書評☆4: マッシュアップかんたんAtoZ | JavaScript+Google Mapsによる実用的で簡単なマッシュアップ解説

概要

  • 書名: マッシュアップかんたんAtoZ
  • 副題: マッシュアップで作るWeb秘密基地
  • 著者: 本田 正純
  • 出版: 2007-10-01
  • 読了: 2020-04-16 Thu
  • 評価: ☆4
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/04/30/

評価

Web APIの勉強中に読んだ一冊だ。

書名通り,Web APIを活用したマッシュアップサイトの開発方法を解説している。

JavaScript+Google Mapsをベースに,一部PHPを使いながら,書籍全体を通して,釣り人向けのマッシュアップサイトの作成を通して,マッシュアップに必要な技法を学べる本になっている。

間には,ベースのマッシュアップの改造に役立ちそうな外部APIの活用方法も解説している。

JavaScriptのクロスドメイン制限の回避方法など,必要な情報だけを手短にまとめてあってよかった。

JavaScript+Google Mapsに焦点をあてたことで,280ページ程度と手頃な文量で実用的なものになっている。

Google Mapsを使ったマッシュアップ作成時のお手本になると感じた。

結論

かんたんAtoZの書名にある通り,ほぼ一からマッシュアップの開発方法を解説しており,Google Mapsを活用したマッシュアップの入門として良い本だと感じた。

Google Mapsで何か開発したい場合の良い教材になると思った。ただし,Google Maps以外のAmazon PA-APIやPHPでいろいろやりたいという場合には内容があっていないので,他書をあたったほうがよいかもしれない。

書評☆4: 働かないで年収5160万円稼ぐ方法 | 転売・アフィリエイト・情報商材と働く必要はあるが具体的な内容多数な実用書

概要

  • 書名: 働かないで年収5160万円稼ぐ方法
  • 副題:
  • 著者: 川島 和正
  • 出版: 2007-05-11
  • 読了: 2020-04-18 Sat
  • 評価: ☆4
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/04/26/

評価

ブチ抜く」で与沢翼に興味を持ち,彼の師匠的な存在である川島和正に興味を持って読んだ。

本書は川島和正が最初に書いたビジネスに関する本だ。

書名通り,お金を稼ぐ方法を解説している。具体的には,以下の3のビジネスを紹介している。

  1. 転売
  2. アフィリエイト
  3. 情報商材

特徴的なのは,どれも手順が具体的に書いてあるところだ。例えば,転売であれば販売するサイトから仕入先まで書いてある。

アフィリエイトや情報商材も同じように具体的にテーマ決めから集客方法まで書いてあった。基本的には他のうまくいっている方法,ランキング上位の方法を真似するような感じだった。

書かれているような利益や売上がその通りになるとはあまり思えなかったが,手順が具体的だったのはよかった。

しかし,書名の「働かないで」というのは誤解を招く表現だった。最終的には働かなくても済むのかもしれないが,少なくとも最初はかなり働く必要がある。

文体が「ブチ抜く力」と似たようなすました感じの礼儀正しい感じで,与沢翼が彼から影響を受けたのか,それとも両方共育ちがいいからこうなっているのか気になった。

また,アフィリエイトや情報商材ではメルマガの活用を強く推奨していたのも気になった。メルマガなんか面倒くさくていったい誰が登録するのかと思ったのだが,効果があるのだろうか?

2007年出版とやや古いが,基本的なところは今でも通用する部分が多く感じた。

引用

p. 52: 大きく儲ける「プチ出版社」情報ビジネス

賞品とホームページができたら、情報ビジネス用の販売サービスに登録します。代表的なものとしては、インフォカート,インフォストア,インフォトップというサービスがあります。

情報商材というのはあまり関わったことがなかったので,情報商材の取扱いサービスを初めて知った。

結論

ネットビジネス・副業の具体的な方法が書かれている本だった。

与沢翼の師匠らしく,具体的ですました文体で,悪くない本だった。

もっとも,一番たいへんなのは実際にやることだ。やることについても,やってみるとゲームみたいで面白くなるとか書いてあった。

書かれているとおりにうまくいくとは思えないが,内容が具体的で頑張れば先に進むことはできそうな気がした。

書評☆4: 嫌われる勇気 | 過去に縛られず,今の自分を受け入れて,今の自分に集中すること

概要

  • 書名: 嫌われる勇気
  • 副題: 自己啓発の源流「アドラー」の教え
  • 著者: 岸見 一郎 and 古賀 史健
  • 出版: 2013-12-12
  • 読了: 2020-04-04 Sat
  • 評価: ☆4
  • URL: book.senooken.jp/post/2020/04/16/

