT技術者出身の経営層や政治家が出てこないといつまでたっても状況は変わらないだろう。

結論

囲碁AIに取り組む著者の日本のIT業界に対する問題を知ることができる本だった。自叙伝的な内容が多かったが,過去の日本のIT政策なども知れたので教養は深まった。

解決策が書かれていないのが物足りなかった。教養の範疇を越えることはなかった。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/19/

書評☆3 残念な職場 | 大きな組織では、几帳面さや責任感は昇進にマイナスに作用する

概要

今の仕事が面白くなくて,ネットでこちらの記事に興味を持って読んだ。

無能な上司に嘆く社員たち…無責任な人ほど出世する職場の正体 – ライブドアニュース

健康社会学者である著者が,53の研究や600人以上へのインタビューを元に,残念な職場はなぜ発生するのかを解説している。

本文の2/3くらいか残念な職場の発生とそのメカニズムについて解説している。残り1/3程度が残念な職場の改善方法について書かれている。

研究論文や政府の調査結果が随所に引用されており,参考になった。ただ,書籍の内容が残念な職場の分析に終止している感じで,ではどうすればよいのかという解決方法の提案が弱かった。

例えば,長時間労働で睡眠不足だと心筋梗塞のリスクは4.8倍など具体的な数字で書かれている。では,長時間労働や睡眠不足を解消するにはどうすればいいのか?そこが本書では書かれていない。これが残念だった。

参考

p. 41: 出世する人 の特徴 の研究

「大きな組織では、几帳面さや責任感は昇進にマイナスに作用する」というのです。


実はこれ、1984年に経営学者、清水龍螢氏が「わが国大企業の中間管理者とその昇進」と題された論文で使ったもので、「出世を決める要因」をSD法(6段階)で検証した質問項目の一部です。

昔ながらの日本の大企業固有の問題がみえた。

p. 45: 責任感や几帳面さは、昇進にマイナスに作用する

責任感の強さがなぜ、マイナスに作用するのか?

理由の一つは正義感です。

責任感の強い人は正義感も強いため、自らの責任に加え、他者への責任追及も厳しくなりがちです。

これもよくある日本企業での現象だ。

p. 50: チー ターズ ・ハイ

それに拍車をかけるのが、「説得力のある嘘つきほど支配力を持ち、嘘をつくという行為自体が、その人に力を与える」という困った心のメカニズムです (N.E. Dunbar et al. "Empowered by Persuasive Deception: The Effects of Power and Deception on Dominance, Credeibility, and Decision Making" より)。

職場の上司やおえらいさんに高慢な人間が多いのはこのせいなのだろう。確かに,弱気な人よりも嘘でも自信満々な人のほうがなんとなく頼りになる印象をもつ。

p. 138: 男女差

この「女性の悪い特徴」「男性のいい特徴」は、本当なのか?それを確かめようと試みたのがカンター博士です。


その結果、たどりついたのが「数」の重要性です。


職場で男と女の区別がなくなる比率は「6対4」。男社会で女性が占める割合が40%になって初めて男女の分け隔てが消え、個人の資質や能力が正当に評価されます。

別のいい方をすれば、女性が4割を占めれば「女はめんどくさい」と男女の違いを嘆く男性が激減する一方で、女性は「個」の本当の力が試されることになるというわけです。

男女差は数の問題が大きいことがわかった。

結論

残念な職場がなぜ残念になるのか,多数の研究結果やインタビューにより解説されている。メカニズムがわかることで,対応できることもあるだろう。

本書では,具体的な解決策までは解説されていなかった。ここが残念ではあった。しかし,メカニズムがわかることで,どうすればいいか,なぜこうなっているのかがわかり,参考になった。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/17/

書評☆3 トコトンやさしいIoTの本 | 160ページの短い紙面の見開きでIoT関係の話題を図解

概要

IoT社会への変革を160ページという短い紙面上で,幅広く易しく解説している。

見開きの左に図解,右に解説という形式で構成されている。

この書籍の狙い通り,短い紙面で易しくIoT社会についてまとまっている。ただし,わかりやすさを優先したため,一つ一つの内容が薄く浅いと感じた。

IoTの全体像を掴みたい場合の最初に読む場合には有用だ。

結論

IoT社会への変革を手短に易しく解説している。文量が少なく,図解も多いので軽い気持ちで読むことができる。ただし,内容は浅く広くなので,やや物足りなかった。

IoTの全体像をつかむ最初の一冊として,さくっと読み,他の本で詳しい知識を得るのが良いだろう。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/12/

書評☆2 CPUの創りかた | くだけた文体で中途半端な解説のため,理解に電子回路の知識が必要

概要

Amazon.co.jpでの評価がかなり高かったので注目していた。しかし,期待外れだった。

書名通り,簡単なCPUの作り方を解説している。ただし,内容はかなり人を選ぶ。電子回路を使ってCPUを組む都合,電子部品や電子回路の知識を要求する。

本書内で,基礎的なことも解説しているように見える。しかし,全体的に中途半端でこの説明では,電子回路の勉強をしていないと理解は難しいだろう。

あまり内容を固くしたくないのか,くだけた文体で書かれている。これをどう捉えるかは読者によるが,自分にとっては読みにくくて,解説も中途半端に感じたので,合わなかった。

