書評☆2 億を稼ぐ勉強法 | 「億を稼ぐ勉強法」とは「顧客の価値を高める」ための勉強

概要

  • 書名: 億を稼ぐ勉強法
  • 副題:
  • 著者: 小林 正弥
  • 出版日: 2019-07-21
  • 読了日: 2019-10-08 Tue
  • 評価: ☆2
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2019/11/26/

評価

自分を最高値で売る方法」に続いて,同じ著者の本に興味を持って読んだ。

書名どおり,内容はお金を稼ぐための勉強法だ。ただし,内容は意識の持ち方に関することで,あまり具体的なことは書かれておらず,いわゆる意識高い系の内容となっていた。

冒頭に億を稼ぐ勉強法とは顧客の価値を高める勉強という内容が書かれてあり,ここは納得できた。しかし,その後具体的にどうすればいいかという点については,あまり参考にならなかった。

後半に億を稼ぐ4の勉強戦略とあり,その最初に顧客を定義する必要がある。ここでは,自分又は過去の自分,課題を解決し成功させたい人の2個を挙げていたが,具体的に思いつかなかった。

テーマは悪くなかったのだが,中身がけっこう抽象的であまり参考にできなかった。

引用

p. 050:

億を稼ぐ勉強は、一貫して、「顧客を成功に導くための勉強」なのです。顧客の成功=あなたの成功、ですから、結果的にあなた自身の成功も実現します。繰り返しになりますが、「人は自分のことを考えると悩み、顧客のことを考えると知恵が出る」のです。

結論

お金を稼ぐための勉強ということで興味を持ったのだが,具体的な中身がなく,若干期待はずれだった。

方向性やテーマは悪くなかったので,もう少し具体的な中身がほしかった。

一番最初の顧客の定義が一番難しい。

書評☆4 ザ・ゴール 2 | トヨタ式「5回のなぜ」よりも強力な「現状問題構造ツリー」

概要

  • 書名: ザ・ゴール 2
  • 副題: 思考プロセス
  • 著者: エリヤフ・ゴールドラット
  • 出版日: 2002-02-21
  • 読了日: 2019-10-04 Fri
  • 評価: ☆4
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/22/

評価

前作の「ザ・ゴール」が面白かったので,そのままの流れで続編の本著を読んだ。

本作は前作の10年後を舞台にしている。主人公のアレックス・ロゴは工場長から多角化事業グループ担当の副社長にに昇進しており,本作はこの多角化事業グループ所属の子会社売却3か月前という状況から話が始まる。
以前の部下だったボブとステーシー,新しく登場したピートが運営する3社の利益を劇的に改善し,売却の防止,または売却後もうまく主導権をもって運営できるようにすることを目標に,話が始まる。

前作で工場長から昇進して,他の工場のマネジメントなどに取り組むという途中で話が終わっていた。個人的には,この後をどううまくやるのかが気になっていたのだが,そこはすっとばされてしまっていて,残念だった。

本作では前作でTOCの手ほどきをしていたジョナは一切登場せず,彼の理論を学んだアレックスがあれこれ思考を張り巡らせて,問題の根本原因と解決策の特定・実行を繰り返すことがメインの話となっている。

書籍冒頭で,娘のシャロンとの深夜までのパーティー参加可否の交渉の時点で,既に面白かった。具体的な思考ツールである対立解消図の事例で,うまくお互いの問題を描画し,お互いがうまくやれるための方法を探していた。

その他,本書中盤で何回か登場する「現状問題構造ツリー」により,売却対象3社の問題分析,その他アレックスが所属するユニコ社全体の問題を洗い出して全ての根本原因を特定する仮定が描かれていた。

具体的にはUDE (UnDesirable Effect: 望ましくない結果) を列挙し,それらを論理的に結びつけながら全体の根本原因を特定していた。

頭をかなり使う作業で,実際にはこんなにうまくいくことばかりではないとは思いながら,問題解決の手法として悪くないと思った。

この方法はトヨタ生産方式で使われる「なぜを5回繰り返す」に似ているが,本書の方法のほうが効果的に感じた。元々,5回のなぜにはその効果に疑問を持っていた。本書の解説で書かれている通り,5回のなぜでは直線的な因果関係しか解明できない。2以上の複数の要因が複雑に絡み合った問題の場合,その性質上特定することができない。それどころか,数ある要因のたった一つにしかたどり着けない。