評価

人気の本ということで興味を持って読んだ。

世界3大心理学としてフロイト,ユングとともにあげられるアドラー心理学を解説している本だ。

悩みを持つ青年と哲人の2名の対話形式で話が進んでいく。青年の懐疑心は読者の疑問を代弁しており,少々手厳しいように感じたが,それをきっちり説き伏せていった。ある意味,アドラー心理学に対しての自信があるからできる形式だった。

対話形式であるため,具体例も数多く例示されていたため,内容を理解しやすかった。

「人を動かす」で有名なデール・カーネギーにも影響を与えた心理学ということで,期待しながら読んだが,期待通りの本だった。

それなりに量があり,内容を要約するのは少々難しい。目的論的で,共同体主義的な考え方がベースにあるように感じた。

今の自分を受け入れて (自己受容),他者と自分の課題を分離して,自分ができることに集中し,他者を信頼して横の関係を重視し,貢献感を獲得することが幸福への道という感じだった。

書名の「嫌われる勇気」というのも本文で解説されている。他者の評価を気にしてばかりいるのは,結局自己中心的であり,自由の欠如した貢献感しか得られない。自分と他人の課題を分離して,気にせず自分の集中することが大事という由来だった。

引用

p. 27: なぜ「人は変われる」なのか

ここではアドラー心理学が過去の「原因」ではなくいまの「目的」を考えるという特徴が説明されていた。

「不安だから、外に出られない」のではなく,「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」というのは,ありえるケースだ。

フロイトの原因論だとたしかに,過去のできごとで未来の全ても決まるという身も蓋もない考え方になってしまう。

p. 71: すべての悩みは「対人関係の悩み:である

ここではアドラーの「人間関係の悩みは、すべて対人関係の悩みである」という言葉が紹介されていた。極論そうなのかもしれない。

p. 80: 言い訳としての劣等コンプレックス

ここでは劣等感と劣等コンプレックスの違いについて説明されていた。劣等感自体は向上したいと思う状況であり,悪いものでもない。ただし,劣等感を言い訳に使い始めた状態を劣等コンプレックスと呼んでいる。AだからBできないというのはよくあることで,これが劣等コンプレックスであり,よくない状況だ。例えば,「学歴が低いから出世しない」などがそうだろう。

p. 95: 「お前の顔を気にしているのはお前だけ」

ここでは「対人関係の軸に「競争」があると、人は人間関係の悩みから逃れられず、不幸から逃れることができません。」という言葉が印象に残った。

この後に,人格攻撃された場合の話があり,「そもそも主張の正しさは、勝ち負けとは関係ありません。あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話です。」という言葉印象になった。

自分が正しいと思ったら,そこで完結することにする。

p. 146: 対人関係の悩みを一気に解消する方法

ここではアドラー心理学の特徴の一つとして,承認欲求の否定と自分と他者の課題の分離という話が展開された。

他人の課題は他人がどうこうする話で気にする課題ではなく,自分の課題に集中し,それについて他者がどういう評価を下すかというのは他者の課題であり,自分にはどうにもできない話という話があった。

他人の評価をどうにかできないというのはたしかにそうだ。

p. 162: ほんとうの自由とはなにか

ここでは承認欲求と自由についての話があった。その中で,署名にもある「自由とは、他者から嫌われることである。」という言葉があった。

誰からも嫌われずに生きるということは,他者の評価を気に掛け生きることであり,結局それは自分中心の生き方になるという話だった。

p. 179: 対人関係のゴールは「共同体感覚」

ここで課題の分離は対人関係の出発点で,ゴールは共同体感覚というやりとりがあった。

共同体主義的な考え方があるのだなと感じた。

p. 182: なぜ「わたし」にしか関心がないのか

「じつは「課題の分離」ができておらず、承認欲求にとらわれている人もまた、きわめて自己中心的なのです。」このフレーズが印象的だった。

p. 195: 叱ってはいけない、ほめてもいけない

ほめるという行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれています。


まさに「ほめること」の背後にある上下関係、縦の関係を象徴しています。人が他者をほめるとき、その目的は「自分よりも能力の劣る相手を操作すること」なのです。そこには感謝も尊敬もありません。