書籍の冒頭では,実際に電子回路を組むというよりは,読んで作りを理解することが,参考になるというようなことが書いてあった。しかし,これを読むだけで理解するというのはハードルが高すぎる。

結論

自分で実際に電子回路でCPUを組むというところが興味深いテーマだった。Amazon.co.jp上での評価も高かったので期待していた。しかし,いかんせん読者を選ぶ本だった。

電子回路の知識がない人,電子回路を組んだことがない人は本書の内容をたぶん理解できない。Amazon.co.jpで過大評価されていると感じた。

CPUについて勉強したければ,他書を強く薦める。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/07/

書評☆3 この1冊でまるごとわかる 人工知能&IoTビジネス2018-19 | AIを中心としたビジネス現場の変化を解説

概要

AIやIoTを中心としてビジネス現場がどう変わってきているかをまとめた記事が大量に掲載されている。

書名にIoTと書かれているが,どちらかというとAIの記事が多い印象だった。また,AIとIoT以外にも5GやVRなどの記事もあり,ビジネス現場でホットな内容を知ることができた。

特にAIやデータサイエンティストの教育に力を入れているという記事が印象に残った。

参考

p. 114: 顧客との関係を買えるデジタル戦略

ここでは様々な課題をサービス提供者の工夫と根性だけで解決するのではなく、ときには顧客の強力を得ながら課題解決することを「主客一体経営」と呼ぶ。サービスを提供する「亭主」と、それを受ける「顧客」が一体となってサービスを高度化することを意味する。


主客一体経営が可能となる背景には、テクノロジーの成熟による調整コスト低減がある。一例を見てみよう。アマゾンが米英で展開する「ノーラッシュシッピング (お急がない便)」だ。

この取り組みでは、通常4影響日以内の配達を、顧客が「6営業日以内でいいよ」と融通を利かせることで、クーポンがもらえる仕組みになっている。

顧客を自社のサービスの協力者として仰ぐ仕組みは参考になった。

「関心」ではなく「無関心」をお金に変換する

調整でデマンドを巻き込んでいく「主客いったい経営」が今後時節を得ていくことを示した。具体例の1つは「無関心の組織票」を得ることだ。

例えばスーパーホテルは2008年9月より「エコひいき活動」を進めている。連泊の際の清掃不要などを申し出た顧客には、ペットボトルの水などのささやかなプレゼントを提供する。清掃不要の申し出は1年で約15万件に達したという。


スーパーホテルは「連泊時に清掃がなくても気にしない」という無関心を吸い上げ、本来の業務を消滅させた。

結論

現在ホットな話題を扱っており,ビジネスパーソンには刺激的な内容が多かったと感じた。フルカラーで広範な内容を扱っていて読み物として面白かった。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/03/

書評☆3 IoT時代のエクスペリエンス・デザイン | IoT×UXの解説

概要

IoTによってユーザーエクスペリエンスが今後どう変わっていくのか,その設計をどうすればいいかを解説している。

マーケティングよりな内容で,読み物としてよかった。文献の参照もあり,有名なビジネス書などを知ることができた。

ただし,今の自分で具体的に活かせそうなところはあまりなかった。

参考

p. 70: デザインの領域をビジネスに拡大 エクスペリエンス1.0

「ユーザーエクスペリエンス (UX)」という言葉は、アップル社 (当時はアップルコンピュータ) に勤めていた認知科学者のドナルド・A・ノーマンが「ヒューマンインターフェース」や「ユーザビリティ」よりも幅広い概念を表すために創った造語であるといわれている。当時アップル社での彼の肩書きは「ユーザエクスペリエンス・アーキテクト」である。


ドナルド・A・ノーマンは1988年に『誰のためのデザイン』 (新曜社 野島久雄訳) を著し「人間中心主語設計」 (HCD: Human Centered Design) を提唱し、こう主張した。「ある道具をうまく使えなかったら、それはあなたのせいではなくて道具のデザインが悪いせいである」。

ユーザーエクスペリエンスという言葉をよく聞く。この言葉の起源を知れた。

p. 107: サイロ型からオーケストラ型へ。組織運営を変えよう

「明日の組織のモデルは、オーケストラである。250人の団員はそれぞれが専門家である。チューバだけでは演奏できない。演奏するのはオーケストラである。オーケストラは、250人の団員全員が同じ楽譜を持つことによって演奏する」。

『ポスト資本主義社会』 (ダイヤモンド社 上田惇生訳 1993年) という著書の中でのP・F・ドラッカーの名言として広く知られているこのフレーズは、情報が上から下へ一方通行で流れる軍隊型の組織とは対局の、オーケストラ型組織の本質を見事に言い当てている。

オーケストラ型組織というものを初めて知った。

結論

IoTに到来によりUXがまた変わろうとしている。マーケティング的な視点から,どのようなUXをデザインすればよいか書かれており,マーケティング担当者なら参考になるだろうと思った。

ただし,マーケティング以外の人が読んでもふーんくらいで終わるのではないかと思った。文章内で有名なビジネス書の引用があり,教養を深めるには良いと思った。

パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2018/12/02/