その点,本書の方法では考えられるUDE全てを上から下に平面的に下っていくため,全体の根本原因が明らかになる。その点,「5回のなぜ」に比べて強力な方法だと感じた。

引用

p. 14-21: 娘の深夜パーティーと対立解消図

本書の冒頭で,本書で繰り返し登場する対立解消図を使った問題解決が展開されていた。ここで書かれているような,娘が深夜までパーティーに参加したいが,親は認めたくないという構図は日常でもよくあるだろう。こうした問題に対して,お互いの要求とその理由を書き出し,それを見比べながら,お互いの問題を解消するための方法を議論してお互いの誤解・誤認を解消して問題の解決に取り組んでいた。

今回のように,お互いの問題点を描き出してそれを元に議論するというのはいい方法だと感じた。

p. 144-147: UDEと現状問題構造ツリー

ここではピートが運営する会社がうまく成功したので,残りの2社も同じ思考プロセスで成功するということをアレックスがその他の副社長に説明するために,「現状問題構造ツリー」による問題解決の思考プロセスをデモンストレーションしている。15個もの好ましくない結果を列挙し,それらを新しい主張を導き出しながら論理的につなげて,最終的な根本原因を特定していた。

本書中でも完成まで数時間以上はかかっており,かなり頭を使う作業になる。しかし,抱えている問題の根本原因や現状の問題の因果関係を整理する上で強力な手法のように感じた。

p. 178-181: マーケットのセグメント化

費用を書けずに短期的に売上を上げる方法論として,市場のセグメント化の話が展開されていた。同じ製品であっても,マーケットによって違う価値観が存在しており,それを踏まえると製品本体だけでなく周辺サービスも含めると価格をいろいろ変えることが可能になる。

しかし,この視点を逃すと,「新しい販売チャネル・製品は、既存の販売チャネル・製品の売上げ減につながる。」が発生する。ここから,「マーケティングとは、新しい策を打ち出すことではなく、マーケット・セグメンテーションのメリットを活かすことにある」という考えが導き出されていた。

同じ製品に対して,違う価値観があるというのが面白かった。

p. 260-263: 顧客への提案

ここまであれこれ問題を考えてₖ長柄出したソリューションを顧客に提案するところで,うまくいかない問題に遭遇した。この解決方法を秘書のドンが説明していた。これも対立解消図を使って説明していた。営業側が製品の利点をそのまま述べても,受けては疑いかかって聞くだけであまり効果はない。ポイントは,製品の説明から始めるのではなく,買い手側が抱える問題を指摘し,それを客の立場になって説明して客の信用を取り付けることだ。

営業の心得的な内容だった。

p. 367: 解説

本書で展開された問題解決の手法を一つ一つ取り出して,それぞれのポイントを解説していた。本書は小説仕立てで話が進んでおり,個別の手法についてはそこまできちんと説明があるわけではない。あとで振り返る際に,この解説がとても役に立つ。

また,ここでトヨタの「5回のなぜ」と本書の「現状問題構造ツリー」の比較もあり,興味深かった。

結論

前作の続きが気になって読んだ。10年後ということで,直後のマネジメントの話が読めなくて残念だった。

ただし,今回は副題の「思考プロセス」にある通り,頭を使った具体的な方法論が展開されている。

「対立解消図」のように,日常生活ですぐに取り入れられそうなものから,「現状問題構造ツリー」のように,時間はかかるがクリティカルな問題の特定に結びつくまで解説されていた。

主人公のように,組織のマネジメント担当者にとっては重要な手法であり,一般人でも使える部分はあると思った。

方法論として知っておいて損はない知識の得られる本だった。

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書評☆2 自分を最高値で売る方法 | 教育型ビジネス自体は悪くないが,肝心の他人に提供可能な技能の獲得方法・教材化の解説が一切ない!