誰かに褒められたいと願うこと。あるいは逆に、他者をほめてやろうとすること。これは対人関係全般を「縦の関係」としてとらえている証拠です。


アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、すべての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。ある意味ここは、アドラー心理学の根本原理だといえるでしょう。


そもそも劣等感とは、縦の関係の中から生じてくる意識です。

ここはアドラー心理学の根本的な部分だった。叱ったり褒めるという段階で縦の関係になるというのはたしかにそうだと思った。

縦の関係を回避するには,感謝や支援というのが重要になる。

p. 206: 自分には価値があると思えるために

ここでは自分に価値を感じて,勇気を持てるようになるためのポイントとして,「人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。」という言葉が印象的だった。

他者からの評価ではなく,自らの主観で思えること。これが重要なのだそうだ。家事に務める専業主婦なんかを考えるとこれが重要なのかもしれない。

p. 252: 人はいま、この瞬間から幸せになることができる

「幸福とは、貢献感である」というフレーズが登場した。自分に価値があると思えることの続きの話となっている。

承認欲求に基づく貢献感には自由がないともあった。

この貢献感を得るには,共同体感覚が必要で,自己受容,他者信頼,他者貢献が足りていないという話だった。

結論

自己啓発本らしく読んでいて前向きになる本だった。

青年の質問が読者の疑問を代弁しており,考え方がよくわかった。ただ,こういう対話形式だとあとで見返しにくいので,教科書のように図解されたものがあるといいなと感じた。

過去のことに縛られて,AだからBできないという考え方で,じたばたしている人にはうってつけの本だろうと感じた。

書評☆4: 凡人起業 | 誰にでも実践可能な凡人起業に重要な3のコツ

概要

  • 書名: 凡人起業
  • 副題: 35歳で会社創業、3年後にイグジットしたぼくの方法。
  • 著者: 小原 聖誉
  • 出版: 2019-03-28
  • 読了: 2020-03-20 Fri
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/04/07/

評価

書名の凡人の起業方法について興味があって読んだ。

一流大学卒や一流企業勤務社どころか,二流でもない,凡人の著者が実際に起業してうまくいった方法がまとめられている。

書籍の構成は大まかに以下の4部構成となっていた。

  1. 著者の起業体験の紹介
  2. 起業体験からまとめられた12のコツ
  3. 凡人起業仲間の紹介

特に,2の凡人起業の12のコツが重要だった。この12のコツの中で,そのエッセンスはスキル01-03の以下3点と感じた。

  1. 成長市場かつニッチな市場選定: 成長市場のスマートフォンで,当時メジャーなiPhoneに比べてニッチなAndroidのゲーム
  2. プロ化: Googleアラートで「Android ゲーム」を登録し新着記事を毎日読む
  3. 情報発信: Googleアラートの内容をまとめたブログを公開し,フェイスブックにも投稿。反応者とランチ

1もそうなのだが,特に,2-3のGoogleアラートを活用した情報発信というところが具体的でなるほどと思えた。これなら自分にもできそうだなと思えた。

引用

p. 018:

「このときぼくの中に深くインプットされたのが、「つくりたいものをつくるよりも、時代に乗ることのほうが大切だ」、そして「最高のものである必要はない。成長市場で誰よりも先にやるとうまくいく」でした。この経験が、のちのぼく自信の起業でも大いに役に立つのです。

時代に乗って成長市場で起業するという,起業のポイントが書かれていた。

p. 082: 凡人には「やりきる仕組み」が必要

最初は考えていなかったことですが、ぼくの凡人起業を振り返ってみると、

  1. 成長市場に参入する
  2. その道のプロになる
  3. 仕事に集中する仕組みを作る
    という3原則に整理できます。

凡人起業の原則が整理されていた。

p. 084: フェイスブックを「仕事場」ととらえる

実際にやってみて実感したのですが、フェイスブックのアカウントは本当に起業に向いています (最近はツイッターも実名が増え、ビジネスについての投稿が増えていますので似たような状況になっています)。