概要

  • 書名: 自分を最高値で売る方法
  • 副題:
  • 著者: 小林 正弥
  • 出版日: 2018-08-11
  • 読了日: 2019-09-26 Thu
  • 評価: ☆2
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/21/

評価

書名どおり,自分を最高値で売る方法を解説している。

書籍の内容の内,2/3程度が自分の方法がいかに優れているかを説くためのものであり,残りの1/3が肝心の手法の説明となっている。

自分を最高値で売る方法として,教育型ビジネスを提唱している。RIZAPのような,ある特定の自分が持っている知識を教育し,顧客自身の価値を高めるというものだ。

自分や自分の時間ではなく,うまく仕組みを作ってそれで高値を付けるというやりかた・考え方自体は,名著「はじめの一歩を踏み出そう」にもあるとおりで,異論はない。

しかし,この方法を実践する上で最大の問題であるサービス,つまり他人に提供可能な技能の獲得方法及びパッケージ化については一切説明がなかった

RIZAPのように,誰だって特定技能を確実に習得できるなら,お金を払うだろう。それに,そんな他人に教育可能な技能を持っているなら,いちいち誰かにいわれなくもそれを使った仕事などいくらでもできる。実際,インストラクターやトレーナー,教員のように,専門スキルを教育する仕事なんてたくさんあるし,教材ビジネスもたくさんある。

なぜ多くの人がしないかというと,そのような他人に提供可能な技能の獲得自体が困難だからだ。そして,その獲得した技能をいかに教材・サービスに落とし込むか,ここが最大の焦点となる。後のマーケティングはおまけみたいなもんだ。

冒頭からの2/3で散々本書には具体的な実践方法があるとうたっていたくせに,いざ記述箇所を眺めても,肝心のことが一切書いていない。誰もがお金を払っても欲しいと思うような技能・価値があるならば,後は活用方法だけでなんとでもなる。

一番お金になる部分はこのような安い本では提供できないということか。正直を読者を舐めているとすら感じた。

結論

書いてある事自体はそんなに間違っていないのだが,肝心の部分の説明がなくて,期待はずれだった。

よくある書名だけの意識高い系のビジネス本で終わってしまった。あまり読んでも参考になることはないと思う。

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書評☆1 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい | 大企業中年勝ち組会社員向け個人M&A紹介本

概要

  • 書名: サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい
  • 副題: 人生100年時代の個人M&A入門
  • 著者: 三戸 政和
  • 出版日: 2018-04-19
  • 読了日: 2019-09-24 Tue
  • 評価: ☆1
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/18/

評価

書名に惹かれて図書館で借りて読んだ。

内容は大まかに以下の3部構成だった。

  1. 起業・飲食店経営の失敗事例の紹介
  2. 中小企業のこけおろし・大企業社員の煽動
  3. M&Aの解説

まず最初の部で起業がいかに難しいか,飲食店経営の難しさを問いていた。

その次の部で,会社を買収するという話に絡めて,中小企業が大企業に比べていかに前近代的であり,大企業の会社員がいかに優秀であるかという内容が書いてあった。大企業会社員を煽動しているように感じた。

そして最後の4-5章でどういう会社を買収するのか,買収してどうするのかということがさらっと書いてあった。

どうやって300万円で会社を買うのかというところに興味があったのだけれど,具体的に300万円で会社を購入する話は一切なかった。

代わりに,5億円の会社の購入方法として,50:50で共同出資の買収話を持ちかけ,報酬として5年間で10 %ずつ株式の形で譲ってもらうという方法が書かれていた。

それくらいで,あまり現実的なイメージを持てなかった。肝心の買収の話は第5章の30ページくらいにしか書いていない。

正直序盤の100ページ程度は読んで意味なかったので,もっと買収の話を読みたかった。

また,書名にサラリーマンとあるが,ここで想定しているサラリーマンは大企業勤務の30-40代のいわゆる勝ち組会社員を念頭においており,世の中の大半のそれ以外の人のことは考えていないように感じた。

肝心の会社の買収だが,「M&A 案件」で検索すると数は多くないものの会社のウリの案件情報がインターネットで見れるらしい。具体的には,例えばストライクが運営するSMARTというサイトで探せるらしい。

結論

大企業会社員向けに中小企業買収を斡旋するような内容の本だった。

内容が思っていた以上に薄くて表面的で,はっきりいって参考にならなかった。書名にあるサラリーマンが300万円で会社を買えるだなんてとても実現不可能と感じるような内容だった。著者の想定読者から外れていたのも原因があるかもしれない。

Amazon.co.jpでもレビューが180件以上もついており若干期待していたのだが,期待はずれだった。

もう少し具体的で第三者が再現できるような内容のものを書いてほしかった。

「はじめに」でこの本の出版の経緯が書かれている。

本書は、講談社が運営するネットメディア「現代ビジネス」で公開した「60過ぎたら、退職金で会社を書いなさい」「世の中には500万円で買える会社がこんなにあった!」と題する一連の記事が、500万PVを超えるという大反響を受け、さらに深掘りした内容を説明するために発刊されることになりました。

ここにあるとおり,ネット上の記事がバズったので,それに乗じて一般論でページ数を稼いで無理やり書籍にしたのだろう。

正直,ネットの記事で十分だった。全然深堀りできておらず,わざわざ本にする意味がなかった。

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書評☆3 はじめの一歩を踏み出そう | 起業成功の秘訣はシステム化

概要

  • 書名: はじめの一歩を踏み出そう
  • 副題: 成功する人たちの起業術
  • 著者: マイケル・E. ガーバー
  • 出版日: 2003-06-01
  • 読了日: 2019-09-06 Fri
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/11/01/

評価

過去にコミック版の「コミック版 はじめの一歩を踏み出そう」を読み,興味を持った。そのため,元となった本書を読んでみた。

コミック版との比較となるが,コミック版は本書をかなり忠実に漫画に落とし込んでいるように感じた。そのため,本書を読んで詳細な重要な部分を何かしらえられるかと思ったのだが,特にそういうものはなかった。コミック版でも十分だった。

書籍の内容は,事業を成功させるための秘訣を,パイ屋で独立したものの疲弊してしまっているサラとの対談形式で,説明している。

起業家,マネージャー,職人の3種類の人格をうまく制御し,見過ごされている起業家とマネージャーの人格を呼び起こす。さらに,事業を拡大するために,事業のパッケージ化,システム化をうまく行うことを強調していた。

たしかに,それはそうだと感じた。事業を始めるには自分の人生の目標は何であるかを考えて立てる必要があると書いてあった。ここが一番難しく,具体的な行動を起こすのが難しいのだけれど…。

訳者あとがきにあるのだが,米国の起業家向け雑誌「Inc.」の成長企業500社のCEOを対象にしたアンケートで,「7つの習慣」第二位,「ビジョナリー・カンパニー」第三位といった有名なビジネス書を差しおいて,第一位に選ばれている。

その割にはかなり読みやすい本だった。本当にこれがそんなにいいのかと若干心配になるくらいだった。

結論

起業成功の秘密が書かれた全米で人気の本だった。

コミック版を読み,より詳細な内容を知りたかったので元となった本書をあたったのだが,当然ながらコミック版と内容はほぼ同じであり,どちらを読んでも著者のいいたいことは十分伝わると思った。

ただ,こういうテクニックの本ばかり読んでも具体的な行動を起こすのは難しい。始めるに当たって,何をどうすればいいのかという具体的なところを学ぶ必要があると感じた。

人生の目標だとかは分かるのだけれど,抽象的すぎて具体的に始められない。そんな高尚なもの簡単には思いつかない。

本書に書いてある職人気質な自己満足的なところから脱出した目標を立てるのは,凡人には難しいのではないかと感じた。

書評☆3 ザ・ゴール | 小説仕立てでTOCを説明した異質な全米大ベストセラーのビジネス書

概要

  • 書名: ザ・ゴール
  • 副題: 企業の究極の目的とは何か
  • 著者: エリヤフ・ゴールドラット
  • 出版日: 2001-05-17
  • 読了日: 2019-08-19 Mon
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/10/21/