自分がその業界で未熟だったとしても、フェイスブックのアカウントで恥も外聞も捨てて情報発信をしていくと、やがてプロが集まってきます。

p. 092: スキル01 競争を避ける

スマホが成長するマーケットだということは誰の目から見ても明らかなので、起業する人、新規事業を考える人はほぼみなさんiPhoneでビジネスをしたがります。そこでぼくは、スマホ成長市場の中でAndroidに逆張りをしました。

たとえば、全体のボリュームが1兆円の市場に1万社のプレーヤーがいる場合と、市場規模は5000億円だけど競争社が100社しかいない場合なら、後者のほうが1社あたりの売上が大きくなりますから、そこに参入していくというロジックです。

凡人起業では、まず競争を避け、失敗の確率を落とすことを考えましょう。

成長市場の中で,さらに競争を避けるというところが凡人が勝負していく上で重要な点だと感じた。

p. 095: スキル02 毎日継続できる、レベルの低いことをする

「参入する市場はスマホ、逆張りでAndroid」というテーマは決まりましたが、どうすればAndroidのプロに慣れるか、その段階では具体的なイメージは描けませんでした。

一番てっとり早い手段として思いついたのが、いかにも凡人ですが「その道のプロにアポを取り、会って話を聞く」という方法です。しかし、相手からすれば「なんであなたのために私の時間を提供しないといけないの?」となります。当然、連絡をしてもレスはありません。

そうなると「誰にも頼らず自分で詳しくなるしかない」となります。そこで目をつけたのが "Googleアラート" という仕組みでした。

ぼくがやったことは、Googleアラートに「Android ゲーム」と設定することです。するとグーグルが、その2語が含まれた記事が出ると毎日メールで教えてくれます。

これに毎日目を通すと、間違いなくAndroidゲームに関する知識が増えていきます。「毎日なんて膨大な量じゃないか」と思われるかもしれませんが、Androdゲームの情報が少なかったため、記事もたいした量ではありませんでした。


情報を毎日読みながら、さらにやったことが、1日5〜10件入ってくる記事のURLとタイトルを自分のブログに貼り、短いコメントを入れることでした。

「昨日のAndroidニュースのまとめ」など、なんてことはないブログです。それを2か月くらい毎日やっていました。

本書で一番参考になったのがこのスキル02だ。勝負するには他を寄せ付けない専門家になる必要があるのだが,そのなり方が書いてあった。1日10件程度であればたしかに1-2時間の時間さえかければなんとか継続できるように感じた。

大学院での研究時代に,最新論文を購読してチェックするように講義でいわれたことがあったのだが,まさにそれと同じだ。

p. 098: スキル03 毎日継続せざるをエない養成ギプスをはめる

さらにもうひと工夫します。ブログにアップした記事をフェイスブックにも投稿するのです。


一方、Android記事に興味がある人はぼくを友達とは思っていなくて、ビジネスマンとして近づいてくるわけです。彼らはぼくがAndroidの記事を発信すると反応し、コメントしてくれます。


フェイスブックを仕事場にして2か月後にぼくがやったことは、フェイスブックにコメントをくれた、Androidゲームの最前線で働いている人たちに会いに行くことです。


ランチをしながら、業界のニュースには出てこないAndroidのゲームに関する深い情報を教えてくれます。言ってみれば、ぼくのフェイスブックはAndroidのニュースに関するハブになったわけですから、さまざまな人をランチに誘いやすくなりました。


「プロ」と認識されたようなので、今度は業界紙にお願いして寄稿を始めたというのは、先に書いたとおりです。

スマホゲーム市場は、誰もが成長市場だと思っていましたが、Androidはプレーヤーが少なく、情報発信をする人がほとんどいませんでした。凡人のぼくがその道のプロにすぐになれたのはそういう背景があったのです。

もしぼくがiPhoneの情報を発信していたら、単に「意識の高い人」「iPhone好き」という認識のされ方だったでしょう。Androidという、成長産業の中のニッチな分野だからこそ、戦略的にプロになれたのです。つまり、これから成長する市場のニッチな分野であれば、すぐプロになれてビジネスにもつながるでしょう。