評価

いろんなところで引用されており,興味を持って読んだ。

TOC (Theory of Constraint: 制約条件の理論) を著者の経験から説明したものとなっている。

この本の特徴としては,一般的なビジネス書と異なり,中身が小説仕立てになっているところだ。解説などは一切なく,物語の中で著者の主張するTOCが説かれている。

このようなタイプの本は初めて読んだため,かなり衝撃的だった。

売上不振で閉鎖直前の工場長 (著者のクライアント) のアレックスが,著者に見立てた物理学者のジョナとの数回のやり取りを通じて,試行錯誤を繰り返しながら,工場の立て直すというサクセスストーリーとなっている。

工場の目標を立て,ボトルネックを突き止め,従来のコスト管理の方法の見直し,代わりゆくボトルネックへの対応など,扱うものは工場だが現実世界の別の事象にも適用可能な理論が展開されていた。

物語自体は,アレックスが工場長から所長に昇格して,部門全体の問題をどう解決するかというところで,中途半端なところで終了してしまっている。

続編があるとのことで,気になるので続編も読みたいと思った。

ただ,書籍自体は小説仕立てになっているため,エッセンスがわかりにくかった。おそらく他にTOCを取り扱った本があるので,エッセンスはそちらにあたる必要があるだろう。

小説はあまり読まないのだが,けっこう面白くて読みふけってしまった。

結論

全米で大ベストセラーとなっただけのことはある本だった。

小説仕立てのビジネス書ということで,かなり異質な本書であったが,物語自体はサクセスストーリーで主人公の試行錯誤の仮定が細かく描写されており,思考経路が読めて面白かった。

TOCの理論のとっかかりにはいいが,学ぶには内容が散らばっていて読みにくいので,他書をあたる必要がある。

単純に続きが気になったので,続編も読みたいと思った。

書評☆3 図解人材派遣会社向け「業務請負」の基本とカラクリ | 人材派遣→業務請負へのシフト指南

概要

  • 書名: 図解人材派遣会社向け「業務請負」の基本とカラクリ
  • 副題:
  • 著者: 山内 栄人
  • 出版日: 2012-06-26
  • 読了日: 2019-08-21 Tue
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/10/18/

評価

SES企業に勤務しており,人材派遣関係について調査中に読んだ一冊だ。

船井総研で人材派遣のコンサルティングに従事している著者による,人材派遣会社への業務請負へのシフトの指南が書かれていた。

人材派遣では,期間の制限,キャリアアップ,生産性低下といった問題に直面するため,より自由度の高い業務請負へのシフトを提案していた。

その後は,業務請負をやっていく上でのポイントを解説していた。

ここで想定している仕事が,おそらく工場の勤務のような業務を想定されており,自分が属するITの仕事とは勝手が違うように感じてしまった。

他では書かれていない内容が書かれているのだが,なんだろうな。1個1個の内容が普通な感じで,当たり障りのないことが書かれていて,あまり参考にならなかった。

p. 186の「ニート・フリーターの再生工場へ」というのが典型的なのだが,人材派遣の仕事はごみをうまく活用するみたいな,そういう感じがあり,やはりいい感じはしなかった。

結論

書名に人材派遣会社向けとあったので,期待していたのだが,思っていたのと違った。

工場の製造ラインでの派遣を念頭に置いており,自分が属するITの仕事では通用しないように感じた。

内容自体はそこまで悪くはなかったし,レイアウトも悪くはなかったが,内容がいまいちだった。

書評☆3 人材紹介の仕事がよくわかる本 | 転職エージェント希望者向け仕事解説書

概要

  • 書名: 人材紹介の仕事がよくわかる本
  • 副題:
  • 著者: 小松 俊明
  • 出版日: 2009-11-10
  • 読了日: 2019-08-22 Thu
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/10/17/

評価

SES企業に勤務しており,人材紹介の仕事の仕組みの調査中に読んだ一冊だ。

これまで人材派遣に関する本を大量に読んできたが,本書は人材派遣ではなく,人材紹介の仕事を解説した本となっている。

人材紹介とは,リクナビエージェントのような転職エージェント,ヘッドハンターと呼ばれる職業だ。

こうした人材紹介の仕事がどういうものか一通り解説されており,あまり人材紹介の本は見かけなかったので,参考になった。

特に,巻末のタクシー運転手との比較が興味深かった。どちらも,比較的誰でもすぐに始めることができるが,能力の違いが一見わかりにくく,本人の性格や印象が大事など類似性が多かった。

書籍全体もきれいにレイアウトされ,読みやすかった。

結論

転職エージェントの仕事について書かれていて参考になった。

正直なところ,人材派遣や人材紹介は嘘つきばかりで,労働者からお金を搾取する害悪だと思っている。しかし,こうした害悪が世の中にはびこっているので,やつらの思考パターンを知っておく必要がある。

そういう意味で参考になった。


人材紹介の仕事がよくわかる本

書評☆4 図解でわかる労働者派遣 いちばん最初に読む本 | 改訂版「図解でハッキリわかる 人材派遣の実務」

概要

  • 書名: 図解でわかる労働者派遣 いちばん最初に読む本
  • 副題:
  • 著者: 佐藤 広一 and 星野 陽子
  • 出版日: 2016-01-20
  • 読了日: 2019-08-21 Wed
  • 評価: ☆4
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/10/16/

評価

SES企業に勤務しており,その実体である人材派遣について学んでいて読んだ一冊だ。

どこかで読んだような内容だなと思ったら,過去に読んだ「図解でハッキリわかる 人材派遣の実務」と同じ著者であり,内容がほぼ同一だった。

書名が違うので,違う本かと思ったが,中の挿絵や章立てがほぼ流用されており,前著の改訂版と思ってよい。さすがに,中の数字は現在の法令に併せて更新されているが,それ以外はほぼ中身が同じだった。

結論

内容自体は,人材派遣の仕事に関して,見開きで解説と図解があり,わかりやすかった。人材派遣営業の研修の教科書としても活用できそうな,わかりやすいていい本だった。

こういう本は1冊手元にあると何かといいので,前著と中身がほぼ同じことから,値段などを考慮して,入手しやすい方を選ぶと良いだろう。

書評☆3 実務の疑問に答える労働者派遣のトラブル防止と活用のポイント | 派遣会社の法務部門向けQ&A集

概要

  • 書名: 実務の疑問に答える労働者派遣のトラブル防止と活用のポイント
  • 副題:
  • 著者: 安西 愈 and 木村 恵子
  • 出版日: 2016-08-20
  • 読了日: 2019-08-23 Fri
  • 評価: ☆3
  • パーマリンク: https://book.senooken.jp/post/2019/10/15/

評価

SES企業に勤務しており,人材派遣についての勉強として読んだ一冊だ。

安西 愈という派遣に関して詳しい弁護士による実務者向けの労働者派遣のトラブル防止のポイントをまとめた本となっている。

同じ著者の「多様な派遣形態とみなし雇用の法律実務」が良かったので,こちらも期待をして読んだ。

内容を見れば分かるが,法律に基づいて,実務で発生すると思われる,細かい事例をひたすらQ&Aの形で解説している。

書名にあるとおり,実務者向けの内容となっている。ここでいう実務者というのは,派遣会社の法務部門が想定される。一般社員が読んでも内容が細かすぎて,難易度が高すぎてあまり参考にならないと思った。

書籍全体は450ページと文量が多いものの,末尾の150ページは法令を転載しただけなので,実質は300ページほどの内容だ。巻末は本当に転載しただけであり,ここはURLを引用するだけでよかったのではないかと思ってしまった。

結論

書名にある通り,実務者向けであるので,派遣会社の法務部門勤務者であれば参考になるように感じた。

ただし,それ以外の人にとっては,内容が細かすぎて,役に立たないのではないかと思った。

目次を見て,興味のある部分の有無を確認してから読むことを強く薦める。