これはスマホゲーム業界のみならず、どの業界でも応用可能です。ぼくの話を参考にしてRPA (ソフトウェアロボットによる業務自動化) 業界の情報を発信している起業家がいますが、その人にもRPA業界の人たちから連絡が来るようになったそうです。介護業界の起業家も同じようなことを言っていました。この方法はどの業界でも通用する方法だといえるでしょう。1か月ずっと発信し続けていると、連絡は必ず来ます。

起業を考えている方は、「フェイスブックやツイッターはプライベートではなく仕事の場」と頭を切り替え、仕事の週間に組み込んでしまいましょう。

結論

凡人起業ということで,はたしてどのような方法なのか気になっていた。

とにかく,凡人らしく失敗しないことに重点を置かれており,最初の市場とニッチの選定さえ間違えなければ,この方法は有効に感じた。特に,Googleアラート・ブログ・フェイスブックを活用した情報発信のやり方はたしかに有効に感じた。

先日読んだばかりの「ブチ抜く力」と重なる部分があり,自分の中で腑に落ちる部分があった。

本書の内容を参考に,自分も何かやってみようと思えた。自分にそう思わさせるだけのいい本だった。

書評☆4: ブチ抜く力 | 確かな積み重ねからくる自信を感じられる想像を超えた内容

概要

  • 書名: ブチ抜く力
  • 副題:
  • 著者: 与沢 翼
  • 出版: 2019-03-10
  • 読了: 2020-03-19 Thu
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/04/05/

評価

ネットニュースで与沢 翼のことをときどき見聞きしていた。以前は胡散臭い人だなと思っていた。

ここ何年かで会社が破産したときき,自分も終わったと思ったのだが,その後復活してダイエットにも成功したときいて興味を持って本書を読んだ。

本書では彼がこれまでやってきた考え方を解説している。

内容は大きく3部に分かれていた。

  1. ぶち抜くという考え方
  2. 投資での考え方
  3. ダイエットの考え方

自分が信じた一つのことを徹底的にやり遂げたり,他の全員の想像以上の成果を挙げることで,上の世界にのし上がることができる。数年前に悪目立ちしていたのも,いい意味でも悪い意味でも目立つことが重要という考えからきていたらしい。

社会人6年目だが,自分が見聞きする成功している人を思い返すとたしかに一つのことで他者より抜きん出ていたり,目立っていたりする人が多かった。

もっとも,一つのことを徹底的にやり抜いたり,他人の想像を超えること自体が難しいのだが…考え方はたしかにそうだなと思った。

また投資での事例があった。そこの話でしっかり勉強してやっているんだと思った。投資家として20代のころから10年以上やってきているのだから,当然といえば当然なのだが。そこからくる自信を文面から感じた。

普通の人はそこに踏み出して勉強するということがなかなかできない。そんなことをするならば自分の仕事の勉強をしたりするから。

お金をたくさん稼いで,お金を稼ぐことを第一に考えて,その後で他のことをやればいいというのもそうなのかもしれない。

思っていたより,まっとうなこと,正論が書かれていて,自分の胸に刺さり,心が揺さぶられた。

引用

p. 83: 与沢翼の父

私の父はスタンフォード大学のMBAを取得し、あなたもご存じの日本の財閥系の上場企業の役員を務めた後、今はその財閥グループの子会社社長になり、先日NHKにも出演していました。

成功している人はその親も成功していることが多いのだが,与沢翼も元々そういう素質がある人間だったようだ。

結論

一つのことを短時間で徹底的にやり抜いて,全員の想像を超える成果を挙げて,一つ上の世界にのし上がる。

これまでのいろいろな取り組みや勉強からくる自信が感じられる内容で,なんだか悔しいがこちらの想像を超える内容だった。

書かれていることももっともらしいことが書かれていた。

ただ,いうのは簡単でも,やるのは難しい。

意識を高めるのには役立つが,結局具体的なことは自分で考えてやらないといけない。

なかなか…

書評☆4: 基礎&応用力をしっかり育成! Androidアプリ開発の教科書 | 全17章でAndroidの機能を一通り解説

概要

  • 書名: 基礎&応用力をしっかり育成! Androidアプリ開発の教科書
  • 副題: なんちゃって開発者にならないための実践ハンズオン
  • 著者: WINGSプロジェクト齊藤 新三
  • 出版: 2018-02-20
  • 読了: 2020-03-12 Thu
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/03/31/

評価

Androidのスマートフォンを所有しており,手持ちのAndroidで動作するアプリを作ってみたいと思い購入した。

全17章でAndroidアプリの開発に必要な機能をサンプルを作りながら学べる構成になっている。

1日1-2章ずつ進めてだいたい2週間で最後のサンプルまで一通りなぞってみた。Ubuntu 18.04で学習しており,個人的には最初のAVDのインストールが一番の難所だった。後半の方はサンプルプログラムをなぞるだけで,内容の理解はひとまず後回しにした。

2020年03月で最新のAndroid Studioのバージョンは3.6だが,本書ではぎりぎり3.0.1で動作確認しており,今でもだいたい有効だった。

中身の理解は少々時間がかかるので,まずは一通り通してやって,どういう機能をどうやって実現するかを軽く頭に入れて,必要になったタイミングでしっかり見直すのがよさそうだ。

第11章くらいまでやれば,ある程度のアプリは作れるようになるので,ここまでやってから自作アプリに取り掛かるのもありだろう。

結論

Android開発は開発環境のAndroid Studioのバージョンがあっているかどうかで内容が通用するかが大きく変わる。そういう意味で,同じ3系で解説しており,今でも十分通用する内容でよかった。

Android開発に必要な機能を一通り解説しており,これ1冊でだいたいのAndroidアプリは作れそうに思った。まずは最後まで通しでやってみて,その後個人開発に移りながら復習していけばよさそうに感じた。

最初の1冊として良い本だった。

書評☆4: はじめてのLaravel6入門 | Laravel6やフレームワーク初心者にうってつけの1冊

概要

  • 書名: はじめてのLaravel6入門
  • 副題: AWS Cloud9で学ぶ
  • 著者: 山崎 大助
  • 出版日: 2019-09-16
  • 読了日: 2020-03-08 Sun
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/03/19/

評価

PHP Laravelの勉強中に読んだ1冊だ。

書籍全体を通して本管理アプリを作りながらLaravelでの開発方法を学ぶ本となっている。

他の本と違うのは,以下の2点だ。

  1. 全体像の毎回提示
  2. 最低限の説明

開発するアプリの全体像を説明し,節ごとにどういうものを作るのかを毎回提示してくれており,とてもイメージがつかみやすかった。

そして,サンプルアプリの開発に必要な部分だけ最低限の説明に絞ってくれており,サンプルで使わない余計な細かいことに気を取られなくて済む。

認証機能からファイルアップロード機能まで,Webアプリ開発の主な機能を一通りカバーしてくれており,この手順に沿えば,似たような機能のWebサービスを開発できそうだ。

Laravel 6の入門書としては過去に「速習 Laravel 6」と「PHPエンジニアにおくるLaravel6予習入門」を読んだが,初心者に対しての親切度としては本書が一番だった。

どちらの本も全体像の説明が足りなかったり,使わない細かい機能の説明が多くて,初心者にとっては困惑する内容が多く,いまいちだった。

ただし,個別の機能の説明はやや足りないので,不足分は自分で公式マニュアルを読み必要がある。

結論

Laravel 6の入門書として良い本だった。この本をなぞりながら似たようなアプリを何個か作れば,だいぶ身につくと思った。

同じ著者の他の本も読んでみたいと思った。

ただし,2020-02-13に上位版の「はじめてのLaravel6入門 MAMP環境で学ぶ」が発売されている。これから読むならば,内容が多いこちらを読んだほうが良いだろう。

書評☆4: アフィリエイターのための Web APIプログラミング入門 | 基本文法は学習したPHP初級者向けの簡単マッシュアップ

概要

  • 書名: アフィリエイターのための Web APIプログラミング入門
  • 副題:
  • 著者: 脇村 隆
  • 出版日: 2011-05-28
  • 読了日: 2020-03-03 Tue
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/03/17/

評価

Web APIの調査中に読んだ1冊だ。

WebサービスAPI勉強会」での活用内容を元に,Web APIを活用したアフィリエイトサイトの作り方を解説している。

Web APIとしては以下APIなどが取り扱われていた。

  • 楽天トラベル
  • Google Maps
  • リンクシェア
  • Yahoo! 関連検索ワードAPI

本書の特徴は内容が易しいところだろう。小難しいことは書かれておらず,平易な文体でできる限り簡単に解説している。ただし,PHPの基本文法の理解を前提としている。ここは賛否が分かれると思うが,個人的にはWeb APIの本質に集中できてよかった。

250ページ程度の内容でポイントを絞って,説明されていてよかった。

書籍ではPHPとJavaScriptを扱っており,前半でWeb APIに関連するPHPの基本を解説し,後半でWeb APIの使い方,マッシュアップサイトの構築演習を解説していた。

構築演習もトラベル系サイトとリンクシェアショッピングと,ポイントを絞って,できるだけシンプルな形のものだったので,これなら頑張れば自分でもできそうだと思った。

引用

p. 007: 参考書籍

PHP+MySQL系

  • つくって覚えるPHP入門
  • ノン・プログラマのためのPHP入門10日間コース
  • 速効!図解プログラミングPHP+MySQL
  • PHP 逆引きレシピ

PHP+API系

  • PHP×WebサービスAPIコネクションズ
  • 俺流amazonの作り方
  • Web2.0 プログラマー図API & マッシュアップメソッド
  • マッシュアップかんたんAtoZ

サイト

筆者が参考にした書籍やサイトが紹介されていた。この中では,PHP×WebサービスAPIコネクションズは過去に読んでおり,自分も参考になると感じた。

他のAPI関係の本も読んでみたいと思った。

p. 010: サンプルファイル

サンプルファイルは [//web-service-api.jp/?page_id=428] からダウンロードできる。

p. 222: 勉強会事例紹介

勉強会で実際に作られた33のマッシュアップサイトが紹介されていた。マッシュアップではアイデアが重要なので,どちらかというこちらが参考になった。

結論

PHPの基本文法は理解できた初級者向けにWeb APIのマッシュアップサイトの作成方法を解説していた。

書籍全体のレイアウトも読みやすく,内容も多すぎず複雑でなく,悪くなかった。代わりに扱っているWeb APIが少なく,解説がやや物足りなく感じた。

ただ,詳しい内容は本書の目的と外れるので,詳しい内容が必要な人は,発展的内容として参考書籍に挙げられていた本をあたるのが良いと思った。

書評☆4: Google Android WebAPIプログラミング入門 | 2020年でも類書不在のWeb APIを活用した実用的なAndroidアプリ開発指南

概要

  • 書名: Google Android WebAPIプログラミング入門
  • 副題:
  • 著者: 横山 隆司
  • 出版日: 2011-04-01
  • 読了日: 2020-03-05 Thu
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2020/03/15/

評価

Web APIの調査中に読んだ1冊だ。

Androidアプリ上でWeb APIを使う方法を解説している。本書内では以下のWeb APIを使っていた。

  • Google Chart API
  • Social Feedback (GREE)
  • じゃらんWebサービス
  • HeartRails Express
  • YouTube Data API
  • Twitter4j
  • Facebook SDK
  • Admob SDK

Androidの入門書を読み終えて,次のステップとして何かアプリを作る人を対象に書かれている。そのため,基本的な内容は省略されており,内容もややレベルが高い。

ただし,その分実際のアプリ開発の部分に内容が集中されていてよかった。実コードの掲載が多く,内容を理解するにはある程度の知識が必要だ。

Web APIを使うAndroidアプリは実用的なものになるので,着眼点としてよかった。

出版が2011年と古くなっているのだが,基本的な作りは変わらないと思うのと,意外なことにWeb APIをあつかったAndroidの本は他にあまり出版されていない。

そういう意味でこの本は貴重だと感じた。

結論

Web APIの教材としてAndrodでのWeb APIの活用例が書かれていた。

内容が中級者向けとなっており,やや難易度が高い。ただし,その分実用的なアプリ開発例が紹介されており,Androidの次の学習として,なぞるだけでもよい勉強になると思った。

意外なことに,2020年の今でもAndroidでWeb APIを取り扱ったよさそうな本が他に見つからなかったので,2011年と出版が古いものの今でも十分価値があるように感じた。

手元においてWeb APIを活用したAndroidアプリ開発の参考にしたいと思った。

書評☆4: [改訂第3版]Jenkins実践入門 | ハイテクチームで必須の定番CIソフトを網羅的に解説した唯一の本

概要

  • 書名: [改訂第3版]Jenkins実践入門
  • 副題: ビルド・テスト・デプロイを自動化する技術
  • 著者: 佐藤 聖規 and 和田 貴久 and 新井 雄介 and 米沢 弘樹 and 山岸 啓 and 岩成 祐樹
  • 出版日: 2017-05-24
  • 読了日: 2019-12-18 Wed
  • 評価: ☆4
  • URL: https://book.senooken.jp/post/2019/12/18/

評価

一流ハイテクチームで当たり前のように使われているCIの代表的なソフトであるJenkinsについて解説している。

Jenkinsの使い方について1冊まるごと書かれている本は本書が唯一であり,Jenkinsについて学ぶ上では外すすことができない本だろう。

書籍の構成は以下のとおりとなっていた。

  1. JenkinsとCIの説明
  2. Jenkinsのインストール・設定
  3. ビルドの自動化
  4. 開発環境の準備
  5. ビルド以外のテスト,カバレッジ,インスペクションなどの自動化など

Java製のサンプルプロジェクトを題材に,Jenkinsによる自動化の第一歩として,ビルドの自動化から始まり,徐々にテストやカバレッジなどビルド以外にも自動化するとよい作業を追加で設定していくという手順をとっていた。

それぞれの段階で必要なツールの簡単な使い方から設定方法が書かれており参考になった。

また,応用的な使い方としてPipelineやJenkinsのプラグイン開発についても言及があり,Jenkinsについて全体を知る上で必要な情報が網羅されていた。

引用

p. 26: 1.3.2 Jenkinsの歴史

JenkinsはもともとHudsonという名前で開発されており,開発元のSun Microsystems社のOracleへの買収などをきっかけに2010年にJenkinsに改名となった。Jenkinsの歴史がまとめられておりわかりやすかった。

p. 66: Column GitからJenkinsビルドをトリガーする

Gitの「ポストコミットフックスクリプト」からJenkinsのビルドを開始する方法が書かれていた。この方法でコミット時にビルドさせると,masterへのマージ時にビルドエラーやコーディング規約などのチェックもできていいなと思った。

p. 299: Column Xvfb PluginによるXvfbでのSeleniumの実行

GUI環境がインストールされていなかったり,画面の接続されていないLinuxマシン上で画面を表示する方法が解説されていた。

Jenkinsとは関係ないが,丁度VNCでモニターの接続されていないLinuxマシンで画面解像度を変更する方法を探しており,Xvfbで実現可能なことがわかり参考になった。

p. 314: Column Infrastracture as CodeではじめるインフラCI

なお、 Chefと Jenkinsを組み合わせたインフラ自動構築については本書の姉妹本である WEB+DB PRESS plusシリーズの『Chef実践入門―コードによるインフラ構成の自動化』に詳しく 書かれているので、興味があれば、 ぜひご一読ください。

インフラ自動構築についてはあまり興味なかったが,必要になったらここで引用されている本を読もうと思った。

p. 384: Column Continuous Deliveryとは?

Continuous Deliveryについて書籍『継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・ テスト ・ デプロイメントの自動化』に詳しい記述があります。 Jenkinsは Continuous Deliveryを実現する上で中核となるソフトウェアです。 ぜひ Jenkinsでワンクリックデプロイにチャレンジしてみてください。

CIのさらに一歩進んだやり方としてCDについて参考書籍が紹介されていた。

結論

ハイテクチーム・企業で当たり前のように使われているCIの代表的なソフトであるJenkinsについて網羅的に解説されている本だった。

Jenkinsについてきちんと解説されている本は少なく,日本語では本書が唯一の本だろう。IT技術者としてレベルを高めるために必要なCIの技術について本書で学べる。

Jenkins認定試験の参考書にもなりえる本で,Jenkinsを学ぶ上で必須の本だろう。

内容自体も基本的なことから応用的なところまで,実例を交えながら解説されていた。題材はJavaの開発プロジェクトであったが,ビルドツールなどを他に置き換えることで,C/C++やJavaScriptのプロジェクトにも応用できると思った。